新飯能1558号
楽しく元気いっぱい 選挙戦勝利をちかいあう
新春のつどい130名の参加で盛大に
21日、日本共産党飯能市委員会・同後援会主催で行われる新春恒例の「07年・新春のつどい」が今年も130名を越える参加者で賑やかに開催されました。
憲法が参院選の大争点に
挨拶にたった、辻もとみ日本共産党衆議院埼玉九区予定候補、新井巧飯能市委員長は、「4月の一斉地方選挙、7月の参議院選挙で日本共産党が前進することが政治の流れを変える確かな力になる」と力強く訴えました。
今年の実行委員長である山下由治後援会代表委員は、「小泉内閣の政治で、我々国民は次から次ぎへと負担増で痛めつけられている。安倍内閣は憲法も変えるといっている。今の政治は、数の力で悪政をごり押ししている。逆にこの事が国民との間に大きな矛盾を生み出している。今度こそ勝って弱肉強食のゆがんだ世の中をつくった政治を変えよう!」と挨拶し、会場には大きな拍手が響きわたりました。
多彩な芸に感動
二部の文化行事では、「すぎのこ民謡会」の津軽三味線と踊り、見事なマジックショー、八丈太鼓、篠笛、舞踊は男性2人で踊る「かっぽれ」「大漁太鼓」、新舞踊「大器晩成」、歌は「札幌エレジー」、合唱団「花」「青い空は」など盛況でした。
草の根の力で選挙を
参加された方々は、互いに新年の挨拶を交わしながら、交流を深めていました。
ある参加者は、「こんなに早く憲法問題が問われてくるとは思わなかった。頑張らなくちゃ」とか、「子どもたちや孫たちに、悔いのない闘いをしたい。楽しく元気がでた」などと感想を語っていました。
最後に須賀貴弁護士は、閉会の挨拶で「日本共産党は、しっかり地域に根付いた草の根の力がある。参議院選挙では大いにその力を発揮して奮闘していただきたい」と締めくくりました。
不安と誤解を与える懇談会「最終報告」の広報掲載
党議員団が中止を申し入れ
市立病院を良くする会はこの間、東吾野、吾野両公民館で住民懇談会を実施し、自治会長や地域住民が多数参加して、これからの市立病院の在り方や問題点などが話し合われました。
19日の懇談会では、2月15日号の「広報はんのう」に飯能市の保健・福祉の将来を考える懇談会の最終報告が「飯能市立病院の病床規模を段階的に縮小し、将来的に入院機能を廃止する」という内容が再度2ページだてで掲載予定であることに「決定事項でもない懇談会の報告を何度も繰り返し広報で報道するというのは、広報の在り方が問われるのではなかい」「こうしたものが再び掲載されると、市民に不安と誤解を与えるとともに、職員の志気を低下させることになる」などの批判の声が相次ぎました。
こうした声を受けて、日本共産党飯能市議団は22日、沢辺市長に、「懇談会の報告を二度にわたって広報に特集掲載することは、異例のことである。決定していない問題を繰り返し報道することは、市民に不安と誤解を与えるとともに、職員の志気を低下させ、同時に医師確保などを一層困難にするものだ」として、広報掲載を中止するよう申し入れを行いました。
医師3名の欠員は責任が問われる
合わせて、「市立病院の医師の確保、とりわけ、2名体制では入院機能が著しく低下すること、一次救急指定病院になっていること等も含めて、すくなくとも現状の三名の医師の確保と南高麗診療所の医師確保に全力であたっていただくよう」強く求めました。
今が出番です!
女性の願い集めて40年 新日本婦人の会飯能支部
1962年10月、全国の新日本婦人の会(以下新婦人)が会員3万5千人で誕生しました。飯能では、64年に第一回飯能母親大会が前田自治会館で13名の参加で行われ、その後新婦人の運動が大きく発展することになります。66年、飯能支部として第1回支部大会が持たれ、今では、市内全域に12班結成され、年齢層も幅広く、若い子育て小組みから、レザー工芸、陶芸、絵手紙、料理、旅行、踊り、コーラスと楽しい趣味を仲間と過ごす熟年層の小組みなど、その活動は活発です。
趣味の活動から政治を動かす運動まで
趣味の活動と同時に、時代を切り開く運動を旺盛に取り組んできました。1960年代は、「小児マヒに生ワクチンを」「ポストの数ほど保育所を」など全国的な運動と合わせて、市に対しても交渉し、当時、日本脳炎予防接種は保育園に通っていない子は500円でしたが、保育園児同様100円で摂取できるよう改善しました。
70年代は、老人医療、乳幼児医療費無料化の運動や、学童保育所つくり運動、小学校の机の引き出しを父母負担から公費負担に、公立保育所の乳児保育、延長保育を求める運動や環境問題にも関心を寄せ、二酸化窒素の測定をはじめました。
80年代には事務所を確立し、90年代では、「眼内レンズの保険適用」で市に交渉したり、阪神大震災カンパ、被爆50周年のつどいを主催、天覧山・多峰山の自然を守る運動に取り組みました。また、近年は「赤ちゃん小組」「リズム小組」が活発で、「小児救急医療体制の確立」を求める署名や憲法学習会を開催したり、九条を守る署名に取り組んでいます。
乳幼児医療費 窓口払いなしの粘り強い運動
新婦人飯能支部40年の歩みの中で、特に注目するのは30年以上も粘り強く運動を進め、04年12月から乳幼児医療費の窓口払いを無くすことができたことです。
支部長の本多芙美枝さんは「子育て中のお母さんに大変喜ばれています。力を合わせれば願いが実現できると確信になりました。そして今、日本を再びあの悲惨な戦争に巻き込むことのないよう、ご一緒にがんばりましょう」と語っています。連絡先:本多芙美枝宅 電話(973)3425
本郷地域の文化祭 今年も多彩で盛大に
1月20(土)、21(日)と本郷自治会館で文化祭が行われました。
書道、油絵、墨絵、木工、写真と大広間いっぱいに展示され、会議室にはビーズ、パッチワーク、小物の手芸、編み物、洋裁etcと飾られていました。自前の文化祭は今回で七回目。地元の皆さんが大勢訪れ、作品を見ながら「すごいわね」「今度教えて」と交流していました。自治会役員さんが会場作り、お茶の接待は白山会で行いました。
10回記念上映会 ベトナムのダーちゃん
悲惨な戦争を繰り返えしてはならない
20日、映画サークルダーちゃんの会は市民会館で「新春映画会」の十回記念に「ベトナムのダーちゃん」を上映しました。1994年11月、映画「ベトナムのダーちゃん」の上映をきっかけにして翌年「映画サークル・ダーちゃんの会」が発足。 年に一回以上の目標で「映画監督山本薩夫」「「木を植えた男」「一本の手」「アイ・ラブ・フレンド」「ボクちゃんの戦争」など、10本以上取り組んできました。
この日は、なごやかにうたごえで交流した後、主催者挨拶、埼玉映画文化協会代表、飯能・日高地域労働組合連合会議長の祝辞があり、上映会となりました
映画「ベトナムのダーちゃん」は、早乙女勝元原作の同名の絵本がベストセラーとなり映画化。ベトナム戦争の惨禍の中、少女(11歳)のダーちゃんが苦難にも負けずけなげに生きぬき、アメリカのベトナム侵略を鋭く糾弾した日本とベトナムの合作映画です。
安倍首相が憲法改悪を公言しています。なんとしても憲法9条を守る大きな運動が必要だと痛感しました。
波紋(コラム)
漫画家やくみつるさんと仏文学者奥本大三郎さんの昆虫交遊録を楽しく読ませてもらいました。今年はファーブル「昆虫記」出版百年で、この昆虫記はファーブルが生まれたフランスより日本の方がよく知られているというのも驚きでした▼カブトムシを採ったりする文化は、世界中にあまりない。トンボ採りの文化はほとんど日本だけだといいます。虫と遊んだり見る習慣がないので、細かいものを見る目が育っていない。虫に対する作家の思いも日本ほど多くないと奥本さん。そんな話を聞くと、子どもの頃のトンボ採りのことを思い出されてワクワクしてきます▼そういえば俳句では、たくさんの虫が季語になっています。一茶の蝉や蚤だけではありません。アリも、クモもあのごきぶりにも共生の対象としてあたたかい目がそそがれています。すごい文化です。最近では「虫が出たら殺虫剤」という人も多くなっています。このままでは人間にとって大切なものが失われてしまうのではないかと気がかりでなりません。