新飯能1561号
入間基地へのPAC3配備
200人が反対集会
航空自衛隊入間基地(狭山市など)に、新型ミサイルのPAC3の配備が計画されていることに対し10日、配備反対集会が狭山市役所芝生広場で開かれ、200人が参加しました。入間基地周辺5市の平和団体でつくる実行委員会が主催。市役所から西武鉄道狭山市駅までデモ行進しました。
基地周辺は攻撃の巻き添えに
集会で飯島邦男委員長は「入間基地周辺は人□百万を抱える都市であり、(ミサイルを)迎撃しても破片が都市部に落ちてくる。ましてや核弾頭や生物兵器を積んだミサイルをPAC3が打ち落とせばどうなるかは想像に難くない。基地周辺は以前から墜落事故や騒音など多大な被害を受けており座して見ているわけにはいかない」とのべました。
行き着く先は先制攻撃戦略に
人間平和委員会の平山武久氏がPAC3について説明。▽命中率は不明であり、住民が基地への軍事攻撃の巻き添えになる▽射程距離が短いため、在日米軍基地や自衛隊基地の防衛にしかならない▽基地外に発射設備を展開する必要があり、民有他の強制使用につながる▽相手がミサイルを撃つ前に撃つ態勢を取らざるをえなくなり、先制攻撃戦略に行き着くなどの問題点をあげ、「国民の生活と平和を壊すものでしかない」とのべ、アメリカとともに戦争する国づくりをすすめる安倍内閣にノーの声を突きつけようと呼びかけました。
憲法改悪許さない闘いを
挨拶にかけつけた日本共産党あやべ澄子参院埼玉選挙区予定候補は、「今、世界では平和な世界づくりの声が大きく広がっています。PAC3配備反対の声を大きくするとともに、憲法改悪を許さないたたかいを強めましょう」と力強く訴えました。
医師確保に支援を要請
党飯能市議団が県医療整備課と懇談
飯能市立病院の医師が確保できずこのままでは入院・外来とも重大な支障をきたすことから、金子としえ、新井たくみ両市議が、山岸あき子県議とともに県医療整備課と懇談し、県として医師確保に向けて支援を要請しました。三田副課長と田中主幹が対応しました。
党議員団は、「4月以降5名の定員に対し、3名欠員状態になる。現状では午後休診、外科は閉鎖することが検討され、さらに入院を極端に制限しなければならない事態になる。医師の充足率が7割を切ると診療報酬も2%削減され、経営も一層深刻になる。県として支援をしてほしい」と訴えました。
三田副課長は、「来年度自治医大からの派遣枠が16名から12名に大幅に減る。秩父地域のような僻地性の高いところが優先だが、名栗診療所と市立病院の2名は確保する予定」と説明。同時に、秩父などは大学OBなどを通じて、病院につなぎとめる努力をしていることを紹介し、公立という点で給与面での難しさはあるが、手当ての見直しなど、自治体独自の努力が必要ではないかとの考え方を示しました。
今が出番です
真の政治改革をめざして
小選挙区制・政党助成法の廃止をめざす飯能連絡会
小選挙区制・政党助成法の廃止をめざす飯能連絡会は、1990年11月29日、10団体、協力・協賛4団体で活動を開始しました。
1970年代から80年代にかけて「政治とカネ」にまつわるスキャンダルが相次ぎ、国民の中に「金権腐敗政治の一掃」「企業団体献金の禁止を」の声が大きく広がっていました。一方、政府自民党は、この国民世論を逆手にとって「政治改革」と称して、四割台の得票で八割台の議席を自民党が独占する小選挙区制と、政党への公費助成をテコに政党への規制を図る「政党法」導入の動きを強めていました。このような情勢の下で「小選挙区制・政党法に反対する連絡会」として結成されました。
連絡会は、結成から約3年、駅頭宣伝、市議会への請願、地域集会、学習会、国会要請、学習会、そしてリクリエーションと《明るく楽しく》をモットーに、時には活発に、時には地道に活動を続けてきました。このような草の根の運動が全国各地で広がり、海部内閣、宮沢内閣での【政治改革法案】を廃案に追い込み、細川内閣では参議院本会議での否決を勝ち取りました。(94年1月21日)しかし、土井衆議院議長の斡旋で、細川首相と河野自民党総裁が会談し、『死に体』となった「小選挙区制・政党助成法案」をよみがえらせたのです。連絡会は、94年4月の第3回総会で、この悪法を短命に終わらせるため、廃止をめざして活動を続けることを確認し活動を続けてきました。
訴訟に打って出る
2000年8月からは、政党助成金訴訟に取り組みました。この訴訟は、国を被告として税金による政党助成で、思想信条の自由=政党への寄付の自由が侵害されている事に対して損害賠償を求めるもので、東京地方裁判所に提訴し(02年3月)、最高裁判所の決定(06年4月)まで、準備期間を含め5年10ヶ月の活動でした。
結果的には、原告の請求は棄却されましたが、東京地裁、東京高裁ともに「政党への寄付の自由は思想信条の一側面であるとして憲法19条の保障を受ける」という判断を示したことは、この訴訟の到達点として受け止める事ができるものでした。
今また「政治とカネ」の問題が
いま、「事務所費」問題にみられるような、政治資金の不透明な使い道の究明と、その温床となっている『税金による政党助成』の廃止を求める声と運動を拡げることが求められており、連絡会の活動を再開させることが急務となっています。(事務局長 福島高治)
保育所の民営化
次の狙いは福祉法人潰し
昨年は、埼玉で保育合同研究集会が開かれ、飯能でも実行委員会が出来ました。合研が終わっても『手をつなごう子育ての輸』という名前で発展させることが出来ました。そして、2月8日、美杉台在住の加藤久忠さんを講師に招き学習会を行いました。保護者、職員ら30名が参加し、会場は熱い雰囲気につつまれました。
内容は、現在、保育のおかれている背景をしっかりつかんでいこうというものでした。
04年に規制改革民間開放推進会議(事実上内閣よりも国会よりも上)ができ、3年間にわたって毎年答申をだし、昨年12月に最終答申がだされたといいます。
今の保育制度は、「実情にあっていない」ことを理由にあげながら、答申のねらいは、公立保育所の市場化、民営化にはじまり、やがては社会福祉法人に課税をすることによって民間と競争をさせていく方向にむかうだろうという話に危機感をもちました。
次回は、保育の質を守るにはどうすればいいのか、民営化について考えていきます。大勢の方の参加をお待ちしています。
●3月8日(木)午後7時より
すぎのこ保育園にて
地域サロン活動に引きつづき助成金が
地域サロン活動に対する社会福祉協議会からの助成事業(月1回以上開催、月1人100円)は、サロンを立ち上げて2年間だけという限定付きでしたが、当面、他の費用から捻出して継続して助成することになりました。2月1日付け広報に、「歳末たすけあい募金特別配分事業」として掲載されています。
これは、昨年の「市長ホットミーティング」の中で、加治地区の高齢者の交流サロンを立ち上げてきた堺田一直さん(前ヶ貫在住)から「助成金は、サロンに参加するお年よりのお茶菓子代に当てたりして大きな励ましになっている。この励ましをぜひ打ち切らないで継続してほしい」と発言し、市長も「検討したい」と答えていました。
社会福祉協議会では、「歳末たすけあい募金」の一部を運用しての事業なので、当面ということになるけれども、地域の交流事業を支援していきたいということでした。
雛飾りお宝in飯能
森と街をむすぶ「木馬をつくる会」は、今年も3月1日から4日まで絹甚の店蔵、ギャラリーゼフィルスを中心に、名栗の鳥居観音までの68店舗に、お雛飾りを展示します。
「木馬をつくる会」の井上さんは「昨年、絹甚の店蔵に展示した享保雛は諏訪神社の丹生神社の御神体と同じということ。何かの縁を感じます。今年は68カ所に増えたのでぜひ見に来てほしい」と語っています。市内商店街のピンクの旗が目印です。
主催: 森と街をむすぶ「木馬をつくる会」
波紋(コラム)
以前「しんぶん『赤旗』」の07年新春インタビューで、元プロ野球選手の張本勲さんが、自分の被爆体験にふれる中で「今、(北朝鮮核問題などの)六カ国協議をやっていますね、どうしたらいいのか、どうすればいいのか、お互い、話し合って、金融制裁を解除して、核の査察を受け入れて、同時にやればいい、と思いますね。おれが先だ、あれが先だといわないでね。話し合いができなくなって、武力でいくとなったら、どうしょうもないですからね。」と話していたことを思い出しました▼北京で行われていた六カ国協議が紆余曲折をたどりながらも関係国のねばり強い努力で、朝鮮半島の非核化実施にむけた「初期段階の措置」についての合意文書を採択したことを張本さんはどんな気持ちできいたことでしょう▼合意文書は日朝関係についても、拉致や過去の清算などの懸案事項を解決し、国交を正常化するための措置を明記しています。ぜひ誠実に履行して欲しいと思います。その努力が実れば張本さんもきっと「あっぱれ」をつけてくれるはずです。
新飯能1560号
応益負担撤廃へ運動を強めよう
自立支援法で日本共産党がシンポ
日本共産党埼玉県委員会は3日、さいたま市の埼玉教育会館で、障害者目立支援法を考えるシンポジウムを開き、会場いっぱいの160人が参加しました。
4人のパネリストが現場の実態や、今後の改善について語りました。
あやべ澄子党県くらし・福祉対策責任者(参院埼玉選挙区候補)が主催者あいさつをのべたあと、山岸昭子県議団長をコーディネーターに、四氏が発言しました。
笑顔を奪ってはならない
さいたま市手をつなぐ育成会の阿久津奉子副会長は、自閉症の息子が入所する施設の様子を語り、これまでの月4万3500円の利用料が母子の世帯分離による減額を含めても4万9660円に上がり、2年後にはさらに1万円以上負担が増えると紹介。「施設で働いて得た給料(工賃)でCDや缶コーヒーを買うときの笑顔を奪ってはならない。将来に不安を与ている」と訴えました。
社会福祉法人「ともに福社会」の矢口幸一理事長は、従来の施設から自立支援法にもとづく施設に移行するだけで国からの補助金が大幅に削減される実態を示し、「国の予算を削減するための法律なのかと思わざるを得ない」と批判しました。
石川満・日本福祉大教授は、負担軽減など来年度予算に盛り込まれる国の激変緩和措置を評価しつつ、「障害者年金は一級でも月額8万円あまり。ここから一割の利用料を負担させようという考え方自体がおかしい」と指摘。障害者福祉サービスで市町村格差が大きくなる問題にも触れ、自治体の責務と住民運動の重要性を強調しました。
運動が国を動かす
日本共産党の紙智子参院議員は、障害者団体の運動と地方自治体の独自減免の動きが、本格施行後2ヵ月で国の補正予算と2007年度予算に負担軽減策が盛り込まれた背景にあるとのべ、「応益負担という自立支援法の根本は変わっていないし、国も変えるつもりはない。応益負担撤廃へ、ともに運動を強めたい」と呼びかけました。
会場からの発言では、さいたま市の独自減免措置や、サービス利用に必要な障害区分認定の問題などが出されました。
4月から高額医療費の窓口払いなしに
医療費の患者負担を一定額以上支払った場合、あとから払い戻しを受ける高額療養費制度が、4月から改善されます。70歳未満の入院患者について、限度額を超えた分は医療機関での窓口払いが免除されます。
多額の現金を用意したり、後から払い戻しの申請をする必要がなくなります。
例えば、胃がんの手術で10日間入院して医療費が100万円かかった場合、患者負担は3割の30万円です。高額療養費制度を使えば、収入が一般水準(月収53万円末満)の人は、約9万円の負担ですみます。いまのしくみでは、いったん窓口で30万円を支払った後、国民健康保険や政府管掌健康保険など加入している保険者に払い戻しを申請し、差額の約21万円を受け取ります。これが4月以降は、最初から窓口で約9万円を支払えばいいというしくみに変わります。
余裕教室の活用で精明児童クラブが開所
精明小学校の余裕教室を活用した精明児童クラブの開所式が四日に行われました。
飯能市長は、「いろいろと手違いはありましたが、学校長や教育委員会のご理解の下、開所することができました。今後も各小学校区に設置したい」と挨拶しました。父母会代表の島崎会長が「まだまだ整備が不十分ですが、子どもたちの放課後を安心で楽しい第二の家庭となるようがんばりたい」と挨拶しました。
来賓は精明小学校校長、PTA会長、精明・小久保自治会長、自治連精明支部長、民生委員、公民館長など、議会からは正・副議長と厚生文教委員長の山田利子市議も参加しました。
2月1日から子どもたちは通所しており、指導員さんは3名、児童数11名。
●定員は20名、保育料は1万円(同一世帯2人目から6000円)保育時間は学校授業終了から6時30分まで。休業日は午前8時から午後6時30分まで。
地域から社会保障運動を
社会保障をよくする会が学習会
7日、富士見公民館で「飯能市社会保障をよくする会」の総会と埼労連議長、原富悟さんの「地域からの社会保障運動を考える」と題した講演が行われました。06年度の活動のまとめと当面の運動方針が提案され拍手で確認されました。
来賓として挨拶した杉田実(飯能・日高地域労働組合連合会議長)さんは、「官から民へ、社会保障費の削減など、どうも財政問題からきているようだ。本当に財政が厳しいのかそうでないのか、その原因はどこにあるのか、飯能市の財政がどうなっているのか学習していきたい」と述べました。 金子敏江市議は、「会の結成は1993年で、埼玉県下で一番のり。介護保険制度のスタートを前に活発な運動を展開し、議会と連携して市独自の利用料助成制度など実現させてきた力は大きい。生活苦で生活保護世帯が100万世帯をこえている。政治を変えるまさに出番の時」と挨拶しました。
07年度の運動の内容は、①健康診断が、医療費抑制のために各保険者の実施にかわり、受診率や保健指導による改善率で保険料に差をつけるやり方が持ち込まれるので、学習を強めること。②障害者自立支援法で、収入を大幅に超える利用料負担を強いられている実態を調査し、関係団体と共同して負担軽減を求める運動に取り組むこと。③国保税の減免基準を明らかにさせ、市民に周知徹底するよう市に求めること。④所得税の定率減税廃止により保育料の引き上げにならないよう市に求めること。⑤高齢者のくらしを調査し、介護保険料や利用料の負担軽減措置の拡充を市に求めること等、具体的に提案されました。各参加者から学習を強め、国の社会保障費削減の攻撃から住民の福祉・暮らしを守る運動を大きく広げようと発言がありました。
波紋(コラム)
川岸にタンポポが一つだけ咲いていて、そこだけがぱっとあかるいのです。ひさしぶりに歩いてみると、川べりの草のみどりもずいぶん目立つようになってきました。それにしても暖かい冬です。せっかくスタットレスタイヤをつけたのに、雪は降りそうにありません。異常な季節のつけがどこかにまわってこなければよいのですが。異常を異常と思わなくなることも心配です▼女性を「産む機械」と言った柳沢厚生労働相の頭の中は産めよ増やせよの時代のままなのでしょうか。今度は「結婚し子どもが2人以上が『健全』」と言い放ちました。批判を受けても責任をとろうとしない厚労相や安倍首相の本音は、本当のことを言って何が悪いというところにあるのではないでしょうか▼安倍内閣が考えている「美しい国」の実態がすけて見えてくるようです。日本は戦争する国にしても子どもがいなかったら兵士をつくることができないと本気になって考えているのではないでしょうか。こんな世の中にされたら大変です。世論の大きな怒りもここにあります。
新飯能1559号
世界一の重税大国から福祉大国へ
消費税の廃止を求める飯能連絡会が総会と学習会
1月27日、消費税の廃止を求める飯能連絡会は、「会」としての運動を再開するにあたって、総会と学習会を行いました。総会では、阿部内閣が7月の参議院選挙で、「憲法改悪」「消費税増税」を争点としてたたかうことを明らかにしていることから、「消費税増税」を何としてもストップさせることに全力を上げることが確認されました。続いて学習会では、「消費税と日本税制のあり方」と題して、浦野広明氏(立正大学教授・税理士)から90分の講義がありました。
大企業には輸出もどし税が
全体としては、「弱者の犠牲の上に強者が栄える」庶民大増税と大企業減税がセットで行われることで、憲法に則った「応能負担の原則」が著しく壊され、「格差社会」が進行していることが豊富な資料をもとに分かりやすく話されました。 政府税制調査会がまとめた「税制改革」は、財界の意向を丸呑みして、法人税を下げて消費税を上げること。消費税率を上げると、輸出関連の大企業は輸出製品の売上にかかる消費税額が全額「輸出もどし税」として大企業に還流する仕組みになっています。現在、トヨタ自動車は、消費税、地方消費税を一円も払わないで、年間約2000億円の還付を受けています。参加者から「ウッソー」「こんなに優遇されているなんて初めて知った」の声。また、政府税調は、日本の大企業の税負担は高いから法人税を下げる必要があるといっていることについて、実際は図のようになっています。また参加者から「ひどい!」の声。一方で、庶民大増税は目白押し。
闘いに大きな確信
最後に浦野先生は、「これだけ大企業に減税している日本は、先進資本主義国の中で一番の重税国。民主的な税金の取り方、使い方を徹底的に追求していけば、日本は世界一の福祉大国になれる可能性をもっている」と語り、参加者に勇気と希望を与えてくれました。
1月28日、第五回奥むさし駅伝競争大会が開催されました。天候は晴れ、例年になく暖かい日和に恵まれ182チームが、午前九時、号砲を合図に東飯能駅を一斉にスタート、早春の国道299号線、39.583kmで健脚を競いました。奥むさし駅伝は、全国高校駅伝に出場している埼玉栄高校などの選手と一緒に市民ランナーのクラブまで出場するのが大会の特徴となっており、市内や近隣市のランナーは大会参加を大きな目標として練習に励んでいます。今年の大会には飯能高校OBチームでシドニー五輪男子マラソン日本代表の川嶋伸次さんも出場し快走しました。また、滝沢修議員は三区の登り区間を走り奥武蔵駅伝から通算で16回目の出場となりまた。
結果は次のとおり
[地区対抗の部]1位・吾野体協カントリーFC(2時間24分8秒)、2位・東吾野体協、3位・原市場体協[一般の部]1位・ストレッチボール、(2時間0分43秒)2位・ランナーズハイ、3位・ボッシュ[高校の部]1位・埼玉栄A(1時間59分12秒)2位・東京農大三高A、3位・武藏越生高校
今が出番です!
よりよい医療と健康づくり
医療生協さいたま飯能日高支部
「医療生協さいたま」は13年前に県内各地区の6つの医療生協が合併し、
現在、4病院、9診療所、3歯科、2老健施設、13訪問看護ステーション、と20のヘルパーステーションの事業所を持ち、21万人の組合員を持つ組織になりました。合併と同時に飯能・目高支部は発足し、現在組合員760名・班数29班、運営委員13名で活動を進めています。毎月「けんこうと平和」と「支部ニュース」を班や組合員に配布しています。 飯能・目高支部では、民主的な診療所建設を目標に運動を続けてきましたが組合員数や全県的な状況から建設に至っておりません。4年前に飯能市内に「ケアセンターはんのう」を設立し、訪問看護とヘルバー活動を進めています。支部活動では、毎月運営委員会、保健委員会、祉保委員会、福祉ボランティア「ハッピー」の会議を開催し年間計画に基づいて楽しく活動を進めています。まちかど健康チェック、健康まつり、いつでも楽しくウォーキング、男性も参加できる料理教室、秋のバスハイク。07年度の活動は、医療改悪の影響で、一層厳しくなっている福祉へのしわ寄せに対する抗議や改善要求を強めると共に自分の健康は自分たちて守る立場から、『健康づくり』をテーマに進めます。くらしの学校でのまちかどチェックに基づく要求や医療福祉改悪に反対し、くらしと健康を守る立場から、自治体訪問行動を行います。また、憲法を守る活動を地域の諸団体と協力し活動を強めていきたいと思います。楽しく健康づくりを、ご一緒にしませんか。連絡先(974)0447・村山)
私学助成の充実求めて
埼玉私学連が県庁前座り込み
毎年、私学助成金の増額を求める100万人署名に取り組み、どの子にも行き届いた教育をと運動を進めている埼玉県私立学校教職員組合連合会は年明け早々、さいたま市浦和区の県庁前で助成金増額を求め約50人が座り込み行動を行い、県庁職員や通行人にビラを配り、私立高校の実態を訴えました。
埼玉県内の私立高校は47校、5万6千人弱の生徒が学んでいます。生徒一人当たり県立高校が100万円、市立高校は26万円と格差があり、さらに埼玉県は国基準を3万円以上も下回る低さで四年連続全国最下位です。
埼玉県が2003年に授業料直接助成を増やし運営費の削減という配分基準を変更した為に、各校3000万円から4000万円の運営費が削減されています。
少子化や親の所得減などにより授業料値上げもできない上に、毎年約1000人の生徒が減り、経営面で困難を来し、教員の給与引き下げや補充には非正規で対応するしかなく、学校そのものの存在が危機的状況にあります。
飯能市にある自由の森学園では、埼玉県が全国で3番目に位置していた時と比較すると3年間で1億5千万の減収で、教員の給与の引き下げや遅配と言う事態になっているといいます。
どの子にも行き届いた教育が行われるよう国は制度の充実を行うよう求めるものです。
埼玉土建飯能日高支部
5周年記念新春の集い
市内の中小建設労働者の守り手、埼玉土建飯能日高支部は1月26日、新春の集いを開催しました。今年は飯能支部と日高支部が合併して5年目にあたるため同時に五周年記念の催しも行われました。関谷滋支部長から「我々中小建設労働者の景気は一向に良くならない、今年は一斉地方選挙、参院選の年、まじめに働く者が報われる政治を目指すと共に、多くの組合員を増やそう」と開会の挨拶が行われ、日本共産党飯能市議団からは滝沢修議員が「一昨年、アスベスト問題では飯能日高土建から具体的な対策を求める請願が議会へ提出され、市を動かす大きな原動力となった、今後も力を合わせて頑張りましょう」と挨拶しました。その後、和やかに懇親会が行われ一年のスタートにふさわしい新春の集いとなりました。
市民の声
どうしたの窓口業務
昨年の秋、住民票が必要になり、飯能市役所を訪れましたが、申請用紙を出しても今まででは考えられない位時間が掛かって、しかも申請したものとは違うものを渡されたのでその旨を伝えるとウロウロしだして、しまいには後ろの席にいる偉そうな人の所へ相談に行く始末でした。事は簡単なことでした。家族全員の住民票を申請したところ、世帯主だけのものが渡されたので違うと伝えたまでのことです。
これまでも何度も住民票の申請には行きましたが、こんな事は決してありませんでした。テキパキと仕事をこなしていました。不思議に思っていたところ、最近、市役所の窓口ではアルバイトが業務をまかされているとの事です。それは国が地方自治体への補助金を減らしていることが原因で、飯能市でも人件費の節約を考えての事とは思いますが、結果的には住民サービスの低下を招いていることになります。市は職員を大切にしなくてはいけません。
市民に直接対応する窓口業務は大切です。しっかりとした研修をして業務に当たってほしいと思います。(T)
波紋(コラム)
「かっての鶏と今の鶏は、まったく別物である。卵を生む鶏は卵を生むだけ、それもほぼ毎日生産するようにアメリカで改良された」。あくもん・文化欄(しんぶん「赤旗」)の金丸弘美さんの文章を読んでおやっと思いました。「女性は子どもを生む機会」と発言した柳沢厚生労働大臣はこんなことも頭にあったのではないかと思えたからです▼フランスのルモンド紙はコラムで「この機会には自尊心がある」と皮肉を込めてこの発言に対する怒りの声を伝えたということです。ひどすぎる発言です。子どもを生まない、生めない女性は役に立たない壊れた機械だとでもいうのでしょうか。女性は鶏のように卵をぽこぽこ生んでくれればいいと考えている人物に厚生労働大臣の資格はありません。▼少子化は代表質問で志位委員長が明らかにしたように、シングルマザーが体をぼろぼろにしなければ子どもが育てられないような貧困と格差の広がりこそが大きな要因です。それにしてもこの時代錯誤の発言が安倍内閣の本音としたら恐ろしいことです。
新飯能1558号
楽しく元気いっぱい 選挙戦勝利をちかいあう
新春のつどい130名の参加で盛大に
21日、日本共産党飯能市委員会・同後援会主催で行われる新春恒例の「07年・新春のつどい」が今年も130名を越える参加者で賑やかに開催されました。
憲法が参院選の大争点に
挨拶にたった、辻もとみ日本共産党衆議院埼玉九区予定候補、新井巧飯能市委員長は、「4月の一斉地方選挙、7月の参議院選挙で日本共産党が前進することが政治の流れを変える確かな力になる」と力強く訴えました。
今年の実行委員長である山下由治後援会代表委員は、「小泉内閣の政治で、我々国民は次から次ぎへと負担増で痛めつけられている。安倍内閣は憲法も変えるといっている。今の政治は、数の力で悪政をごり押ししている。逆にこの事が国民との間に大きな矛盾を生み出している。今度こそ勝って弱肉強食のゆがんだ世の中をつくった政治を変えよう!」と挨拶し、会場には大きな拍手が響きわたりました。
多彩な芸に感動
二部の文化行事では、「すぎのこ民謡会」の津軽三味線と踊り、見事なマジックショー、八丈太鼓、篠笛、舞踊は男性2人で踊る「かっぽれ」「大漁太鼓」、新舞踊「大器晩成」、歌は「札幌エレジー」、合唱団「花」「青い空は」など盛況でした。
草の根の力で選挙を
参加された方々は、互いに新年の挨拶を交わしながら、交流を深めていました。
ある参加者は、「こんなに早く憲法問題が問われてくるとは思わなかった。頑張らなくちゃ」とか、「子どもたちや孫たちに、悔いのない闘いをしたい。楽しく元気がでた」などと感想を語っていました。
最後に須賀貴弁護士は、閉会の挨拶で「日本共産党は、しっかり地域に根付いた草の根の力がある。参議院選挙では大いにその力を発揮して奮闘していただきたい」と締めくくりました。
不安と誤解を与える懇談会「最終報告」の広報掲載
党議員団が中止を申し入れ
市立病院を良くする会はこの間、東吾野、吾野両公民館で住民懇談会を実施し、自治会長や地域住民が多数参加して、これからの市立病院の在り方や問題点などが話し合われました。
19日の懇談会では、2月15日号の「広報はんのう」に飯能市の保健・福祉の将来を考える懇談会の最終報告が「飯能市立病院の病床規模を段階的に縮小し、将来的に入院機能を廃止する」という内容が再度2ページだてで掲載予定であることに「決定事項でもない懇談会の報告を何度も繰り返し広報で報道するというのは、広報の在り方が問われるのではなかい」「こうしたものが再び掲載されると、市民に不安と誤解を与えるとともに、職員の志気を低下させることになる」などの批判の声が相次ぎました。
こうした声を受けて、日本共産党飯能市議団は22日、沢辺市長に、「懇談会の報告を二度にわたって広報に特集掲載することは、異例のことである。決定していない問題を繰り返し報道することは、市民に不安と誤解を与えるとともに、職員の志気を低下させ、同時に医師確保などを一層困難にするものだ」として、広報掲載を中止するよう申し入れを行いました。
医師3名の欠員は責任が問われる
合わせて、「市立病院の医師の確保、とりわけ、2名体制では入院機能が著しく低下すること、一次救急指定病院になっていること等も含めて、すくなくとも現状の三名の医師の確保と南高麗診療所の医師確保に全力であたっていただくよう」強く求めました。
今が出番です!
女性の願い集めて40年 新日本婦人の会飯能支部
1962年10月、全国の新日本婦人の会(以下新婦人)が会員3万5千人で誕生しました。飯能では、64年に第一回飯能母親大会が前田自治会館で13名の参加で行われ、その後新婦人の運動が大きく発展することになります。66年、飯能支部として第1回支部大会が持たれ、今では、市内全域に12班結成され、年齢層も幅広く、若い子育て小組みから、レザー工芸、陶芸、絵手紙、料理、旅行、踊り、コーラスと楽しい趣味を仲間と過ごす熟年層の小組みなど、その活動は活発です。
趣味の活動から政治を動かす運動まで
趣味の活動と同時に、時代を切り開く運動を旺盛に取り組んできました。1960年代は、「小児マヒに生ワクチンを」「ポストの数ほど保育所を」など全国的な運動と合わせて、市に対しても交渉し、当時、日本脳炎予防接種は保育園に通っていない子は500円でしたが、保育園児同様100円で摂取できるよう改善しました。
70年代は、老人医療、乳幼児医療費無料化の運動や、学童保育所つくり運動、小学校の机の引き出しを父母負担から公費負担に、公立保育所の乳児保育、延長保育を求める運動や環境問題にも関心を寄せ、二酸化窒素の測定をはじめました。
80年代には事務所を確立し、90年代では、「眼内レンズの保険適用」で市に交渉したり、阪神大震災カンパ、被爆50周年のつどいを主催、天覧山・多峰山の自然を守る運動に取り組みました。また、近年は「赤ちゃん小組」「リズム小組」が活発で、「小児救急医療体制の確立」を求める署名や憲法学習会を開催したり、九条を守る署名に取り組んでいます。
乳幼児医療費 窓口払いなしの粘り強い運動
新婦人飯能支部40年の歩みの中で、特に注目するのは30年以上も粘り強く運動を進め、04年12月から乳幼児医療費の窓口払いを無くすことができたことです。
支部長の本多芙美枝さんは「子育て中のお母さんに大変喜ばれています。力を合わせれば願いが実現できると確信になりました。そして今、日本を再びあの悲惨な戦争に巻き込むことのないよう、ご一緒にがんばりましょう」と語っています。連絡先:本多芙美枝宅 電話(973)3425
本郷地域の文化祭 今年も多彩で盛大に
1月20(土)、21(日)と本郷自治会館で文化祭が行われました。
書道、油絵、墨絵、木工、写真と大広間いっぱいに展示され、会議室にはビーズ、パッチワーク、小物の手芸、編み物、洋裁etcと飾られていました。自前の文化祭は今回で七回目。地元の皆さんが大勢訪れ、作品を見ながら「すごいわね」「今度教えて」と交流していました。自治会役員さんが会場作り、お茶の接待は白山会で行いました。
10回記念上映会 ベトナムのダーちゃん
悲惨な戦争を繰り返えしてはならない
20日、映画サークルダーちゃんの会は市民会館で「新春映画会」の十回記念に「ベトナムのダーちゃん」を上映しました。1994年11月、映画「ベトナムのダーちゃん」の上映をきっかけにして翌年「映画サークル・ダーちゃんの会」が発足。 年に一回以上の目標で「映画監督山本薩夫」「「木を植えた男」「一本の手」「アイ・ラブ・フレンド」「ボクちゃんの戦争」など、10本以上取り組んできました。
この日は、なごやかにうたごえで交流した後、主催者挨拶、埼玉映画文化協会代表、飯能・日高地域労働組合連合会議長の祝辞があり、上映会となりました
映画「ベトナムのダーちゃん」は、早乙女勝元原作の同名の絵本がベストセラーとなり映画化。ベトナム戦争の惨禍の中、少女(11歳)のダーちゃんが苦難にも負けずけなげに生きぬき、アメリカのベトナム侵略を鋭く糾弾した日本とベトナムの合作映画です。
安倍首相が憲法改悪を公言しています。なんとしても憲法9条を守る大きな運動が必要だと痛感しました。
波紋(コラム)
漫画家やくみつるさんと仏文学者奥本大三郎さんの昆虫交遊録を楽しく読ませてもらいました。今年はファーブル「昆虫記」出版百年で、この昆虫記はファーブルが生まれたフランスより日本の方がよく知られているというのも驚きでした▼カブトムシを採ったりする文化は、世界中にあまりない。トンボ採りの文化はほとんど日本だけだといいます。虫と遊んだり見る習慣がないので、細かいものを見る目が育っていない。虫に対する作家の思いも日本ほど多くないと奥本さん。そんな話を聞くと、子どもの頃のトンボ採りのことを思い出されてワクワクしてきます▼そういえば俳句では、たくさんの虫が季語になっています。一茶の蝉や蚤だけではありません。アリも、クモもあのごきぶりにも共生の対象としてあたたかい目がそそがれています。すごい文化です。最近では「虫が出たら殺虫剤」という人も多くなっています。このままでは人間にとって大切なものが失われてしまうのではないかと気がかりでなりません。
新飯能1557号
広範な県民要求を前面に新しい県政を
飯能日高地域民主県政の会を再開
8月に埼玉知事選挙が闘われます。県民参加の民主県政をめざす埼玉各界連絡会は、すべての地域で連絡会を再開し、選挙準備に入ることにしています。
飯能日高地域の民主県政の会は、1月17日に再開総会を開き、県政学習会を行いました。
会は、日本共産党の飯能、日高の両市委員会、飯能日高地労連などの労働組合や民主団体、20団体が参加し、事務局長に埼玉土建飯能日高支部の芦野修さんが選出されました。
芦野事務局長は、「当面、春の闘いで、雇用や働くルールの確立や増税、教育問題など暮らしを守る闘いをすすめるとともに、飯能では、市立病院問題、日高では消防署の分署化、循環バス廃止の問題など地域の課題に取り組みながら、国政や県政の問題と重ね合わせて、考えていこう」と呼びかけ、県民アンケートを職場や地域で取り組んでいくことを確認しました。
上田県政の特徴と争点 - 埼労連議長が講演
総会後に原富悟埼玉労働組合連合会議長が講演し、上田県政の四年間の特徴と知事選の争点を明らかにしました。
深刻な医師不足に無策
原富氏は、医師不足の問題に触れ、埼玉県の産婦人科医師一人当たりの年間出産件数は268件、全国平均136件の約2倍、2位の茨城より90件も多い実態を示し、「なぜダントツに医師が少ないのか?それは上田知事が医師確保についてなんら方策を持たないからだ」と指摘しました。
大企業にはポンと10億円
埼玉県は、「選択と集中」などといって、県民生活に犠牲を強いる一方で、企業誘致に大胆に補助金を出しています。
原富氏は、「カルソニックカンセイ株式会社が移転する前の大宮の跡地に戻ってくるものにまで10億円もの補助金(さいたま市も10億円、合計20億円)を出しているが、研究部門が主で地元雇用は期待できない。こんな大企業にはポンと補助金を出しながら、中小業者への補助は削っている」と指摘しました。
最後に原富氏は、「上田知事は、右翼的思想の人物であり、霊感商法で反社会集団の勝共連合とも深いつながりがある」と指摘しました。
増税ごまかす政府
“負担変わらず”とPR
財務省や総務省が、「1月分から所得税(国税)が減り、その分6月分から住民税(地方税)が増えることになります」が「負担は基本的には変わりません」と宣伝しています。
サラリーマン世帯の場合、その多くは1月に給与から天引きされる所得税額が減額され、手取り収入が増えます。これは、税源移譲に伴う影響が定率減税廃止による増税額を上回り、1月から5月までは、差し引き見かけ上減税になる現象です。
一方、6月には住民税の定率減税が全廃され、6月からは増税になります。(上図)
一年間を通してみると、税源移譲だけに限った所得税、住民税額の合計額は変化しないものの、定率減税全廃による増税が庶民に押し付けられることになります。
サラリーマン世帯以外では、増税になる時期は世帯の所得のあり方によって異なります。例えば、年金生活者の場合、2月に減額された所得税は、その分も含めて6月に住民税増税にはね返ります。自営業者の場合、住民税増税の影響が先に現れ(6月)、所得税の減額は来年の確定申告の時期(予定納税の場合は今年7月)になります。
さらに、所得の少ない高齢者の場合、住民税の非課税限度額が昨年廃止された影響が今年も続きます。6月には、定率減税全廃による増税に加え、非課税限度額廃止に伴う増税が上乗せされることになります。
増税批判をかわすために、財務省や総務省がいくら「負担は変わらない」と宣伝してみても、“庶民に増税、大企業に減税”という事実は消せません。
今が出番です!
仕事もくらしもまるごと支援
埼玉土建一般労働組合飯能日高支部
埼玉土建一般労働組合(以下埼玉土建)は、1971年9月、東京土建から独立し、翌七二年には、越谷、鴻巣、富士見・三芳、東松山土建が結成され、現在では大きく発展し、埼玉県内に四十四の組合が組織され、全県をくまなく網羅し活動しています。
飯能日高支部は、93年5月、会員477名で飯能支部として入間支部から分離独立しました。五年前に日高支部と合流し、飯能日高支部として、1190名の会員を有する労働組合に発展しています。長期化する不況の中で、廃業、倒産に追い込まれる会員も出てきていますが、「仕事の確保」、「不払い相談」など必死の取り組みを行い、現在、全県で8万人を超える建設業者の労働組合としてがんばっています。
飯能市への仕事確保の運動では、小学校や公民館、市営住宅などの修繕について「小規模工事登録制度」を創設させ、経済効果のある「住宅リフォーム助成制度」の創設を求めて運動しています。
組合の特色は、何と言っても「土建国保」で、本人の入院医療費・10割給付を守っています。さらに今年4月からは、家族の入院医療費10割給付をスタートし、医療改悪の逆風の中にあっても、仲間を増やし、手厚い保障を実現させてきています。
一昨年から、アスベストによる健康被害が社会問題となり、「無料健康診断」でのアスベストチェックや、解体・改修工事に従事する人に義務付けられた「アスベスト特別講習」「作業主任者講習」をいち早く開催して、組合員の信頼を集めています。また、求人案内や不払い、仕事上のトラブルなど相談業務は広範囲に及びます。
相談、問い合わせはTEL974-0330まで
本気で医師確保に取り組んで!
市立病院問題で住民懇談会
市立病院を良くする会は、学習会や署名運動に取り組んできましたが、今後は、住民懇談会などで市民の声を聞きながら、提言をまとめていくことにしています。
1月13日、19日の両日、東吾野、吾野公民館で住民懇談会を開催しました。
懇談会には、良くする会のメンバーや自治会関係者、地域住民が参加し、現状や住民要望などを出し合い懇談しました。
懇談では、●2万1000人超える署名を市長に提出したが力になったのか?●市は病院をどのように考えているのか?●医師の確保は本当に難しいのか?●非常勤医師の積極的な活用で診療項目を増やせないのか?●全ての職員が市立病院を盛り立てる意識になっているか?●経営者としての感覚が乏しいのではないのか?●市は何でも金がかかるといって切りすてようというのは問題ではないか。●市民の生活が厳しい中で、市立病院は安くて入院しやすい。民間では入院できないという声をよく聞く・・・。などの声が出されました。
医師確保は急務の課題
懇談では、「2名の医師が3月末までの契約でその後1名しか確保されていないことから、3名の欠員になる。南高麗診療所も医師が12月で退職して、後任の目途がたっていないなど、医師確保は急務。全国的に医師不足の状況にあるが、こういう時こそ、市長、院長が本気にならなければ医師は確保できない。強く市長に要望してほしい」などの声が相次ぎました。
最後に、80代だというお年寄りが、「東吾野診療所が火災にあった後、悔しい思いで黒こげになった柱を担ぎ出したことを思い出す。市長は、先人たちが無医村にしてはダメだと火災に負けず再建した住民の思いを無にしないでほしい」と切々と語る姿に参加者は目頭を熱くして聞いていました。
波紋(コラム)
山本萌著書の山頭火カレンダーの1月は、あるけば蕗のとうです。そんなことがあってか、今年はさっそく蕗のとうが届きました。まだ、かたい葉の中には、春が眠っているような感触があります。朝、散歩途中のFさんも庭のあっちこっちにもふきのとうですよとにこにこしていました▼ふきのとうといえば日本酒、しみじみ春を味わうのもいいものです。「しんぶん赤旗」で「久保田」「朝日山」の銘酒で知られる朝日酒造元専務の嶋悌司さんが、格差社会と地酒は相いれないと語っています。生活が苦しくなって安売りの酒を飲めば、それでもましな生活になっているのではないか、平和や暮らしの安定なくして、地酒は育たないというのです。▼安売りの手法は労働者の賃金を下げるだけ、良い酒をつくる気風がなくなるとの指摘はうなづけます。こんどふきのとうで一杯飲むときには、こんな酒づくり人の気持ちも静かに語りあえたらいいなあと思います。そして肩のこらない「日本酒9条の会」なんていいと思うのですが。
新飯能1556号
市立病院のベッドを廃止しないで!
2万1000筆の署名を提出
病院職員や住民などで結成された、「飯能市立病院を良くする会」は、この間、2回の学習会と署名運動に取り組んできました。自治連の吾野・東吾野・原市場・南高麗・名栗の5支部で構成する「地域医療を守る会」も署名に取り組み、二つの会は、この署名を12月27日に沢辺市長に提出しました。
市立病院を良くする会が集めた署名は、9480筆、地域医療を守る会は1万1972筆で、合わせると2万1452筆にもなりました。
良くする会代表の杉田実さんは、「短期間でもこのように沢山の署名が寄せられました。この署名の重みを受け止めて市立病院のベッドを廃止しないよう求めます」と述べて署名を提出しました。
沢辺市長は、「これから、しっかりと検討していきたい」と答えました。
この日は、多くのマスコミも取材し、読売、朝日、産経、東京、埼玉新聞と文化新聞、飯能テレビが報道しました。
飯能市のベッドは足りない
国の医療改悪の中で、民間も含めて病院経営が深刻な状況にあり、病院も、ベッドも、医師も足りない状況が起きています。高齢化は進み、「安く、身近に入院できる」市立病院を廃止してしまったら、取り返しのつかないことになります。
市立病院を良くする会では、引き続き、署名に取り組んでいくとともに、ポスターの貼りだしなどの宣伝活動、住民懇談会や地域実態調査などにも取り組み、飯能市立病院を良くするための市民からの提言をまとめていくことにしています。
飯能市成人式、1046名
新たに大人の仲間入り
飯能市の成人式が8日市民会館で開催され、777名が参加しました。市内では1046名が成人を迎え、二十歳のスタートを切りました。当日は晴天に恵まれ友達同士で艶やかな振り袖姿をカメラに納める光景があちこちで見受けられました。式典のオープニングは市内の囃子連などに参加し、今年、成人を迎えた四名による、賑やかなお囃子で幕があきました。二十歳のメッセージで、平沼利明さんは「祖父の話では戦時中は仲間が次々と戦場へ送り出され、自分もいつ死ぬか分からなかった。今平和に暮らしているので、その苦しさは自分には解らないが世の中を本当に平和にしていく努力をして行きたい、また団塊の世代と呼ばれる方々が退職を迎えているなかで、これからは自分たちが自ら行動し世の中を動かせる人になりたい」と抱負を語っていました。
今が出番です!
中小業者のかけ込み寺 - 飯能民主商工会
長引く不況に加え、失業、低賃金、派遣などの不安定雇用を今の政治が生み出していることに、ふつふつと市民の怒りの声がわき起こっています。
このような中で、貧困打開、暮らしを守る国民的運動があらゆるところで求められています。その取り組みを掲載します。
飯能民主商工会(山下由治会長)は、1963年2月、川越はつかり民商飯能支部として設立されました。8月には、高麗川で盛大に夏祭りを行い、以来恒例に。
しかし、この年九月には川越で33人、飯能で7人に不当税務調査が行われ、執拗に退会を迫るなどの攻撃がくり返されましたが、全体としては団結し弾圧をはねのけ、仲間を増やして前進してきました。
いよいよ1974年4月、会員191名、故松尾辰吉会長、吉村勝春事務局長を選出し、川越はつかり民商から分離独立。税金問題を運動の中心にすえ、融資や許可申請、家族ぐるみのリクリエーションも活発に行い、右肩上がりの日本経済と同様に発展してきました。
しかし、その後のバブルの崩壊、戦後最大の不況の中で、工賃の低下、銀行の貸し渋りなど、中小業者を取り巻く状況は、今までに経験したことのないきびしいものがありました。そのような中で、サラ金、商工ローンの被害に合った人の相談が急増し、民商内に、役員さんを中心にして、多重債務者の相談や解決への道すじを一緒に考える会、「清流道場」を立ち上げました。
「清流道場」(大沢明会長)は、2002年8月に開設され、弁護士と連携しながら、「多重債務」のない社会をめざして、毎週水曜日の夜、事務所で相談会を行っています。 開設以来、相談件数は245件、参加人数1364人。過払い返還請求88件、約7千万円。破産申し立て47件、約3億3千万円。ヤミ金解決8件など傑出しています。
相談は、飯能民主商工会内 ℡九972-4432まで。
待機児童50人も
保育所・園入所希望状況
19年度の保育所入所希望の状況が明らかになりました。4月には、新たに、ぽかぽか保育園(代表都築公子さん)が開園し公立11ヶ所、民間3ヶ所となり、乳児の受け入れ枠が拡大します。
保育所入所児童の定員が1030名に対し希望者が924名と全体的には定員に満たない状況です。深刻な少子化の影響でしょうか?
しかし、不況や低賃金などで預けて働きたいという家庭が増え待機児童が約50名、特に八幡、富士見、加治、美杉台、吾野、すぎのこ保育園の待機児童は3歳未満児で、全体の半数を占めています。職員配置や施設整備など積極的な対応が求められます。
波紋(コラム)
川面は春を思わせる日の光に輝いています。昨年のお正月は氷の上で遊ぶ子どもたちの姿もあったのにと驚いてしまいます。水が多いのは暮れとお正月に爆弾低気圧が二回も時ならぬ雨を降らせたから。しかし、「爆弾」だなんて他に適切な言葉がないのでしょうか▼気象の異常もそうですが、25日開会予定の通常国会も心配です。「ホワイトカラー・エグゼンプション」などという言葉でごまかそうとしていますが、何時間働いても残業代を支払わなくてもすむ「残業代ゼロ制度」を法制化しようとしているからです。安倍首相はこの制度ができれば、長時間労働がなくなって家庭で過ごす時間が増え、少子化対策に役立つなどといっていますが、とんでもないことです▼厚労相は公明党に残業代を無くすのは年収900万円以上の会社員が対象だと説明して、一般の労働者には関係ないことを印象づけ、世論の分断をはかろうとしていますが、だまされたら大変です。財界の要求は年収400万円以上であり、制度さえつくってしまえばどうにでもなると考えているのですから。
新飯能1555号
12月市議会
公共サービスにコスト論
手数料など大幅値上げに
公民館の有料化なども示唆
飯能市の12月定例市議会が15日に閉会しました。今議会では、国民健康保険税の負担が重い中で、せめて納期を増やして一回当たりの税額を少なくしてほしいという要望を一般質問や決算委員会で求めてきましたが、来年度から8期から10期に変える事になりました。
しかし、手数料の引き上げや75歳以上の高齢者に新たな医療保険制度を導入するための埼玉県後期高齢者医療広域連合の設置など市民生活を脅かす議案が日本共産党以外の賛成で可決されました。
住民票など150円から200円に
住民票や戸籍謄本、課税証明書などの、市民が窓口で度々申請、利用する各種証明書の手数料が現行150円から200円に値上げされました。市の提案理由では19年間値上げを行なっていないこと、近隣では所沢市、狭山市、入間市が200円になっていることや、戸籍謄本を発行するコストが391円もなる事を理由としています。しかし、こうした公共サービスにコスト論を持ち出すことは問題です。
ムダな電子申請には500万円も
その一方で、今年10月から530万円の予算を組んで始まった電子申請システムは、現在までに4件の利用しかありません。毎年270万円の維持費がかかります。国と企業がすすめているEジャパン戦略でこんな無駄使いをしておいて、とんでもない話です。
12月議会では、「公民館の有料化などについても検討を進める」としており、際限のない住民負担増が次々と計画されています。
日本共産党飯能市議団は、「市民生活が厳しい今、公共サービスにコスト論を持ち込み値上げすることは認められない」として反対しました。
お年寄りに新たな負担強いる
後期高齢者医療制度
後期高齢者医療制度では、75才以上のすべての高齢者と、65歳以上の寝たきりの方はこの医療制度に組み込まれ、今までは被扶養者で保険料を払わずに済んでいた方も含め、保険料を新たに払わなければならないというこの制度は、高齢者に新たな負担を押しつけるものです。それも介護保険料と同様に月1万5000円以上の年金があれば年金からの天引きです。介護保険料と合わせると平均月1万円にもなり、今でも生活に苦しむ高齢者をさらに痛みつけるものです。
後期高齢者は年々増加しますから、それにともない給付が増え、2年ごとの見直しで保険料は繰り返しの値上げと給付は抑制されることは介護保険制度の実施からみても明らかです。
保険料を滞納すれば保険証を取り上げ、短期保険証や資格証明書を発行することまで、法定化しています。払えない人は医療を受けられなくなることとなり、医療を最も必要とする高齢者から医療を取り上げることになります。
住民の声が届かない広域連合
そして、この医療制度の運営に当たるのが広域連合ですが、県単位に設置され、広域議会の議員も、全県でわずか20名で、住民の声は届きにくくなることは明らかです。
一番身近で実態をつかめる自治体や・市町村議会が関与しにくくなる、大きな矛盾をもった制度です。収入の実態に即した保険料を算定できるのかどうかさえも不明のまま、この広域連合を設置させていくことは認めることができません。
難病補助打ち切り撤回
厚生労働省は、来年10月から、かいよう性大腸炎とパーキンソン病の難病補助を打ち切るという改悪方針を撤回したことを明らかにしました。日本共産党の小池晃参議院議員の問い合わせに答えたものです。撤回を求めてきた患者さんたちの運動が政府を動かしたのです。
飯能市のパーキンソン病患者の家族のKさんは、「機械的に財政削減で場当たり的な厚労省のやり方はまったくふざけている。患者の苦しみや悲しみを考えていない。看てもらっている医師も『自民・公明の医療改悪は本当にひどい、こういう政治は変えなければ』と言っていた。撤回されて本当にほっとしています」と語っていました。
不払い問題
だれもが納得できる解決を
金子としえ市議の一般質問
この間、市としても、元請企業と、被害を受けている事業所が話し合いを持つよう働きかけ、一定の努力をしてきましたが、ここで元請企業の三ツ和総業があまりにも不誠実な対応をしてきたことが、明らかになったので、一般質問で取り上げました。
金子市議 三ツ和総業は、10月16日、市の担当課に「合意した金額を関係企業に振り込みます」と報告してきた。その後、被害を受けた代表者から「振り込まれたことを確認した」という連絡も市にきている。しかし、被害にあった6社の状況は、金額の少ないところが被害金額の十九%で、すでに振り込まれたということだが、700万円から1000万円を超える企業は、いまだに何の話もないということである。これでは、事実上の解決になっていないではないか。市は、建設業法第四十一条の趣旨に沿った指導をしてきたのか。
本橋総合政策部長 10月19日に、代表者から「双方話し合いの上解決した」という報告を受けた。
四十一条の趣旨については、許可権限は国なので、市としては、市の発注した工事でもあるので、できれば四十一条の方向で解決をしてほしいということで、仲立ちはしたけれども あくまでも民々のこと。市としては民事に介入していくという考えは最初から持っていない。
金子 被害にあった下請け業者には、全額立て替えるというのが法の趣旨。その上で、全額が無理なら話し合いで 九割とか八割とか常識的な数字が出てくるはずだ。十九%で「決着がついた」としていいのか。 被害にあった下請け業者は、合意したのではなく、察するに合意させられたのではないか。三ツ和総業は、部落開放同盟の企業で、自治体に圧力をかけ100%公共事業で成り立っている企業。このような元請企業の対応が分かった以上もう一度強力な指導をする必要がある。なぜしないのか。
本橋部長 国としてもあくまでも行政指導だけであって、民々で話し合うこととしている。市としても双方で話し合いをもって、合意をして解決に至ったと認識している。
金子 振り返ってみると三ツ和総業は、今年六月末の川寺・上野線南工区の工事を落札した。それまでは、誠意をもって対応するといって、入札にも参加し仕事をとった。市内業者が不況の中で仕事が減って苦境に立たされ仕事がほしいのに、どうしてこういう企業を指名するのか。
本橋部長 市としては、一般競争入札・公募型競争入札なので、基準に則って、入札参加の申し込みがあって、参加をこばむ理由が特別にない場合は、入札に参加させることとなっている。そこで自由競争の中で札を入れて落札したものについては、最低の価格をもって落札者と決めて発注している。市が(三ツ和総業に)恣意的に発注しているということはない。
金子 誰が聞いても納得できる決着をはかるために、もう一度元請企業に強く働きかけるべきだ。
本橋部長 四十一条につぃては、当事者同士が話し合いのテーブルに着いて、話し合いの結果、双方が合意した上で解決したと思っている。今回の問題は、一応解決したという認識を持っている。
*不払い問題とは
平成16年度の飯能市発注の東飯能駅東口駅前通り線道路改良工事を三ツ和総合建設業協同組合(部落開放同盟)が、7160万円で落札。工事そのものは、二次下請けのJV新井建設・佑和建興が行いましたが、佑和建興が元請から支払われた工事代金、約四千万円を持ち逃げ、失踪してしまった前代未聞の事件がいまだに解決していない、下請け業者に工事代金が支払われていない問題を取り上げました。
本来、佑和建興が履行しなければならない問題ですが、賠償できないことが明らかになった段階で、元請企業は、下請け業者に対して、支払われていない工事代金を立て替えて、たとえ二重払いになっても支払わなければならないという法律があります。
これは、建設業法第四十一条で、国が認可した「特定建設業者」に対してその責任を明記しているもので、国が「特定建設業者」に対して指導・助言しなければならない。
これを履行しない場合は、認可の取り消しもありうるという厳しいものです。
建設職人の暮らしかけた戦い参院選に勝利しよう
飯能日高建設労働者後援会が総会
飯能日高建設労働者後援会は、今年で2回目になる「餅つき&包丁研ぎ・まな板削り」を12月17日、地域の人を対象に取り組みました。
朝八時からテントを張ったり準備をし、午前10時から開始です。
餅は20キロをつき、アンコ、きな粉、納豆、大根を準備。包丁研ぎ・まな板削りも開始前から並ぶ盛況ぶり。その他、野菜とシクラメン、子ども向けでヨーヨー、ポップコーンと豚汁も人気があり、午後1時近くにはなくなる状態でした。
あやべさんの生い立ちに親近感
午後2時30分から、場所を組合事務所に移し、後援会総会を行い、来るべき選挙に後援会として全力で奮闘することを確認し、役員体制もきちんと確認できました。
総会には、参院予定候補のあやべ澄子さん、山田市議も駆けつけ、あやべさんの生い立ちなども語ってもらい、あやべさんと親近感がわく総会になりました。
波紋(コラム)
小さな記事ですが他人事には思えませんでした。14日、札幌市中心街で「がんばろう夕張」北海道連絡会が、夕張を住み続けられる町にしたい、高齢者のための福祉除雪事業を継続させようと夕張の除雪募金を呼びかけたというものでした▼「困っているときはお互いさま」などのあたたかい声がかけられ、相次いで募金がよせられたということですが、財政再建団体化で、高齢者のための除雪サービスの予算も削られてしまうのかと思うと胸が痛みます。国はすべての責任を夕張市と住民に押しつけようとしていますがとんでもないことです。憲法25条はすべての国民に健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障しているのですから▼夕張だけではありません。NHKの「ワーキングプアーⅡ」は働いても働いても生活保護基準以下の生活しかできない貧困層の増大とやっと命をつないでいる実態をうきぼりにしました。「こんな弱いものいじめの社会でいいのか」という問いかけが伝わってくるような番組でした。
新飯能1554号
かいよう性大腸炎、パーキンソン病 全国で9万人
難病医療 切り捨て
厚生労働省の特定疾患対策懇談会(健康局長の私的諮問機関)は11日、激しい下痢や腹痛が起こるかいよう性大腸炎と、神経が侵され手足に震えなどが起きるパーキンソン病の2つの難病患者について、「特定疾患」に指定して医療費を補助してきましたが、患者の数が基準の五万人を大幅に超えたとして、今月、症状が比較的軽い患者を補助の対象から外す方針を打ち出しました。
同省はこれを受け、来年度予算案に縮小を盛り込み、来年10月から補助を打ち切る構えです。
懇談会では、補助の適用範囲を縮小し、かいよう性大腸炎の軽症者とパーキンソン病は、5段階の重傷度分類の3度の患者(1、2度はもともと対象外)を除外するとしています。
これを許せば、かいよう性大腸炎の約7割、パーキンソン病の5割以上の補助が打ち切られることになります。多くの患者や家族は、「医療費の負担が増えると治療が遅れ、重症化につながる。必要な医療が必要な患者に行き渡るようにしてほしい」などとして、この方針の撤回を求めています。
飯能市でも83名の患者
飯能市での難病患者は、約400名、その内、かいよう性大腸炎40名、パーキンソン43名となっていますが、パーキンソン患者の家族のKさんは、「食事はできないときでも薬を飲まなければ生活できない。薬が高いため、補助が打ち切られると生活できなくなる患者もいるのではないか。補助が打ち切られるか不安だ」とはなしています。
あるパーキンソン病患者は、診断が遅れ、重症になってから治療したが、「軽いうちに治療を受けることで、患者も助かるし、医療費は安く済む」といいます。軽度を外すことにより、重症化してから、治療を始めるというケースが生まれることが懸念されます。
国・財界は、財政難を理由に、医療費抑制政策を次々と打ち出し、病院つぶし、ベッド取り上げ(療養病床23万床削減)、患者負担増などを強行しようとしています。
国民いじめの自・公政治に怒りの声を上げようではありませんか。
政務調査費 飯能はどうなっているの?
政務調査費は、議員の調査研究における必要な経費の一部として、支給されていますが、各自治体によって額や使途基準が異なっています。飯能市では、「飯能市議会政務調査費の交付に関する条例」に基づき交付されています。交付の対象や方法などは次のとおりとなっています。
●交付の対象は会派●交付する額は会派人数×年額10万円(共産党40万)。
日本共産党飯能市議団は、使途基準に基づき、適正に執行しています。
詳細は、議員団のホームページで公開していますので、ご覧ください。研究研修費=6500円、調査費=2万1545円公聴費=5850円、資料購入=2万4725円、広報費=10万5000円(議会報告ビラ印刷)その他の経費=23万6457円(ホームページ開設、事務用品等)
保育料の軽減で子育て支援を
山田とし子市議の一般質問
山田 次世代育成支援行動計画で、「子育て世帯の多くが若い世代で、収入が限られている。経済不況で労働強化や賃金の減少、失業という事態もありうる。子どもが家庭の経済状況によって適切なケアが受けられないことがあってはならない。多子入所世帯の保育料軽減を求めている」ことを示し、今子育てにかかる費用は、一人1300万円程度ともいわれ、保育料の負担も重い。軽減策として3つのことを考えて頂きたい。
1、保育料階層区分をもっと細かくすること。
2、第2子の軽減は生まれた順とすること。
3、第3子を無料にすること。など少しでも軽減策を講じてほしい。
福祉部次長 サービスに対して、収入のある人には相応の受益者負担をお願いしたい。
安心して通所できる福祉施設の整備を
山田 飯能市には作業所などの施設が少なく、養護学校を卒業しても入れない。他市に依存しているのが実態であり障害者施策が非常に遅れている。養護学校卒業後の就職率と作業所などの現状はどうなっているか。今後の施設整備はどうか。
福祉部長 「施設等の基盤整備は社会福祉法人、NPO法人との連携の中で、サービス提供体制の整備をはかりたい」と民間頼みの答弁でした。
県のガイドラインを踏まえ高さ制限を
山田 この間、市街地へのマンション建設が次々と進められ、飯能市の風景が様変わりしている。建設付近の住民は、「長年すみ続けてきた自分たちがこの先もずっと、日照の問題や風の被害にも耐えなければならないのか!」と不利益をこうむることに不満や不安を訴えている。
埼玉県は、こうした各地の住民紛争などからガイドラインを作成した。
内容は、住民紛争を防ぐだけでなく調和のとれた美しい景観の街づくりをすすめることが目的、条例制定しなくても都市計画活用で高さ制限できるというもの。県の都市計画課は「業者や地権者にとっては権利を制限するようだが、美しい街並み作りは資産価値、地域のグレードの向上につながる」としている。
6月議会で建設部長が高さ制限について「研究検討していきたい」と答弁されたが、その後の検討状況と県のガイドラインを踏まえた今後の方向性を伺いたい。
建設部長 高さ制限ができる公的ルールが6つある。どれができるかこれから研究していく。 トラブルについてはなるべく住民、事業者がよりよくなるよう指導していく。
「懇談会」報告を前提にすべきではない
新井たくみ市議の一般質問
新井 飯能市の保健・福祉の将来を考える懇談会は9月7日に、「入院については段階的に縮小し、将来的には廃止する方向が妥当」という最終報告案をまとめ、10月1日の『広報はんのう』に掲載し、市民の意見を聞く「パブリックコメント」を実施した。40件の反対の趣旨の意見があったが全く考慮されずに、11月6日の懇談会で最終報告として了承された。
病院の歴史の重みと先人たちの血のにじむような努力に対して、懇談会が議題としたのは、5月12日、7月3日、8月2日の3回だけで、集中的な議論は8月2日だけ。病院の調査もしていない。住民の声も聞いていない。専門家もいない。あまりにも無責任な報告だ。
沢辺市長は、9月議会の私の質問に「ここまでの議論がしてあると、今後設置する有識者会議では具体的な問題を議論していく場になる」と答えているが、この報告を前提にすべきではない。御船会長は、「自由な立場で意見を提言したもので、この最終報告が市の意志決定を拘束するものではない」と強調した。市長は、どのように受け止めているか。
市長 このとおりにするということではないが、一つの考え方として受け止めている。
四総の立場で
しっかり位置づけを
新井 第四次総合振興計画には医療について「多様化する医療ニーズに対応できるよう、市立病院や南高麗・名栗診療所の経営安定化を図るとともに、保健や介護部門と連携した効率的・効果的な地域医療体制の確保が求められている」としている。今年から始まった振興計画に沿って、病院の充実と経営改善に向けて、市、病院、市民が一緒に知恵を出し、努力すべきではないか。具体的な検討スケジュールはどのように考えているか。
市長 内部での幅広い検討を行う必要がある。いつからいつまでと、はっきりとしたことは言えない。
飯能市立病院の歴史
東吾野村立東吾野診療所開設は、戦後間もない昭和23年5月、先人たちが地域医療の必要性から開設したもので、埼玉県下で最も古い開設です。
翌年3月に不幸にも全焼、しかし、東吾野地域の住民は負けじと、病床を20床に拡大して再建した。これが前身となって昭和58年に、現在の市立病院として建設されたものです。
飯能市の保健・福祉の将来を考える懇談会の最終報告
-広報に開催された報告案-
●市が多額の公費を投入して市立病院に入院機能を残す必要性は乏しい。
●いかにしたら残せるかという姿勢で臨むべきではない。
●入院については段階的に縮小し、将来的には廃止する方向性が妥当。
<懇談会メンバー>御船洋(教授)石井芳枝(介護施設経営)内田哲(飯信理事長)佐川和彦(助教授)布施慶子(元保健師)増田時夫(元市非常勤職員)小島博(元自治連会長)
波紋(コラム)
「これまでの国会での審議等を報道を通じて見聞きする限りにおきましては、改正を必要とする理由が私にはよくわかりません。また改正をすることによって、いま私たちが直面している教育課題の解決に大きく展望が開けるとも思われません。現行教育基本法は、高い理想をかかげる立派な法律で、その理念の実現こそが私たちには最も求められていることだと考えています」▼「制定から60年が経過し、わが国の社会情勢は大きく変化しています。世界の中の日本という認識も必要になってきました。現行の教育基本法の不足なところを補完し、時代にそぐわなくなってきたところは修正することは極めて自然であると考えます」▼前者は高知県教育長の、後者は飯能市教育長の答弁ですが「修正は極めて自然」などという市教育長の発言はひどすぎます。
新飯能1553号
多重債務から生活再建めざして
民主商工会「清流道場」三周年
2日、クレジットやサラ金などの多重債務者の生活再建を手助ける、飯能民主商工会「清流道場」の三周年記念総会がおこなわれました。道場長の大沢明さんの挨拶あと、埼玉中央法律事務所弁護士、同事務局長、埼玉商工団体連合会道場ネットワーク、新座、入間の民主商工会などから六名がお祝いの挨拶。日本共産党から、滝沢・山田市議が参加し「深刻な不況のなかで国民をいじめ、多重債務者を出す今の自・公の政治を変えるには、来年の参院選挙しかない、安心できる世の中にするためにがんばりましょう」と挨拶しました。
「いのちの恩人」 飯能民商
役員さんが3年間の活動報告と、鹿児島で行われた全国被害者交流会の報告がありました。
被害者のTさんは、何度も何か困っていることないか?と訪問してくれた民商の三神さんのおかげで解決できたが体調が悪く一ヶ月入院。自己破産しかないと、夫婦で裁判所に言ったら「ナニ!破産?強権的な裁判所の態度に一次落ち込んだもののみんながいたから元気になりました。
Sさんは、「車の買い替えなどで、あっという間に大手5社から借金、毎月60万円前後の返済に迫られる。ボーナスも退職金も返済に回す。道場を知って相談、今は道場長の紹介で大工仕事をしています。過払い金が戻った」と明るい顔で報告しました。
来賓は一様に「こんなに盛り上がっている道場になっているとは思わなかった。元気にがんばってほしい」と喜びと期待の声がたくさん寄せられ心強い会となりました。
さらば高金利
多重債務根絶の課題探る
全国被害者交流会へ1200人参加
第26回全国クレサラ商工□ーソ・ヤミ金被害者交流集会が鹿児島市内で行われ、飯能民商の清流道場から三名が参加しました。今、多重債務者は激増しており、自殺や犯罪ホームしス化など、本人のみならず、家族や親戚、連帯保証人などの人生も大き<狂わせることになります。この背景には、構造改革路線による非正規労働者の増加や格差社会の進行があります。さらに割賦販売における高手数料、クレジットの過剰貸付など、問題は山積みです。 国会で金利制度改定案の早期成立をめざす一方、「行政の体制整備が急がれる」「ヤミ金業者撲滅のためには」など今後の課題について活発な意見が交わされました。
宇都宮弁護士から、貸金業規制法等改正案の審議状況などが報告され、「事実上の利上げや特例高金利を撤回させたのは大きな勝利だが満足していない。まだまだ、隠れた被害者がたくさんいるとの発言がありました。
行政の多重債務対策では、生活苦が多重債務の引金になり、税金滞納解決を実績としている行政もあること。「生活福祉資金貸付事業を、もっと知らせることなどの報告があり、他に、「ヤミ金問題と対策」「多重債務とホームしス問題」「ギヤンブル依存症問題」「不動産担保によるおまとめローン対策」などを議論しました。
飯能民商清流道場長 大澤明
「教基法改正が自然」と答弁
あきれた認識の教育長
滝沢おさむの一般質問
滝沢 教育基本法は全ての教育関係の大もととなる、基本の法律です。教育の憲法と言われ1947年に制定されました。戦前の教育は天皇独裁、国家全体主義のもと、教育勅語で行なわれておりました。天皇・国家のために命を捧げる精神を徹底的に国民に教え込ませ、侵略戦争に引き込まれて行きました。軍国主義を支えた臣民教育の反省から、不戦を誓い、日本国憲法がつくられ、そして、平和と人権の理想の実現が、教育基本法に生かされたと私はおもいます。文化的国家の形成と世界平和の貢献を目指す新しい理念に基づいた教育を目指したものであります。教育基本法の成り立ちから教育基本法をどの様に評価しているか。
教育長 教育基本法の成り立ちから教育基本法をどのように評価しているかと言う事ですが、昭和22年3月、教育基本法のもとに構築された、学校教育制度ほか諸制度は戦後の国民の教育水準を大いに向上させ我国社会の発展の原動力になったと思っています。しかしながら当事は占領下であり、我国の歴史や伝統、文化が規制されている中で制定されています。おおよそ、どの国に於いても自国の歴史や文化に立脚していない教育は考えられないと思います。その様な事から現行の基本法は、制定時に将来に改定すべき問題を内包していたと考えます。
滝沢 教育基本法の改正論議についての考えは。
教育長 制定から60年が経過し、我国の社会情勢は大きく変化しています。生活が豊かになった反面、道徳、モラル、意欲の低下が指摘されています。精神面が貧困になったという事でしょうか。世界の中の日本と言う認識も必要になってきました。この様に考えるとき現行の教育基本法の不足なところを補完し、時代にそぐわなくなってきたところは修正することは極めて自然であると考えます。
教育に国家が介入できる十条改定、見解は
滝沢 教育基本法第十条では、教育内容に対する国家介入を抑制し、教育の自主性、自立性、自由を保障していますが改正案では十六条に置き換え、「国民全体に対し直接責任を負って」は削除され、曖昧な表現により国家権力が教育内容や方法に対して無制限に介入できる事になります。この様な改悪についての見解は
教育長 十分に論議されて、この十六条の規定になって来ているのかと思っています。
滝沢 伝統文化を重んじる事や郷土を愛することは、法で規制をするものではない。
教育長 自国、自分が生まれた国に対して誇りを持ち、ありがたいと思う感謝の気持ちを持つこのことは、とても大切な事だというふうに思っています。いま現状のいろいろな問題点を指摘されましたけれど それを、みんなの知恵を出して克服して、愛する国を造って行くという事が何よりも大切な事ではないかと思っています。
平和への歌声響き
連帯の輪大きく
12月2日、日高市カッフエ「阿里山」において奥むさし・文化9条の会主催の「戦争する国ストップ」「憲法9条を守ろう!」のスローガンのもと「うたごえ喫茶」を開催して、家族連れなど45名の方が参加して大きく盛り上がりました。開会前ビデオ「憲法9条は訴える!」の放映があり、その後、主催者を代表して塗矢邦夫(同会代表委員)は「今日のうたごえ喫茶は広い地域からの参加で奥武蔵らしい雰囲気となり、平和のうたを歌い、交流して憲法9条も守る声を大きくしましょう」と挨拶しました。
「会」が準備した歌集をもとにリクエストによるうたごえ交流。「ねがい」「折り鶴」の平和のうたや「カチューシヤ」のロシア民謡、そして「上を向いて歩こう」などポピュラーなうたをスカブラ組の軽快なギター伴奏により平和への願いを込めうたいあいました。そしてトーク・タイムでは平和への発言、地域でのイベント紹介もあり、参加者の飛び入りでは尺ハ、クラリネットの演奏が披露され、参加者の熱い拍手に包まれました。閉会挨拶で、佐藤弘事務局長は『会が9月に発足したばかりで、今日の最初のイベントは目標以上で満席の状態で集まったのは大きな成果です。県下でたくさんの9条の会が地域できているが「文化」が付くのはまだ、珍しい。この会を大きくして、地域の方々から文化要求として「草の根」から「9条を守れ!」の声を更に大きくしたい』と結びました。
これでも政党なの?
中村公一市議が民主党離党
来年夏の参議院選挙の埼玉選挙区で、複数議席を目指すという民主党ですが、足腰はガタガタのようです。
入間市では、3名いた民主党議員が9月議会での対応をめぐって民主党会派を解散しました。
飯能市では、民主党公認だった中村公一市議が6月議会で、民主党会派を解散し、保守会派と合流。「緑風会」を結成しました。
その後、党内で「発言が党内秩序を乱した」と言うことで、離党勧告を受け、民主党を離党したということです。自らのホームページで、「一日も早い復党を果たしていきたい」と語っていますが、離党勧告を受けて離党した人が復党して、「市議選はまた民主党で」というのもちょっと首をかしげてしまいます。
波紋(コラム)
テレビでしきりに目をパチパチさせている石原都知事を見て「やりすぎよね」と娘、「疑われるようなことをしちゃあね」とも。都政の私物化、公私混同と批判されてもこの人には意味がよくわかっていないのかなあと思ってしまいます。俺が公なのだと思い上がりがみえみえだからです▼「李下に冠を正さず」って言葉があるんだけどと言ったら「知ってます」と嫌な顔をされてしまいました。疑われるようなことはするなというたとえですが、石原都知事の税金豪遊、自分の息子を公費で海外出張させていたのはまぎれもない事実です。殿のご乱心ではすまされない問題です▼都知事がこけたら都政与党の公明党は目黒区議六人全員が辞職。こちらは政務調査費を自家用車の車検、かっぽう料理代、酒代にまで流用して使い放題というから驚きです。徹底した真相の解明はこれからです。
新飯能1551号
本気になれば経営改善は可能
飯能市立病院を良くする会の学習会に110名
飯能市立病院を良くする会は、青森県五所川原市立西北中央病院の金川佳弘氏を講師に招き、第二回目の市民学習会を開催しました。
自治連東吾野支部長の高澤謙蔵さん、吾野支部長の大野孝さんら多くの自治会関係者や市民、病院職員など110名が参加しました。
金川さんは、午前中に病院や地域を視察、「なかなかいい病院で、利用しやすい。これをなくすなんてとんでもないこと。これだけ広い山間地域には、なくてはならない病院だと言うことがよくわかる」と感想を話していました。
先人の熱い想いに感動
金川さんは、まず、この病院の歴史にふれ、「昭和23年、戦後の大変な時期に先人たちが、埼玉で一番最初に6床の診療所を立ち上げ、直後の火災にも負けず、20床の東吾野病院として再出発したものが前進となっている。全国にも誇れる住民の想いが込められた病院ではないだろうか」と切り出しました。
詳細なデーターで分析
金川さんは、「懇談会が病院患者の多くが吾野・東吾野地域の住民であることを問題視しているが、医療過疎の不採算地域だからこそ公立病院の存在意義がある」と指摘。また、「一般会計からの繰入金も、地方交付税措置が約6500万円を含にだもの。自主財源からの繰入れを人口割りすれば一人1ヶ月140円程度、市民の健康を守るために高額の負担と言えるだろうか」と市が作成した資料を批判しました。
病床利用率が6割程度と低いことに関して、次のことを提案しました。
病床区分の見直し
「病床利用率と医業収益を分析すると病床区分の見直しが必要だ。50床の一般病床を見直し、10床を亜急性期病床にすれば、長期入院患者のための病床を確保し、診療報酬の落ち込みを防ぐことができる」と提案。「16年度の決算で試算すると3~4000万円程度は改善できる」と試算しました。
会場からも積極的な声
会場から医師が確保できないことについて質問があり、「医師不足は全国的課題だが、飯能市は自治体病院のなかで、医師給与が最も低いことも要因の一つではないか。もっと医師確保に市として力を入れるべきだ」と指摘しました。
最後に、大野孝自治連吾野支部長が、吾野・東吾野・名栗・原市場・南高麗で地域医療を守る会を作って署名運動を開始したことを報告。「2万の署名をめざしたい」と決意を述べました。
なお、良くする会の署名は6000に達しました。
市民要求かかげて一般質問します
日本共産党の質問項目
12月6日(水)14・10~ 滝沢 修
●阿岩橋架け替え計画の状況●区画整理の状況報告は便りだけでは不十分●教育問題①教育基本法改定についての見解は②小中学校のいじめの把握や対応について③不登校の児童、生徒の状況と対応について④一人ひとりを大切にする教育をフィンランドの教育から●早急に双柳児童クラブの建替えを●元加治駅について、バリアフリー化、駅員常駐配置、南口開設を
12月7日(木)13~ 山田 利子
●保育問題①保育所の完全給食がなぜできないのか②保育料を軽減して子育て世帯の支援を●障害者自立支援法①利用者への負担軽減と減収になる施設への運営費の助成を②養護学校等を卒業後、安心して通所できる福祉施設の整備を●マンション建設にあたって、県のガイドラインを踏まえて高さ制限を●景観条例の制定を
12月8日(金)10~ 金子 敏江
●市立病院の廃止問題●土地利用問題 山手町用地の土地利用は、土地取得時の目的通り全面利用すべきではないか●融資・貸付金制度の改善について●連帯保証人「原則不要」に。飯能市の制度融資への対応は●飯能市勤労者住宅資金貸付制度の改善を●不払い問題 東飯能駅東口駅前通り線道路改良工事での特定建設業者としての元請責任は、一体どういう決着をしたのか。
12月8日(金)13~ 新井 巧
●市立病院問題(1)飯能市の保健・福祉の将来を考える懇談会の位置づけと最終報告について(2)経営改善はされてきたのか(3)今後の検討のすすめ方について(4)市民本位の経営改善についての提案
市内在住の吉田昌弘さん将棋全国大会で健闘
第44回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会が、11月11、12日の2日間、東京・豊島区のホテルを会場に行われ、全国から集まった選手達が、赤旗名人めざし熱戦を繰り広げました。
この全国大会に、飯能市役所建設部道路課職員の吉田昌弘さん(35才)が出場し、将棋の部で大健闘しました。吉田さんは、県大会予選、県大会本戦とも全勝し、全国大会に出場しました。全国大会では、優勝候補の中川氏と対決し、善戦しました。優勝は、秋山太郎氏(東京)、準優勝・中川俊一氏(兵庫)でした。
吉田さんは、小学校四年生の時、同級生に初めて将棋を教わり、中学一年生で本格的にやろうと思ったそうです。「将棋の面白さは、年齢、職業、国籍に関係なく、体が不自由でも誰とでも友達になれる点。友達は、全国にいますし中国にもいます。県大会で優勝したのは赤旗の大会が初めてです」ということです。しかし、全国大会に出場したのは今回で三回目(13年ぶり)。将来が楽しみです。「これからも末永くがんばりたい」と語る吉田さんの笑顔は一段と輝きます。
「普通の人がやっている大会」と
赤旗の大会の印象については、「県大会の役員が少なく、普通の人がやられているようなので、自分は、選手の気持ちも分かるし、道具の手配や進行などお手伝いできるところがあればやりますよ」と、これもまたうれしい一言でした。
なお、吉田さんは、飯能市で唯一人の日本将棋連盟公認普及指導員として活躍しています。
男女ともに輝く時代に
男女共同参画セミナー
「男女共同参画社会」実現に向けた市の取り組みである「輝きセミナー」公開講演会、「自立して生きるということ」吉永みち子氏(ノンフィクション作家)が、一八日、市民会館小ホールで講演しました。
吉永氏は、自分の両親、特に母親の生き方を当時の保守的な時代背景と重ねあわせて、精神的にも経済的にも夫に頼り切って生きざるを得なかった自らの生き方をふりかえり、女性が職業を得て自立して生きるということは、まだまだ大変な社会であることをお話しました。その大変さは何なのかと考えてみると、男性であること、女性であることに「こうあるべき」という固定的な見方がかなりあって、この枠から飛び出すことに、社会全体が特別な目で見るという風潮があった。
しかし、今は違う。「男女共同参画社会基本法」ができたことは画期的なことで、この基本法をよりどころにして身近かなところから男女ともに意識改革が大切だということを痛快な話術でお話しし、会場には何度も大きな笑い声が響きました。
火災多発期を前に飯能消防団が特別点検
25日、飯能消防団(柿沼敏夫団長、団員385人)の今年度の特別点検が埼玉西部防災センターの屋外訓練場で行われました。第1分団~11分団まで総勢359名の団員たちが、服装規律や機械器具の点検、放水訓練などを行いました。
制服姿もりりしい団員たちは服装規律の点検、部隊訓練、機械器具の点検、諸帳簿の検閲、消防操法、放水訓練、分列行進など日ごろの訓練の成果を、自治会役員や市議会議員、消防関係者が見守る中披露しました。優良分団には第7分団が選ばれました。
点検終了後には、消防功労者にたいする表彰が行われ、総務省消防庁表彰、埼玉県消防協会表彰、飯能警察署長表彰、埼玉西部広域事務組合消防表彰が贈られました。
シルクロードを行く
渡辺角治さんが語る
「日高・飯能民主文庫の会」第9回総会が11月23日開かれ、記念企画として「シルクロードを行く、人種のるつぼカシュガルの街」と題し、平松在住の渡辺角治さんが、タクラマカン砂漠で有名な中国西域、新疆ウイグル自治区の旅についてお話をしました。文学好きの渡辺さんは、中国の歴史や井上靖のシルクロードなどの話も交えながら、旅の中でバスや列車を乗り継ぎタクラマカン砂漠の西端、オアシスの街カシュガルでの多民族との出会いや、強い日差しと埃の中で越えた砂漠公路などについて語られました。お土産の干しぶどうを戴きながら悠久の大地に思いをはせた時間となりました。
波紋(コラム)
大手銀行グループの9月中間決算は各最高の当期利益を計上しているのに、法人税はゼロ、納めなくていいのだといいます。不良債権処理のために大銀行には12兆円を超える税金が公的資金として注入されているのにです▼方や財政破綻した夕張市は「出るも地獄、残るも地獄」といわれるよう過酷な財政再建計画が住民に押しつけられようとしています。図書館も廃止、小学校も中学校も一校だけに、これでは地域が崩壊してしまうのではないでしょうか。それでも総務省はもっと削れと言っているのです。これ以上何を削れというのでしょう▼夕張市の財政破綻にはこれを見過ごしてきた国や道にも責任があるはずです。市の責任をあいまいにしては駄目だという意見もありますが、大銀行は救済できても自治体や住民を見殺しにするというのでは困ります。