新飯能1626
国庫補助増額で
学校耐震化促進を
中国、四川省の大地震は7万人を超える方が亡くなられたり行方不明となっています。連日の被害報道に心が痛みます。なかでも都江堰市の小学校の倒壊で幼い命が奪われ、未来のある子ども達の死と残された遺族の深い悲しみにはやりきれなさを感じます。
この地震被害をきっかけとして、日本国内でも学校の耐震対策の遅れが指摘され、自治体負担が重く、なかなか進まなかった学校の耐震化について国庫補助率の引き上げが検討されています。
急がれる6校の耐震化
飯能市の場合、昭和56年以前の耐震基準で建築された学校について順次改修工事が行われています。対象となっている学校は小学校が10校、中学校が5校ありますが、小学校では平成9年の精明小学校から始まり、第一小、富士見小、原市場小、加治小の5校、中学校は吾野中学校が工事を完了しています。
今年度は加治東小学校が大規模改修を含めた耐震工事を行なう事になり、6月議会に、工事契約の締結の議案が提出されています。また、双柳小学校の耐震診断調査、名栗小学校の改築事業も進められています。
今後、耐震診断や改修を予定している学校は、南高麗、東吾野の各小学校と第一、西、原市場、加治の4中学校、また7ヶ所の体育館となっています。
国では平成27年度までに耐震工事を行なうように指導しています。災害発生時に地域住民の避難場所にも指定されている学校です、国庫補助金の増額をはかり早急に整備を進めることが求められています。
日本共産党の一般質問
質問時間と内容
11日(水)14:20~ 滝沢 修
1、区画整理問題=有識者会議の提言から①住民説明の必要性について②権利者間の公平性をどの様に図るのか③除外区域の対応について④事業期間の厳守、概ね20年の具体性について⑤元加治駅、南北駅前広場の整備について⑥下水道の優先整備について。2、放課後児童クラブ=①大規模クラブ解消についての対応②1人親や障害児に対する補助金を。保護者の努力義務になった幼児用ヘルメットの推進と助成を。3、防災問題①大地震から市民を守る取り組みは②個人住宅の耐震対策について
12日(木)10~ 山田 利子
1、次世代育成支援行動計画=①子ども憲章の制定について②経済的支援の充実について●多子入所世帯の第3子の保育料の無料化●父子家庭の支援策について③子どもと家庭を支援するネットワークについて。2、障害者燃料費補助は障害者を同乗させる車にも拡大を。3、福祉職場の人材不足を改善できるような市独自の施策を。4、名栗幼稚園の臨時教諭の処遇改善を。4、消防の広域化について
12日(木)13:10~ 新井 巧
1、沢辺市政の3年間と、問われる地方自治体の役割。2、病院問題=①公立病院ガイドラインと病院改革プログラムの策定について②病院経営の改善をどうすすめるか。3、給食問題=食育推進計画と給食について①給食における食育の位置づけ②集中改革プランを見直し、給食調理員の採用を③給食室の統合問題について●行政分野での食育推進計画の位置づけ。4、長距離通学者の助成制度について
12日(木)14:20~ 金子 敏江
福祉問題=①後期高齢者医療制度の問題点と今後の対応②特定健診の充実③貧困化の中での「社会福祉構造改革」に自治体がどう向き合うのか。2、ごみの資源化、減量化の現状と有料化の検討状況について。3、市街地、山間地を問わず「空き家」の斡旋、売却促進事業の検討を。4、市民サービス①年金相談の充実について②各種申請書の押印廃止について③飯能駅サービスコーナーの時間延長について
一年で大きく成長
「 NPO 法人あおーら」の第二回総会が開かれる
5月31日、総合福祉センターで、精神障害のある方をサポートする「 NPO 法人あおーら」の第二回総会が開かれ、共産党から金子、山田、滝沢市議が参加しました。 代表理事である田中正彦さんのあいさつでは、一年間で大きく成長した「あおーら」の様子が熱く語られました。
昨年4月に、長年続けてきた小規模作業所「わかばの家」を発展的に解消し、NPO法人をたちあげ、「就労移行支援事業所わかばの家」、「地域活動支援センターわかばの家」と地域活動センターのレストラン部門「カレーハウスあおーら」、小規模作業所「こころのほーっとすぺーすセラヴィ」と、家族会「みのり会」が8年前に始めた「わかばの家」から出た4本の枝はしっかり葉を茂らせました。(あおーら通信)
小規模作業所は、家から一歩をふみだす支援、地域活動支援センターは、さらに社会参加をすすめたい人、「レストラン部門」は、楽しく働いてみたい人、就労移行支援事業は、就業をめざす人を支援するもので、それぞれの事業の登録者数は倍増し、この地域で精神障害者の方々の拠り所として、この4つの事業所がそれぞれに地域に根をはり、大きな一歩を踏み出しました。
事業所の活動を少し紹介すると、「セラヴィ」では毎昼、指導員手作りのセラヴィランチを囲みながらの団らんを中心に、手芸や絵画、歌で楽しんでいます。「カレーハウスあおーら」では、月金はミーティングや接客の心得の指導、指導員運転で買い物にでたり、火水木はお店の開店です。「就労移行支援事業所わかばの家」では、時々職員同行でハローワークに相談に行ったり、チャレンジ就労や面接で会社に行ったり簿記の勉強もしています。楽しい行事も折り込んで、人の輪がふくらんでいくのが実感できる総会でした。
4日、社会福祉法人名栗園の特別養護老人ホームあしかり園がリニューアルし、竣工式が行われ、厚生文教委員の金子敏江・山田利子両市議が出席しました。
施設長の石井芳江さんは、「開設以来40年、建物の老朽化に伴い建て替えをH17年に市と相談した際、国・県の「先進的事業補助金」でユニット型の施設として整備することを決める。18年に地籍調査を始めると遺跡の出土により工期が遅れたが、基本理念の「人を人として介護する」にふさわしい温かみのある施設になって、利用者に喜んでもらえると思う」とあいさつ。残念ながら石井岱三理事長が病気療養中であることも報告されました。
式典終了後、施設内を視察させていただきました。重度の方も安心できる浴室や、くつろげるフロアーなどもあり、部屋には「本町1番地」というように町名に番地がついて、2階には本町・東町、3階には南町・仲町があり合計40名が入室できます。
ユニット型とは、食堂・リビングなどの共同生活ルームを囲むように、幾つかの個室が配置されたものを1ユニットとする。介護はユニットごとに受けられる。
同施設は、10室にワンフロアーで4ユニットあります。個室・ユニット型は県内初の施設ということで大いに期待されています。
6月議会の主な議案
環境基本条例案などを提案
6月市議会には、十件の議案が提案されています。三件の税条例の改正については、国の税制改正にともなって、専決処分したものの承認を求めるものです。
条例提案では、飯能市として初めて制定する環境基本条例案が提案され、市民が健康で文化的な生活を営むことのできる良好で快適な環境を確保することを目的に環境保全の理念、市、市民、事業者等の責務や施策を定めようとするものです。
補正予算案の主なものは、平成17年に公共施設のアスベスト調査を実施しましたが、国が前回対象としていなかったトレモライトなどが使用されているかどうか再び調査をするための予算などが計上されています。契約の締結では、加治東小学校の大規模改修・耐震補強工事について、細田建設と契約を締結するための議案が提案されています。
波紋(コラム)
「地球温暖化対策 日本共産党欧州調査団報告」を読むとびっくりさせられることがあります。難しいことはわかりませんが、ドイツには「国家自転車計画」があるというのです。「環境首都」として知られるフライブルクでは「自動車のない、子どもたちが安心して住居の外で遊べる持続可能な街づくり」を目標にかかげ、中心部に来る人は、徒歩23%、自転車27%、公共輸送18%、自動車32%だといいます▼飯能でも「自転車推進計画」をつくったらどうだろうかといったら笑われてしまいました。道路が狭くて、危険で自転車になんか乗れないというのです。でもまず市の職員、議員さんなどが先鞭をつけて、4キロ程度の範囲は自転車通勤にしたら空気はずいぶん変わるし、今まで気づかなかった街づくりの問題点も見えてくると思うのです▼ドイツでは、昼間は部屋に点灯せず、商店は6時閉店、24時間営業のコンビニもないといいます。持続可能な地球と地域のために、自分たちのライフスタイルを変える勇気があるかどうかが私たちにも問われています。
新飯能1625
政治を変えてほしい
市民アンケート続々と
日本共産党飯能市委員会は、市政・県政・国政に対する市民の声を反映させるために市民アンケートを実施しています。返信用封筒を付けて全戸にお届けしていますが、大きな反響を呼んでいます。
配布をはじめて一週間ほどですが、連日封筒の束が届き、300通を超えています。詳しい分析は、もう少し後になりますが、一部を紹介します。
増税と負担増税に市民は悲鳴
「増税によって生活が大変苦しくなった」と答える人がほとんどです。また、いま大きな問題になっている後期高齢者医療制度については、「ただちに廃止すべき」という方が圧倒的です。
記入欄には、「私は十五歳から軍事工場で働き大変な思いで終戦を迎えた。高齢者になってこんなことになるなんて考えられない」(70代女性)「国が率先して詐欺のようなことをするのは許せない」(60代主婦)など怒りの声がびっしりと書かれています。
飯能市政に対する満足度も、「満足していない」とする市民が多く、記入欄には、「経費節減ばかりできめの細かい政策がとられていない」(60代男性)「いろんな地域で暮らしてきたが、子育てにとってこんなに住みにくい地域はない」(30代女性)などの指摘がされています。
30代の女性は、「たくさん書いてすみません。それだけ不満がたくさんあるということです」と書いていますが、政治に対する不満と不安、そして政治を変えてほしいという市民の叫びがびっしりと書かれています。
地域要求も沢山
地域要求も略図入りでたくさん出されています。
議員団では、早速現地を調査し、担当部署に要望していくことにしていますが、予算化が必要ものについては、09年度の予算化を求めていきます。
日本共産党に期待の声
「自民・民主の政治は結局弱者切り捨て。共産党には社会的弱者でも安心して暮らせる日本にしてほしい」(40代女性)「共産党が一番頑張っている。もっと議席を増やしてほしい」(60代男性)などと期待の声が寄せられています。
なお、一部の地域ではこれから配布になるところもありますが、多くのみなさんのご意見、ご要望をお待ちしています。
新しい宣伝カーで共産党の風を
日本共産党飯能市会委員会は、新しい宣伝カーを購入しました。購入にあたり多くの皆様からあたたかい募金が寄せられ、大変感謝しています。
今度の宣伝カーは、トヨタ・カローラのライトバンで乗り心地も良く、すでに当番制で連日運行されています。
4月からお年寄りに大きな負担を押し付ける後期高齢者医療制度が始まり、全国から怒りの声が上がっています。また、ムダな道路を造り続ける道路中期計画は全く見直さないまま、道路特定財源の暫定税率復活にも不満の声が続出するなか、いつ解散・総選挙になるかもしれません。
日本共産党の政策や見解を街頭から訴える大きな力になる宣伝カーが飯能中を走り回ります。
年金記録をオンラインで検索
「ねんきん特別便」支援相談事業を視察
社会保険庁の年金記録の入力ミスで、「消えた年金」問題が国民の怒りを沸騰させる中、加入期間と納付記録の本人確認を求めた「ねんきん特別便」が、まず受給者から送付されています。今後、若い世代へも「ねんきん特別便」が送付されることから、社会保険事務所まで行かなくても、市役所の窓口で、同様なサービスが受けられれば大変便利でたすかるという声があります。
金子としえ市議は23日、志木市の年金相談事業について視察しました。
志木市では、「ねんきん特区」として市役所窓口で社会保険事務所がおこなう業務と同様のサービスを実施したいとして、特区申請をしてきましたが、民営化の動きのなかで中断し、平成18年6月から、社会保険労務士による「年金相談」を実施してきました。内容は、厚生年金や障害年金などの受給開始の手続きをスタートさせ、身近な市役所で手続きができるようになりました。
その後、平成19年7月には、「消えた年金問題」に、加入記録や納付記録等の照合が社会保険事務所と同様に市役所で検索できるシステムの設置を、川越社会保険事務所長に要望し、さらに、近隣の朝霞区市長会として、舛添厚生労働大臣に年金端末機の設置を要望してきました。
平成20年4月から全国初の「ねんきん特別便」対応端末機の設置が実現し、支援相談室をスタートさせました。すでに9月まで予約でいっぱいとのことです。
飯能市でも、志木市に続いて県下で2番目に社会保険労務士による「年金相談」を今年1月からスタートさせ、大変好評です。さらに飯能市としても、「ねんきん特別便」に対応できるよう、厚生年金の加入・納付履歴の確認ができるオンラインシステムを導入して、市民サービスの向上に取り組んでほしいものです。
本庁舎耐震診断結果
耐震補強が必要と診断
市役所庁本庁舎は昭和47年4月に竣工し、既に36年が経過しており、耐震性に問題があるため昨年7月から今年2月にかけて耐震診断が行なわれていました。その結果について、27日に開かれた議員全員協議会に報告がありました。
判定基準は震度6強の大地震に対して、どの程度の耐力を保有しているかの判断となりますが、官庁施設は防災拠点施設となるため一般基準に対して更に1・25を乗じた数値が適用されます。
その結果、耐震性能判定値に合格したのは、5階部分と地下のみで、他については補強が必要との判断が下されました。
市は、埼玉県建築物耐震改修促進計画に基づいて計画を策定することになっていますが、策定の時期は未定です。
指定管理者制度
公募・非公募の基準を明確化
「名栗さわらびの湯」の指定管理者を定めるにあたって、選定基準について多くの論議を呼びました。来年度は既に実施されている指定管理者の更新や新たに体育施設の指定管理者移行の検討がされているなかで市は新たな導入方針を検討、選定委員会への提出案をまとめました。
今回示された基準では、管理者の募集にあたって公募にするか非公募にするのかについて、競争原理が働く公募の採用を基本としながらも施設の性格や設置目的、業務の特殊性・専門性、政策的見地等から公募になじまない施設については特定の法人やその他の団体に限定して申請を求めることができる事が明記されています。来年度更新される施設では、名栗カヌー工房、農林産物加工直売所、総合福祉センター、美杉台児童館が特命指定で現在受けている指定管理者への継続が選定委員会へ提案される事になっています。
山林所有者から利用者まで
「西川・森の市場」を開設
西川材の需要拡大と地域森林の保全のためには、特色のある木材利用の開拓、林業・木材産業の活性化、安定した木材供給体制の整備などが必要です。そうしたことから山林所有者、製材者、設計者、工務店、森林組合等関係者が集まり、NPO法人「西川・森の市場」が開設されました。場所は、東吾野・白子で、西川材のストックヤードや展示場を兼ね備えた情報発信基地の事務所が建設されました。24・25日にはオープンセレモニーが行われ、多くの関係者から期待の声が寄せられました。
波紋(コラム)
「子どもの貧困」(明石書店)の書評を読んで考えてしまいました。子どもの虐待や遺棄、保育料や給食費の滞納などが示唆しているのは、その道徳的退廃も含んで、現代日本における貧困の現われとして理解すべきではないかというのです▼格差社会の底辺で「友だちを家には連れてきたくない」と考えてしまう子どもたちを思うと、「家族の責任」だけを強調してもなんの救いにもならないと思ってしまいます。飯能でも西中のおこなった「給食希望調査」をとりあげた地元紙に、給食費未納者には「給食出す必要ない」という意見が寄せられたということです▼ほんとうにそれでいいのでしょうか。学校がなんの目的でこのような調査をおこなったのかわかりませんが、学校給食法は教育の一環として、設置者に学校給食を実施するよう定めていますから、希望しない家庭があったらといって、そう簡単に弁当を持参させるなどということができるとは思えません。親の責任を理由に子どもが学校から排除されるようなことがあってはならないと思うのです。
新飯能1624
障害者雇用の受け皿を
社保協が自治体要請キャラバン
埼玉県社会保障推進協議会は、自治体要請キャラバンとして市町村との懇談を行っています。
飯能市との懇談は20日に行われ、県社保協傘下の市内団体と介護福祉課長、保険年金課長、障害福祉課長、子ども家庭課長、社会福祉課長、保健センター所長が出席して、介護・医療・子育て・生活保護などについて懇談しました。
介護保険制度の市民負担の軽減を
介護保険については、地域包括支援センターなどの基盤整備の促進、市民負担の軽減を求めたのに対して、「保険料については、大幅な引き上げは考えていないが、給付の伸びでまだ分からない」と答えました。また、基盤整備等については、「公募委員も入れて新たに設置する介護保険策定委員会のなかで、色々と検討していきたい」と答えました。
保険証の取りあげはしないで
4月から始まった後期高齢者医療制度について、「苦情や相談はどのようなものがあったか。また保険料の減免や滞納者への保険証の取り上げをしないように」と求めたのに対して、保険年金課長は、「4月15日以降、電話が鳴りっぱなしだった。内容は保険料や納付についてのものが多かった。広域連合が運営を行うもので、飯能市独自の判断はできない」と答えました。
民商の阿部さんは、「国保の場合、滞納があっても高齢者の保険証取り上げはしなかったはず。この制度で取り上げるようなことがないように」と求めました。
地労連議長の杉田さんは「ぜひとも国や県に問題点や市民の声を上げてほしい」と要請しました。
障害者の雇用を増やして
障害者施設かわせみに通う石井君は、「私たちの仲間が安心して働けるよう働く場所を考えてほしい」と訴え、子どもがかわせみに通う母親は、「就労移行になって施設を出されても受け皿がない。ぜひ行政として考えてほしい」と強く求めました。
多彩な活動を披露
新婦人まつり盛大に
新日本婦人の会飯能支部(支部長・本多芙美枝さん)は18日、富士見公民館で第6回新婦人まつりを行いました。
午前中は、新聞紙を使ったもぎり絵、エコマイ箸袋づくり、レザーの小物づくり、手作りおもちゃなどの体験をしました。
昼食休憩では、お抹茶コーナーやケーキとコーヒーコーナーなどもあり参加者はお弁当を食べながらおしゃべりタイム。 午後は太鼓小組のオープニングで始まりました。 飯能支部の本多芙美枝支部長さんが挨拶。毎年好評のぐるんぱの布絵本やパネルシアター、エプロンシアターなど、大人も多いに楽しんでいました。続いて各班の出し物では、舞踊、「憲法の郡読」、朗読子組みの早口言葉、孫と南京玉すだれ、コーラスやキッズソーランなど盛りだくさん、最後に全員で”夜明けの歌”””春だから”を合唱するなど、参加した親子約100人が一日を楽しみました。
会場いっぱいに絵手紙や皮細工、写真展、パッチワークなど、会員さんが作った作品が展示してあり、楽しみながら新婦人の活動をしている様子が伺えました。
医療政策の転換を
社会保障を良くする会が総会
飯能市社会保障をよくする会の総会と学習会が21日、富士見公民館で行われ、役員体制では新会長に年金者組合の野尻一夫氏が選ばれました。
学習会では、中央社会保障推進協議会事務局次長の相野谷安孝氏が、「後期高齢者医療制度と医療改革」と題して講演しました。
なぜ怒りが静まらないか
75歳という年令で、今まで入っていた保険から追い出され、保険料を年金から天引き、払えなければ保険証取り上げる。健康診断でも外来医療でも、入院や「終末期」に至るまであらゆる段階で、安上がりの差別医療を押し付ける制度に、高齢者の「琴線に触れる」「虎の尾を踏んだ」怒りとなっているのです。
医療費抑制策の転換を
政府は医療費にお金がかかるというが、世界は医療費無料が原則になっている。フランス、ドイツなどヨーロッパは対GDP比で10%以上、日本は8%、GDPの1%振り向ければ5兆円増やせる。「医療にお金を回せ」の世論を大きくし、国の医療政策をかえさせる為に力を合わせましょうと結びました。
5千名を超える署名の重み受け止めて!
給食を考える会が給食署名提出
飯能市豊かな学校給食を考える会は21日、給食室の統合中止などを求める署名1072人分を市長に提出しました。これまで2回の署名と合わせて5056筆となりました。
この日は、麻生代表や教組、市職、新婦人の代表が参加し、本橋副市長と教育委員会総務課長が対応しました。
代表の麻生先生から「総数で5000人を超える署名となった。今回は特に保育所の保護者から寄せられたものが多い。この署名の重みをしっかり受け止めてほしい」と要請しました。また、「改修工事前に説明会は行わないのか」と聞いたのに対して、久下課長は、「必要であれば検討したい」と答えました。
参加者から、「地元の食材を目の前で調理し、においが学校中に漂うことが重要だ」「震災などをみても、避難所になっている学校には給食室があることが必要だ」「調理員の退職者不補充ではなし崩しで民間委託になってしまう」などの声が出されました。
本橋副市長は、「合理的という基準だけで考えていいのか、状況が変わってくれば、総合的に考えていく必要があるだろう」と答えました。
建設労働者の仕事生み出す自治体の施策を
埼玉土建飯能日高支部が大会開く
18日に行われた第7回支部定期大会は、毎月前進の中で迎え、埼玉土建県本部木村さん、飯能地労連議長杉田さん、日本共産党金子市議、関谷支部長のあいさつがあり、2008年度の運動方針の提案を芦野書記長が行いました。
運動の柱は、「賃金・労働条件の改善と安全な街づくりをめざす」というもので、今、建設現場での違法派遣の増加が低賃金をさらに引き下げ、貧困化を加速しています。そのしわ寄せが下請け業者に集中し、派遣された監督の現場では工程が混乱しているのが実態です。このような中で、労働法制の改悪阻止にむけた取り組みを、全建総連、埼労連と共同して取り組むこと。支部の仲間1名が建設首都圏アスベスト訴訟の原告となり、支援の輪を広げること。特定健診では、土建国保の健診率を上げる取り組み、自治体に対しては「耐震促進計画」の策定と耐震改修費への助成制度など仕事おこしの施策を求めていくことが確認されました。
大規模解消が大きな課題
学童クラブの会が総会
5月17日、「第5回飯能市学童クラブの会」の総会が開催され、日本共産党の金子、山田、新井、滝沢市議と内沼市議が出席しました。
今回の総会では、厚生労働省の指導により、学童クラブの子ども達の保育環境を守るために、入所児童数は40人程度が望ましく、児童数71人以上となっているクラブについては、今後、分室などを設けて大規模の解消を進めることが求められており、解消できない場合、児童数71人以上の大規模学童クラブに出されている補助金が2010年から全て廃止なることから、その対応について深い論議が行なわれました。
今年度は、富士見、加治、一小の学童クラブがそれぞれ71名以上となっています。大規模解消の為に施設の増設や新設を行なうためには来年度予算に反映される必要があり、今年10月頃までがリミットになります。
学童クラブの会は、この問題について飯能市に対し、積極的に取組んで行くことを確認して閉会しました。
波紋(コラム)
新茶のおいしい季節です。いただいた新茶を飲んでみました。やはりおいしい。体のなかに緑がしみこんでくるようです。新茶は量を多めにすると美味しく飲めるとも教えられました。たしかにそのとおりでした▼新茶を味わいながら新聞を読んでいると、京都府の大山崎町が高すぎる府営水を過大に買わされているのは違法だとして、水量の決定を取り消すよう求めて京都地裁に提訴したという記事が載っていました。実使用量の二・九倍にのぼる大量の給水は町に必要でないだけでなく、町は過剰な負担を強いられ自治が破壊されるというのです▼読んでいて、飯能も同じだと思いました。飯能も県との協定で必要のない県水を買い続け、市の水道水とブレンドして給水するという無駄なことをやっているからです。その費用は年七千万円から一億円にもなります。西武などの大規模開発がなくなり、県水を買う必要はどこにもないのにです。おいしいお茶が飲めるのもおいしい水があってのこと、市には協定の見直しを求める考えがないのでしょうか。
新飯能1623
税金の集め方と使い方を国民本位に変えよう
あやべ澄子衆院予定候補が街頭から訴え
あやべ澄子衆院予定候補の北関東宣伝キャラバンがスタートし、県内各地で宣伝や小集会、医師会や農業者などとの懇談が精力的に行われています。
15日には、飯能駅北口のまるひろ前で街頭演説を行い、山田利子市議と商店街を訪問しました。 まるひろ前では、支持者や買い物帰りの市民が足を止め、演説を聞きました。
あやべさんを国会に
最初に応援に立った、民商事務局長の阿部さんは、「医療や年金の改悪をしておいて、今度は消費税を引き上げようとしている。今、業者は固定資産税、住民税、所得税、国保税を納めるために働いているようなもの、その上消費税が上げられたら暮らしていけない。ぜひ、共産党に頑張ってほしい」と訴えました。
あやべ澄子候補は、「先日、自公は道路特定財源特例法の再議決を強行した。道路財源が確保できないと地方が困ると言うが、大型公共事業を地方に押し付け、地方交付税を減らし続けていることが問題。その上、ムダな道路中期計画で59兆円ものムダ使いをしようとしている」と指摘しました。
後期高齢者医療制度中止・廃止の声広がる
また、「後期高齢者医療制度は、3分の1の自治体で見直し・廃止の決議があがり、30の医師会でも同様の声があがっている。福田総理のお膝元の群馬県医師会長と懇談したときに、言語同断の制度で廃止すべきだと言っていた」と紹介。「お年寄りいじめの医療制度を廃止させましょう」と訴えました。財源の問題でも、「大企業・大資産家への減税が7兆円。米軍のグアム移転には3兆円も出している。税金の集め方と使い方を国民本位に変えれば消費税増税など必要ない」と訴えました。
名栗から来た佐藤さんは、「歯切れがよく、わかりやすかった。お金がない訳ではないのね」と話していました。
商店街では、「物価は上がる、年金は減らされ、売り上げはわずか、これでは生活できない。この政治何とかしてよ!」といった声が聞かれました。
多重債務解決へ運動広がる
清流道場が学習会
飯能民主商工会・清流道場は11日、学習会を開き、山田利子、滝沢修両市議が参加しました。
清流道場は多重債務を自ら解決するため取り組みが毎週開かれていますが、この日の学習会では今までの高金利引き下げの闘いや、グレーゾーン金利利撤廃運動と今後の問題などについて話し合われました。
高金利引き下げの闘いでは1998年当時、業界最大手の日榮や商工ファンドの脅迫的取立てが大きな社会問題になり、両社長の国会への参考人の呼び出しなどが行われ、当時の出資法の上限利息40%が、29・2%に改正され、その後、最高裁の判決などにより、過払い返還訴訟が全国的にひろがりグレーゾーン金利の撤廃運動が大きく高まってきた事が報告されました。清流道場でも多重債務に苦しむ方から多くの相談を受け、過払いの返還訴訟や特定調停、自己破産などについて相談者と一緒に解決を進めてきました。
しかし、最近はグレーゾーン金利の撤廃に伴い、中小貸金業者が整理されたり、倒産により過払い金を支払えなくなっている業者も出てきています。また、最高裁で契約における時効の解釈に新しい判断が下されるなど、今後の訴訟問題に新たな局面が出てきている点も指摘されました。
市民生活が一段と厳しくなる中で多重債務に苦しむ方が一層増えてくる事が予想されます。今後の清流道場の役割が益々重要になっていることを再認識して学習会を終えました。
無床なんてとんでもない
市立病院良くする会が住民懇談会開く
市立病院を良くする会は10日、東吾野のふれあい農園研修室で住民懇談会を行い、地域住民、病院関係者、市職員など多くの市民が参加しました。
はじめに、代表の杉田実さんは、「有識者会議の提言が出された中で、住民のみなさんの意見や要望を聞いて運動をすすめていきたい」と挨拶しました。続いて、新井巧市議が有識者会議の「提言書」の内容と問題点について報告し、「市は病院を医大に委託する方向で検討していくとしているが、それが駄目なら無床診療所にするとしている。経営改善は不可能という立場で、経営改善で存続することは全く考えていない」と指摘しました。また、以前市立病院に勤務していた渡邉医師の手紙も紹介しながら、「市長をはじめ、経営改善に取り組んで来なかった責任を市民に転嫁するやり方は許せない。市民の側から改善の提案をしていこう」と訴えました。
有識者会議を傍聴した方は、「有識者会議の議論と提言は異なったものになっている。無床などという結論はなかったはずだ」と述べました。
参加したある女性は、「患者の足の確保が一番切実。市はなぜ患者の送迎をやらないのか」「市立病院には大変お世話になった。この病院があるから安心して地域に住める。入院ベッドがなくなったら大変なこと」と切々と語りました。
会では、入院ベッドをなくすことがないように、市長に要請はがきを出そうと呼びかけました。
区画整理見直し
有識者会議の提言まとまる
岩沢北部、南部の区画整理事業見直しに伴い、昨年10月から開催されていた、「区画整理事業の見直しに関する有識者会議(宮下清栄会長)」の第5回の会議が13日開かれ、事業見直しについて有識者会議としての意見がまとめられ報告されました。
主な内容は、
①これまで10数年間の経緯を勘案し、権利者側の公平性に留意し、十分に事前説明を行い、整備済みの区域も含めて見直し後の計画の整合性を図ること。②権利者に不公平が生じず、地域全体に一層の利益をもたらすようにすること。③20年で整備が完了するよう事業推進に努力をし、下水道を可能な限り早期に整備を進める事などが提言され、除外地区については安全で安心の街づくりを進めるために、何らかの整備計画が必要であり地域住民組織が形成される事が必要であると指摘しています。
これらを踏まえ、意見総括としては、市の見直し案について、一部買収方式をとることや現況道路の重視により家屋移転の減少を図り事業を進めることは概ね妥当であるとの判断がされました。
5回開催された有識者会議は、事業見直しに関して埼玉県の指導により設置されたもので、市施工の区画整理事業でこのような大幅な見直しを行うのは初めての事であり専門家に意見を求めるために行われて来ました。 有識者会議の意見や住民の意見を生かした事業を進めていくことが求められます。
南高麗地区 市長ホットミーティング
75歳以上でも保養所利用できるように - 要望続々と
5月9日、南高麗地域のホットミーティングが行われました。
市長から、南高麗地域に関係する今年事業について説明があり、観光公衆トイレを上直竹上分に設置すること、弁天橋の架け替え(H20~21年予定)、有害鳥獣対策、地域情報化推進の基礎調査(苅生・上畑、黒指)などが報告されました。
南高麗では、上直竹上分・細田地区で地元住民が一丸となって取り組んでいる「お散歩マーケト」が、今年は5月3日に行われ、小雨が降る中500人の参加があり、NHK「首都圏ネットワーク」でも放映されました。こうした地域おこしが、住民自治をさらに発展させているのでしょう。
出された意見・要望
参加者から意見・要望がたくさん出されました。①小岩井~苅生の市道は、最近犬の散歩が多く、ペットのフン公害で困っている。不法投棄防止の看板が有効にはたらいているので、ペットのフンについても同様の措置をしてほしい。②鳥獣保護区の解除③南高麗地域の活性化のために企業誘致を。④4月から「後期高齢」となった。今までのように「保養所利用」の申し込みに行ったら、「後期高齢」の人は利用できなくなったといわれて大変ショックだ。今までどおり復活してほしい⑤未給水地域への対策はどうなっているのか⑥市民健診が予約制になって電話をしたのにつながらない。⑦県道富岡入間線と美杉台からの岩淵交差点の歩道の設置をなど活発に出されました。
身体障害者・自動車燃料費補助
年度途中でも可能に
身体障害者の自動車燃料費に対する助成制度があり、給油券(ガソリン券)一枚1200円を年間24枚まで支給されます。しかし、昨年度までは支給要件の一つに「自動車税の減免を受けていること」が条件に入っていた為に年度途中で障害者手帳の交付をうけても、軽自動車は年度途中で税の減免がないために給油券の交付ができませんでした。
新井巧議員は、18年度決算委員会の中で「普通自動車については県税で年度途中でも減免があり、給油券も支給される。普通車と同様に年度途中でも支給できるようにしてほしい」と求めました。
担当者は、「調査して改善する」ことを約束し、今年度から自動車税、軽自動車税の減免を受けていることの条件をなくし、申請月より給油券が交付されることになりました。
日本共産党市議団は「障害者本人が運転できない場合、家族に病院等への送迎をしてもらう様な場合にも適用できるよう」引き続き、改善を求めていきます。
波紋(コラム)
それまで快適だったゴンドラがせりあがったかのような感じになったかと思うと、突然空に浮かんでいる残雪の大きな富士が目に飛び込んできました。圧巻でした。外人観光客も驚きの声をあげていました。大涌谷で、熱い黒卵を食べている周りも、韓国や中国の観光客があふれていました▼それからしばらくして、家で寝ている時に地震がありました。かなり大きな揺れを感じました。地震の後にテレビに地震警報が出されるトラブルもあって、なんとなく寝付かれない不安な一夜になってしまいました▼それが今度の中国四川省の大地震です。現地の惨状をつたえる生々しいテレビの映像には胸が痛みます▼大涌谷で景色を楽しんだり、黒卵を珍しそうにほお張っていた人たちの中には、中国四川省の人たちもいたのかもしれません。個人の力ではどうにもならない大地震。一人でも多くの方が無事でいてほしいと思います。党は四川省大地震、ミャンマーサイクロン被害救援の募金を開始しました。できる限りの支援をという思いは切実です。
新飯能1622
高齢者医療制度に広がる怒り
こんな制度なくして!
後期高齢者医療制度がスタートして1ヵ月、「少ない国民年金の中から天引きされた。許可も契約もしてないのに勝手に引くのは許せない!」「年よりは長生きするなということか」と日本中に怒りの声が広がっています。
苦情の電話鳴りっぱなし
飯能市の担当課の窓口にはスタート当初と年金天引き時の15・16日は担当課にある3台の電話が鳴りっぱなしの状態でした。どこに言っても高齢者が集まる場所で怒りの声が聞かれます。
老人会の総会で83才の男性は「俺らは戦後ひもじい思いをしながら、今の日本を作ってきた。年とったら安心できると思って一生懸命、年金も社会保険料や国保税、払ってきた、なのに年よりは早く死ねといわんばかり、こんな粗末な扱いを受けるなんて、悔しい」また、78歳の男性は「財政が厳しいというけれど独立行政法人に使うお金が12兆円?その一部をまわせばできるというじゃない、使い方が間違ってる!」と怒っています。73歳の女性は「確かに高齢だけど後期といわれると、もう後がないという感じでいや!次は末期というのかしら、私は反対!署名でも何でもやるわよ」と署名用紙を数枚引き受けてくれました。
本町のNさん宅では近所の人とのお茶のみ話は、後期高齢者医療制度の話題で持ちきり、「政治家は、私ら庶民の生活の大変さがちっとも解ってない、こんなひどい制度誰が決めたの?」「何とか変えたいね、暴動でも起こすようかしら」と話していました。
国保の年金天引きにも怒り
「75歳にならないのに年金天引きされた。どういうことか市に聞きに言ったら、国保税の天引きについて、2月ごろ通知したはず、見落としたんでしょうか?といわれた。そんなこといつ決めたのよ!全然知らなかった。国民に知らせないでどんどん決めちゃう今の政治に腹が立つねー!」。
と自民・公明の国民無視の政治に怒りの声が渦巻いています。こんな制度は力を合わせて廃止させましょう。
9条守れ、25条生かせ
市議団が憲法記念日に宣伝
施行から61回目の憲法記念日となった5月3日、日本共産党飯能市議団は、憲法が持つ意義と役割がかつてない重みと深みを増していることを終日街頭から訴えました。
改憲を先導してきた「読売新聞」の調査でも憲法を「改正しないほうがよい」が「改正するほうがよい」を15年ぶりに上回り逆転したことは、国民世論の変化を端的に示しています。
作家の大江健三郎氏らが呼びかけた「九条の会」に賛同する地域や職場の会は、七千を超しました。飯能市でも「九条の会はんのう」や「奥むさし文化9条の会」が旺盛に活動を展開しています。
議員団は、時おり雨と風が吹き付けるなかで、「いまこそ憲法9条を守り、国民の生存権を認めた憲法25条を暮らしに生かそう」と訴えました。
小泉政権以来の「構造改革」によって「貧困と格差」が拡大し、国民の生存権を保障する憲法25条が脅かされています。今年4月から導入された「後期高齢者医療制度」について、「月々わずか1万5千円の年金からも介護保険料を合わせて無理やり保険料が天引きし、無年金者からも保険料をむしり取る。その上、受けられる診療を制限すると言う、お年寄りの生存権を奪いさる、まさに憲法25条に反するものであり、全国各地の自治体や医師会からも撤回の声が大きくあがっている。中止・撤回しよう」と訴えました。
ごみ減量すすんでます!
これこそ行政と市民との協働だ
行政と市民の協力で、飯能市のごみの分別・減量、資源化の取り組みがすすんでいます。06年9月からペットボトルを、07年9月からプラスチックごみを分別収集する取り組みが行われ、現在、9分別の収集を行っています。
※びん、飲料缶、紙(新聞紙、雑誌、雑紙、紙パック)・布(衣類、カーテン、毛布、シーツ等)、ペットボトル、プラスチック類、有害ごみ(蛍光管、乾電池・ライター・水銀体温計、スプレー缶)可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ(有料)の9分別です。
資源化と再利用が増える
今回、金子市議は、クリーンセンター廃棄物減量対策課を訪問し、取り組みの成果について説明を受けました。
家庭から排出されるごみの総量と資源化の量を、06年度と07年度で比べてみました。以下のデータは、担当課でまとめたものですが、07年度については時期的に概算の数値になっています。
まず、ごみの総量は、06年2万8073㌧が、07年には2万6257に、約1800㌧の減量です。
資源化と再利用の量は、06年7764㌧(28%)から、07年は8096㌧(31%)と332㌧増えました。プラスチックごみについては、「パレット」というフォークリフトの荷台に再商品化されています。
このような減量の取り組みが良い結果を生んでいるのは、市職員が地域に入って丁寧な説明会をくり返し行い、市民もこれに応えてがんばっているからなのです。
担当課では、今年も6月から各公民館で「ごみ減量報告会」を行い、要望があれば「出前講座」も旺盛に取り組んでいきたいとしています。
長すぎる市長の話
ホットミーティングの声
今年も市長ホットミーティングが開催されています。
開催案内には、「市民との協働によるまちづくりを進めるために、前半に市政についてのお話を市長が行い、後半の時間で市政や飯能の将来のことなどについて参加者から提案を頂きます」などと記載されています。しかし、7時から8時半までのホットミーティングの中で、市長の話が終わるのは8時過ぎ、加治東公民館では、8時10分、会場での提案など受ける時間はほとんどありません。
参加したある市民から、「沢辺市長の市政報告会か?」とホットミーティングそのものに疑問の声が聞かれました。
市長の一方的な市政報告会ではなく、住民の切実な声に耳を傾け、地域の実情に顔を向けるためのミーティングにしてほしいものです。
風薫る5月の風景
広渡寺で稚児行列
八幡町の広渡寺で4日、新住職の就任に伴い、曹洞宗の最も重要な儀式「晋山結成法要」が行なわれ、法要の1つとして銀座通りから広渡寺まで稚児行列が行なわれました。幼稚園から小学校までの子どもたち約30人が、男の子は烏帽子、女の子は冠に着物姿のお稚児さんになり、ほら貝の音とともに街なかを練り歩きました。爽やかな5月の風にかわいらしい着物姿が映えていました。
満水の名栗湖
5月の名栗路は周辺の山々の鮮やかな緑に包まれ心も体も癒やしてくれます。この日の、名栗湖は多くの観光客で賑わっていました。今年は、比較的、雨が多いこともあり名栗湖は満水状態です。
鮮やかな木々の緑と湖の碧さが目に新鮮です。湖面では、ゆうゆうとカヌーを楽しむ姿も見られ、遠くはるかに続く山並みもくっきりと見ることができました。
波紋(コラム)
「赤旗」に「カツオだって空を泳ぐ」という高知県黒潮町のカツオのぼりが写真入りで紹介されていました。前に地球温暖化の問題で、"空飛ぶウナギ""空飛ぶマグロ"にふれたことがあるので、思わず笑ってしまいました。もっとも黒潮町のカツオのぼりは地域おこしの一環だということで、〈ふつつかな魚のまちがひ空をおよぎ〉(渡邊白泉)というところでしょうか▼なんか大切なことを見落としているのではないかと、連休中の新聞を読み返していたら、朝日に、「憲法改悪阻止に18歳の力を」という日野原重明聖路加国際病院理事長の文章が載っていました▼日野原さんの論旨は平和憲法を改悪しようというのは実に嘆かわしい、18歳選挙権を実現し、青年たちに改憲阻止の大きな力になってほしい、将来は安保条約も廃棄して米軍基地を撤去し、軍備のない真の意味で独立した新日本をつくる、自分はその運動の最前線に立つ覚悟をしているというものです。日野原さんは96歳、すごい気迫です。
新飯能1621
大学病院と連携し経営改善を
日本共産党飯能市議団が申し入れ
日本共産党飯能市議団は、①今年度策定する「市立病院改革プラン」の検討にあたって、市民の要望に応えたものにすること、②4月21日から開始されている「市長ホットミーティング」で、市が提示している「市立病院問題」の資料の中に、市民に誤解を与える点があるのではないかと指摘し、強く改善を求めました。
医師確保で経営改善を
飯能市立病院の経営のあり方を検討してきた「有識者会議」は、第5回目の会議を開き、「提言書」をまとめ、3月31日に沢辺瀞壱市長に提出しました。
5回の議論を通じて、病院の経営改善には、医師の確保が第一で、そのためには、大学病院などの医療機関に経営をゆだねることを視野に入れ連携を強化する必要がある。当面は、大学病院からの医師の派遣と患者を受け入れることで(後方支援病院)、経営改善を進めるというものです。
ところが、市が示している資料は、この論議を正確に伝えるものとなっていません。
市は、「目標」を大学病院などに経営を委ねることにおき、「大学病院に経営をゆだねる事ができなかった場合は、【無床の診療所化を検討】する」というのです。
しかし、有識者会議では、地域医療と地域住民のニーズに配慮された議論が行われ、【無床の診療所】についても大学病院に経営をゆだねられなかった場合の選択肢のひとつとして考えられるというもので、これに決めつけたものではありませんでした。
沢辺市長は、これまで病院の経営改善が不十分であったことの責任と反省は曖昧なまま、「経営改善については全く不可能」という立場です。「50床の病床を確保するために、指定管理者制度の活用で医大などに経営を委ねたい」としていますが、「それがダメなら無床診療所」というのではあまりにも住民の要望を無視した方向になるのではないでしょうか。
貧困と格差の是正を
飯能日高地域メーデー
5月1日、第79回飯能日高地域メーデーが八幡神社境内で開かれ15団体から約100名が参加しました。今年のメーデーは、自・公政治のもとで暮らしと雇用が破壊され、「ワーキングプア」の言葉に象徴される貧困と格差の広がりが、大きな社会問題になるなかで開かれました。
メーデー実行委員長の杉田さんは「自民・公明の与党は昨日、衆院で、ガソリン税の暫定税率を復活させるための法案などの再議決を強行した。昨夜のガソリンスタンドは、今のうちに少しでも安いガソリンを入れようと車が周辺道路まで列を作っていた。庶民生活に打撃を与える政治は許せない。なんとしても今の政治を変える事が求められている。この間、派遣労働の問題では、実態を告発し、労働者保護法の必要性を取り上げた志位和夫委員長の国会質問などと、職場・地域のとりくみが結んで、職場と政治を動かし始めた。メーデーを期に、この流れを本格的に発展させ、人間らしく働くルールを確立する跳躍台にしょうではありませんか」と挨拶。会場から大きな拍手が寄せられました。「憲法を守る飯能9条の会」など角界の代表から連帯の発言あり、平和問題、飯能市立病院を守る運動の報告もされ、その後、市内を元気良くデモ行進、初夏の空に「国民を守れ」の声が響き渡りました。
有間渓谷・観光つり場
リニューアルオープン
有間渓谷・観光つり場が4月4日、リニューアルオープンしました。26日には祝賀会が行わ、「中間法人にしかわ」の関係者だけでなく、多くの地元関係者、入間漁協の方々がなど参加し、地元・柏木正之・大久保勝両市議とともに新井巧市議も参加しました。
この事業のオープンは、「中間法人にしかわ」が中心となり、運営協委員会を組織して、新たにオープンしたもので、新しい住民参加事業として大いに期待されます。
ベテランからファミリーまで
このつり場は、有間ダムのすぐ上流に位置し、自然の渓流を利用し、大小さまざまな淵に区切った釣り場は、澄んだ水と澄んだ空気がいっぱいです。四季折々の自然が釣りに訪れた皆さんをあたたかく包んでくれることでしょう。足場もしっかりして整備されていますので、ベテランからファミリーの方まで安心です。
午前、午後の2往復、飯能駅からつり場までの国際興業バスが運行されていますので、バーベキューで一杯という方も安心です。また、帰りにさわらびの湯で一汗流してという方には割引料金があります。
対象魚:ヤマメ・イワナ・ニジマス
釣り場形態…自然河川(約550m)
営業時間 午前8時~午後5時
設備…休憩所・食堂・売店・トイレ完備)
料金
●ヤマメ・イワナ 4200円(1日券)
●ニジマス2940円(1日券)
●半日券ニジマスのみ1680円
●バーベキュー(使用料)大人300円(中学生以上)小人200円(小学生以上)
●貸竿有り、エサ等販売
●鉄板・焼アミのレンタル有り。
*詳しくは、ホームページ 名栗観光 有間つり場で検索。
求められる福祉労働者の処遇改善
議員団が介護施設訪問
日本共産党は、介護利用者のくらしと人権を守るためにも、職員が安心して働くことのできる労働条件をととのえることが大切であるという立場で介護保険法改悪、自立支援法にきっぱり反対し、政府に抜本的改善・見直しを求めてきました。 昨年12月、深刻な人材不足を打開するために、福祉労働者全体が深刻な状況にある中で、特に高齢者介護と障害者福祉の分野にしぼって5項目の「緊急提言」を発表しました。
飯能市議団は実態調査のため施設訪問を行っています。25日には山田、滝沢両市議が山と川に囲まれ自然豊かな中にある施設に伺いました。
施設では開設以来、人材を探すことに追われてきた。人材の確保はどこも同じで人件費を50%以下に抑えなければ運営していけないといわれている。男性でも夜勤を4、5回やって17万円から18万円程度では、既婚者は大変。入所者40名に夜勤の職員配置は2名、痴呆のある病床ではとても足りない、夜勤明けの職員の顔は疲労困憊の様子。国の基準を見直してほしい。こんな状況では、募集で運転手は見つかっても介護職員はなかなか見つからい。本当に苦労しているということでした。
深刻な人材不足は、自民・公明政権が、介護保険法の改悪や障害者自立支援法の強行などにより、利用者に過酷な負担増とサービス利用の制限を強いる一方で、事業所に対する報酬を引き下げてきたことが最大の原因です。 福祉労働者の処遇改善を求める大きな運動が必要です。
有間ダム脇の山林を購入
飯能市は4月30日、都税が滞納になって競売にかかっていた有間ダム管理事務所前の山林約3・5haを451万円で取得しました。
取得目的は、市民の森として、名栗地域の住民参加で整備をすすめることにしていますが、当面、ここで埼玉県の植樹祭を計画しています。
尾根沿いには、さわらびの湯から有馬渓谷観光釣り場に通じるハイキング道にも接しており、一体的な活用を図ることが望まれます。 土地開発基金をあてて取得していることから、今後、明確な位置づけのもとに、一般会計から予算を組んで所得することになります。
波紋(コラム)
集合はアトム像の前、さわやかな緑の風に誘われて、後援会のハイキングに参加しました。29日は「昭和の日」。祝日の政治的意図ははっきりしていますが、それならば、「昭和」という時代について、それぞれが考えてみるのもいいのではないでしょうか▼漫画雑誌「少年」で「「鉄腕アトム」の連載が開始されたのが1952年(昭和27年)、その頃の私は、「少年」「少年画報」などの漫画雑誌に夢中の漫画少年でした。アトムなどの漫画で時代の新しい息吹に触れていたのかなと思います。学校給食が始まったのもこの頃でした。鯨のこはくあげというメニューもありました。日本中の学校の子どもたちが、鯨を食べていたと考えると圧倒されてしまいます▼私にとって「戦争の昭和」の記憶は、父が出征するときの一枚の写真です。赤ん坊の私は母に抱かれています。この写真を見るたびに、私の家にも、確かに戦争があったんだと思います。さまざまなことを思い出しながら歩いていたら、最後の急な登り坂に、青い空もみえて、多峯主山頂までもう一歩です。
新飯能1620
日本国憲法はGHQの
押しつけではなかった
映画「日本の青空」をみんなでみる会主催の講演会「憲法と私たち」が、二十日にひらかれました。講師は、映画の主人公の鈴木安蔵さんとかつて同じ大学でご一緒に研究活動をされていた、立正大学教授の金子勝さんでした。会場の中央公民館の学習室に、あふれるほどの参加者でした。
金子勝先生は初めに、ご自身で作られた七ページのレジメと十四ページにわたる資料の概括を説明された後で「さあ!鈴木安蔵さんの探検にいこう。探検のほうが学習というより楽しいでしょう。」と、ユーモアたっぷりな話し方で話を始められました。
国民主権を明記
敗戦直後、政府の憲法問題調査委員会(松本委員長)が作った新しい憲法案は、それまでの天皇中心主義、軍国主義の明治憲法とほとんど変わりませんでした。
一方、民間の憲法研究会(高野岩三郎会長)は、国民主権と基本的人権の尊重を中心とする「憲法草案要綱」をまとめました。その憲法研究会でまとめ役だったのは当時四十一才で、七人のメンバーの中で一番若い鈴木安蔵さんでした。
GHQは、提出された憲法研究会の「憲法草案要綱」を民政局ですぐに英訳して検討をはじめました。そして、その要綱を下敷きにしてGHQの憲法案を作り、日本政府に提示しました。GHQ案には、要綱にはふれられていなかった戦争放棄の条項を加えましたが、多くの点で鈴木安蔵さんたちがまとめた内容が入っていました。
間接的起草者は日本人だった
だから、この要綱をまとめた鈴木安蔵さんは、現行の日本国憲法の「間接的な起草者」です。そして、これらの経過からわかるように、現行の日本国憲法はGHQに一方的に押し付けられたものではなく、GHQ案は日本人が作ったものをお手本としたものだとまとめられました。
講演の後、参加者からは「難しい内容が分かりやすく話され、退屈しないで聞けました。」「鈴木安蔵さんのロマンあふれる生き方に感銘をうけました」などという感想がきかれました。
子ども医療費 無料化年齢の拡大など求め
新婦人が市担当課と懇談
新日本婦人の会飯能支部は21日、「子どもの医療費無料化の年令拡大、妊婦の無料健診回数拡大、多子入所世帯の第3子保育料を無料にすること」などを求めて、こども家庭課、保険年金課、保健センターと懇談しました。
乳幼児医療費問題では、12月議会で「乳幼児医療費の無料化の年令拡大の請願が採択されたことから、早期に年齢拡大を」と求めました。内沼課長は「議会で採択されたことを重く受け止めている。県内で4分の3の自治体が何らかの予算措置をしていることから、前向きに検討していきたい」と答えました。妊婦健診の無料回数拡大については、2ヶ月前に出産したお母さんから「対象にならず残念。健診にかかる費用が多いときは2万円近くかかる。生む前のことを助けてもらうことが必要で、国の言う『14回程度』に増やしてほしい」と求めました。保育料については、近隣では所沢市、日高市が第3子を無料にしている。是非、無料に」と求めました。
初めて参加した若いお母さんは「現在、子どもが一人だけど、こういう援助があれば次も生みたくなる。ぜひ、これからもどんどん要望していきたい」と語っていました。
元加治駅南口の開設を
塩川衆院議員らと滝沢市議が西武と交渉
4月23日、塩川鉄也衆議院議員と所沢、入間、狭山、飯能、川越の日本共産党市議団は、西武鉄道沿線の利用者から寄せられたアンケート等にもとづき、西武鉄道に要請しました。
冒頭、塩川衆議院議員は「私も、新所沢から永田町まで利用させていただいている。住民の要望実現を図っていただきたい」と挨拶。
小手指駅の高層ビル計画について、「ビル風の影響の資料が住民にしめされていない」との指摘に、住民に示していくことを約束しました。
塩川議員は「住民から高層ビルの高さを下げるよう声がでている。こうした声を聞くべきだ」と求めました。
利用者の声を届けて
飯能市議団を代表して要請に参加した滝沢おさむ議員は、元加治駅南口の開設について、「元加治駅の直近、飯能側の踏切りは区画整理事業により、将来的には廃止になり、現位置より飯能側へ約100mの場所に新設される事になっている。踏み切りの移動や道路状況の変更により歩行者が遠回りをしなくてはいけなくなる状況は現段階でも見えている。また、現在でも駿河台大学の学生が駅の南からバスに乗車をしていることもあり、南口の開設は必要な課題だ。飯能市、入間市の双方で行政に働きかけて行くので、西武鉄道としても積極的に取組んでいただきたい」と要請しました。また、「高齢化社会の中で駅の安全確保のために駅員の常駐配置、ホーム全体に屋根を設置し、雨天でも傘を差さずに乗降できるようにとの利用者の要望も伝え、実現に向けて努力してほしい」と求めました。
あやべ澄子比例候補
「農業再生プラン」で農家と懇談
日本共産党のあやべ澄子衆院比例候補は17日、新井たくみ市議らとともに日高市の「加藤牧場」を訪れ、党の「農業再生プラン」で懇談しました。
加藤牧場は、成牛200頭を飼育する県内でも指折りの大規模酪農家で、生乳、アイスクリームなどの加工まで行っています。牛乳価格は低迷しているうえに、この間輸入飼料が高騰し、経営を圧迫しています。特に、肥育牛農家が大変な煽りを受け、その反動で酪農家で生まれる仔牛価格が15万円から5万円程度に暴落しているといいます。
加藤さんは「国が自給飼料生産にもっと力を入れてほしい」と言います。
あやべ候補は、「農業の立て直しが政治に求められています。農業を守る国民的な運動を広げたい」と述べました。
吾野地域で市政・国政懇談会も
あやべ候補は、引き続き、東吾野公民館で、新井市議とともに、市政・国政を語る会に出席。
新井市議は、市立病院問題の経過や問題を報告、あやべ候補は、後期高齢者医療制度の問題などを分かりやすく話しました。
参加したある女性は、「知らないうちに何でも改悪され、年金から天引きなんて許せない。衆院選挙で政治を変えなければ」と語っていました。
「連携強化で医師確保」が目的ではないのか
良くする会が担当者と懇談
飯能市立病院を良くする会は23日、有識者会議の「提言」について、健康推進部・野口調整監、細田主幹と懇談しました。
野口調整監は、「提言」について、目標を「医師の確保が確実な大学病院などに経営を委ねる」とし、「経営を委ねることができなかった場合、無床診療所化を検討する」ということで受け止めていると語りました。
参加者からは、「有識者会議の中心は、医師の確保が最優先課題であり、そのために医大等と連携強化することが必要だとしていたはずだ」「医大は経営までは考えていないといっているのだから、結論は無床診療所になってしまうのではないか」
と批判が相次ぎました。
また、「市長ホットミーティングで、市長が是非是非とお願いしても相手がいることなので、ダメということになればうまくいかないと言っている。経営を委ねることが目的ではそういう結論になる」
と指摘しました。
波紋(コラム)
みずみずしく咲き誇っていた山吹の花の一群も見えなくなって、あたりはむせかえるような新緑につつまれています。山吹の季節になると、川の石の下に、鰍(かじか)の山吹の花の色と同じようなあざやかな卵を見つけることができたものです。鰍のことはカジュウと呼んでいましたが、今なお新鮮な季節の記憶です▼鰍の卵はみかけなくなってしまいましたが、昨日は今年はじめて河鹿の声を聞くことができました。同じカジカですが、河鹿は蛙です。河鹿笛といわれるように「ヒョロヒョロヒヒヒヒ」と鳴く声はどこか涼しげです。川が荒らされているなかでも、健気に生き続けている河鹿の生命力に乾杯です▼身近なことから環境問題を考える視点は失いたくないし、そのための努力もしなければと思います。「エコライフ」もそのひとつでしょう。しかし、CO2の国内での全排出量の家庭の割合は1割未満、産業界、公共部門で6割を占め、排出量の上位100事業所だけで、全排出量の4割といいます。河鹿の声をききながら考えてしまいました。
新飯能1619
後期高齢者医療制度 4・15天引きショック
自・公政治に怒りの声
年金は年6回、偶数月の15日に支払われますが、今年4月15日は、特別の日となりました。75才以上のすべての人が後期高齢者医療制度の対象となって、年金から保険料を天引きされました。また、国民健康保険に加入している65才~74才までの加入者も同様に年金から保険税を天引きされ、まさに「便乗天引き」です。
“日本列島騒然”、文字どおりマスコミが一斉にこの制度のむごさを告発し始めました。
2月・3月分の年金から6・7月分の保険料を天引きする通知が社会保険庁から4月10日に送付され、有無を言わせず本人の了解もとらずに「天引き」とはあまりにもひどいやり方だと怒りの声がわきあがっています。
一万五千円以上は 年金天引き
まず、75才以上の年金天引きの対象となるのは、全国では1300万人のうち793万人、飯能市では、対象者約8330人のうち、5381人が年金から天引きされています。また、天引きされない人はどういう人かというと、年金月額15000円以下の人、年金から天引きされる額が年金支給額の半分以上になった場合は、天引きではなく、納付書等で払い込むことになっていますが、実際にはこのようなことは考えにくく、年金をまったくもらっていない「無年金」の人の方が多いのではないかと推測されます。残りの2949人は、「無年金」の人と今まで「扶養」になっていた人(天引き徴収が半年間延期されることによるもの)で、たとえ無年金でも埼玉県の場合、均等割りが一人年間42530円の3割、年間12750円を納めなければならず、6月~7月の間に納入通知書が送られます。
年金受給額も信用できないのに
78才のAさんは、「ねんきん特別便」が届いて、若い頃小さな会社で働いていた2年近い期間が空白となっていました。Aさんは年金天引きについて、「この自分の件については問い合わせてみるが、年金の受給額が不透明な中で、こんなやり方を平気でやる無神経さに二重に腹が立つ」と。奥さんは、「今回の天引きは、所得税を含めて約37000円にも。お父さんがコツコツまじめに働いて積み立てた年金から、ゴソっと持って行かれてくやしい。こんなことを決めた政治家をなぐってやりたい!」と激しい口調で語りました。
わずかな国民年金からも・・・
2・3月分の年金受給額が88000円の一人暮らしのBさん。ここから8000円が天引きされました。後期高齢の均等割が、国保よりも高く設定されているために、今までよりも負担増になりました。厚生労働省は、低所得の人は今までよりも安くなると宣伝していますが、Bさんは、「通知を見てびっくり。悲しくなった」とポツリ。
便乗天引き国保世帯までも・・・
同じように、65才以上74才までの国保加入世帯の国保税も、年金から天引きされました。問題は、もちろん年金天引きは許せませんが、今まで10回納付だったものが、年金天引きで6回になったために1回に支払う額がふえてしまって、負担感が倍増した点です。たとえばCさんは、今まで1回に支払う額は14000円でしたが、年金天引きでは24900円にもなり怒り心頭です。飯能市議会では、こんな制度の導入に日本共産党以外の保守・公明が賛成して、推進役を果たしているのが実態なのです。
介護・福祉職場で人材確保に四苦八苦
日本共産党飯能市議団が介護施設を訪問
介護労働の職場では「月15万円では結婚もできない」「働き甲斐はあるが仕事がきつい」などと離職者が相次ぎ深刻な人材不足に直面しています。
高齢化が進むなか、今後、10年間に約60万人の介護職員の確保が必要になり、障害者福祉も大幅な増員が必要となります。深刻な人材不足は自民・公明政権が介護保険法の改悪や障害者自立支援法を強行し利用者に過酷な負担増とサービスの利用制限をしいる一方で、事業所に対する報酬を引き下げてきたことが最大の原因です。各地の事業所が経営危機に陥り、賃金カットや正規職員のパート化など労働条件の切り下げを余技なくされ、閉鎖に追い込まれた事業所も出るなど、利用者サービスへの重大な影響を引き起こしています。
飯能市議団は日本共産党の国会議員団が昨年12月に発表した「国民の願う高齢者介護・障害者福祉の実現を、深刻な人材不足を打開するための緊急提言」をもとに介護施設への訪問活動をはじめました。
16日、市内のある介護施設を滝沢修・山田利子両市議が訪問しました。ケアマネージャーは緊急提言を読み「まったくこの通りです。どこの施設でも同様で募集しても来ない、学生も福祉職場より他の仕事についてしまい人材確保には苦労しています。特に平成18年(2006年)の介護報酬の引き下げで、一気に大変で給料は夜勤をしてやっと20万円ぐらい。働く内容からしてこんな給料(低い)でいいのかと思う。家賃を払って趣味や友達との付き合いができるか?今の給料ではどうみても食費を切りつめているのではないかと思う。施設側としても利用者へのサービスを低下させないよう、厚着にして節電したり業者に単価を下げてもらうなど、職員は涙ぐましい努力をしています。行政は何でも民間に求めるが、行政でできないことが何で民間ができるといえるのか」「皆さんに、是非がんばっていただきたい」と期待の声。さらに、帰りがけにお会いした理事長さんは「国の制度が間違ってます」と怒りのひとことを語っていました。
「ねんきん特別便」の見方と注意点
年金記録漏れ問題を解消するため、「ねんきん特別便」が送られています。これは、年金記録問題を解消するため、各個人の加入記録が正しいかどうか確認してもらうためのものです。
「ねんきん特別便」が郵送されるスケジュールは以下の通り。
①平成19年12月~平成20年3月 宙に浮いた年金記録が結びつくと思われる人
②平成20年4月~平成20年5月 新たな記録がないと思われる年金受給者
③平成20年6月~平成20年10月 新たな記録がないと思われる現役加入者 つまり、平成20年3月までにこの通知が届いた人は「宙に浮いている」確率の高い人です。特に要注意です。
●「ねんきん特別便」の注意点「行間」に注意を!
難しい書類に目を通すことに「めんどくさがって」しまい、そのまま放置してしまいがちですが、記録の一部が抜け落ちていないか、よく確認してもらいたいと思います。
加入記録の見方ですが「行間」に注意してください。「行間」とは、一つ前の記録と次の記録の間に連続性があるかどうか。ここに空白の期間があれば、抜け落ちている(宙に浮いている)年金記録がある可能性が高いわけです。
記憶がはっきりしなかったり、間違っているかどうかわからないなど、少しでも不安があったら、この「ねんきん特別便」を持って、直接社会保険事務所の年金相談窓口を訪れてみることをおすすめします。
社会保険事務所の職員から本人確認のためいくつか質問されますが、宙に浮いた記録が発見される確率が高くなります。 待ち時間が長く大変ですが、丁寧に対応するようです。
生活相談
いつでもお気軽に
最近、日本共産党市議団に税金滞納による差し押さえや年金、介護問題などの相談が増えています。自公政治の悪政により市民の暮らしが本当に深刻になっていることがうかがえます。こんな時こそ、地方自治体が、市民生活を支えなければならないのに飯能市は、「保育料や介護保険料などの滞納でも差し押さえを検討している(3月議会答弁)」というのです。滞納などで、「差し押さえ予告通知」などが届いたら、そのままにしないで、すぐに市に相談することです。連絡しないと「悪質だ」として即刻差し押さえを強行するというのが最近の特徴です。「滞納しているとなかなか行きにくい」という方は議員団に相談ください。困ったこと、わからないこと、身近な地域要求など何でもご相談ください。昼間の連絡先 973-2111(飯能市役所4階内線456)
波紋(コラム)
近頃は家の中が暖かくなったせいか、冬でも蚊がいるのかなと思うことがあります。いまどき蚊がいるのかといわれそうですが、うっとうしくて眠れなくなるのが一番困ります。蚊は鳴くのも刺すのも雌だけで、雄は植物の汁を吸うだけということも最近教えてもらいました▼昔は夏になると蚊を防ぐために、どこの家でも蚊帳を吊りました。蚊帳のなかに蛍を放したりしたのも、子どもの頃のなつかしい思い出です。かつては夏の風物詩であった蚊帳を知っている世代は、もう昔の人なのかもしれません▼その蚊帳をマラリヤ根絶に向け、アフリカに贈ろうと英国のブラウン首相が世界に訴えました。アフリカでは、一張り五ポンド(約千五円)の蚊帳が経済的理由で購入できず、多くの子どもや女性がマラリヤの犠牲になっています。必要な蚊帳は一億二千万張り、そのうち六分の一にあたる二千万張りの費用を英国は援助するといいます。日本はどうするのか。真の国際貢献とは何かが問われているのではないでしょうか。
新飯能1618
食材費高騰で給食が大変
米飯を増やし、日本農業を守ろう!
原油高や小麦などの食材費の値上がりの影響が、小中学校の給食に出ています。すでに食用油が値上がりし、パンなど小麦製品も値上げされています。全国的には、給食費を1割程度値上げしたところや値上げを検討中というところも多いと言います。
4月から電気代やガス代も上昇しているほか、中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、食材を中国産から国産に切り替える動きもコスト増に影響しています。
「飯能市の食材がどの位の値上げ率になるかは4月の精算時点でないとハッキリしない」ということですが、年度途中での給食費値上げも予想されます。現在、1食あたり230円程度、中学校は280円程度ですが、保護者から徴収する給食費で食材費を賄う現場の台所事情は厳しさを増しそうです。
献立で工夫して
「食材コストの安いものの利用など献立の工夫でなんとかしのいでいる」(担当者)というのが実態です。多くの食材が値上がりしている中で、米価は低迷を続けており、この機会に米飯を増やし、米需要を高めることが必要ではないでしょうか。担当者の話でも、「この間、値上がりのない米飯の献立が増えた」といいます。
なぜ高騰したのか
穀物急騰の主要な原因は、バイオ燃料ブームと言われる異常な穀物需要増にあります。バイオ燃料は、サトウキビ、トウモロコシなどを原料としたエタノールと、ナタネ、大豆などの植物油をもとに製造されるバイオディーゼルです。原油価格の高騰、地球温暖化対策という名目のもと、各国がバイオ燃料政策に競って力を入れ、そこに投機資金が投入されていることが一層深刻な穀物価格の高騰を招いているのです。
食料自給率向上を
日本の自給率は40%を割り込み、世界173ヶ国(地域)中130位、穀物自給率は28%という異常な実態です。
輸入食品の安全対策のみならず、価格保障と所得保障制度の確立(日本共産党農業再生プラン)などで食料自給率向上の抜本対策が必要です。
春の選抜高校野球大会
聖望学園が準優勝!
春の選抜高校野球大会(第80回)の決勝戦が4日、甲子園で行われ初出場の聖望学園が準優勝しました。初戦は小松島(徳島)に2対0で勝利、2戦目は履正社(大阪)に7対5で勝利、準々決勝は平安に8対0で圧勝、準決勝は4対2で競り勝ち、決勝戦では沖縄尚学に9対0で惜しくもやぶれ優勝は逃したものの、「楽しんでやりたい」というナインの言葉どおり、笑顔でのびのび対戦する姿にみんな拍手喝采。 飯能市役所ロビーにも大画面のテレビを設置し、市庁舎を訪れた市民も応援しながら観戦しました。特に強豪と言われる平安と対戦した準々決勝の日、昼休み時間と重なり大勢の人が食い入るように観戦。勝った瞬間は大きな喚声が階段を伝わって4階にも聞こえてきました。 市民は「優勝はできなかったけど充分に選手たちはがんばった。こんなこと初めてで本当にうれしい!」「元気もらった!まちが明るい話題で一杯」「夏の甲子園にも期待が持てるね」と街中が大喜びです。
夢と希望を与えてくれた聖望学園ありがとう!
春爛漫の桃源郷へ
日本共産党後援会がバスツアー
4月6日、日本共産党飯能後援会は、早朝から2台のバスに分乗し、春爛漫の山梨県へバスツアーを行いました。
圏央道や中央道の車窓からは散り行く桜と若葉が映えるなか、新井巧市委員長から、「今年は、新しく始まった後期高齢者医療制度により、お年寄を差別する医療問題や、低賃金で働かされている若者達などから、自公政権に大きな怒りの声が上がっている。いま、道路特定財源や暫定税率の法律が期限切れとなっているが、暫定税率の復活や日本で開かれるサミットの関係では、何時、解散総選挙となるか分らない状況だ。今度の選挙では国民の怒りを国政に届ける日本共産党を大きく躍進させてほしい」と挨拶、後援会の楽しい行事で交流をはかり、間近に迫った総選挙への決意を固め合いました。
一行は一宮御坂インターで中央道を降り、信玄餅で有名な桔梗屋のお菓子美術館などを見学後、満開の桃の花の下でワインと美味しいほうとうの昼食をとりました。昼食後、桃園内を案内されながら散策、花の種類の違いと桃の話しなどを聞きながらゆっくりと花見を楽しみました。参加者からは、「ワイナリーや恵林寺の見学、また、温泉入浴もできた今回のバスツアーはたいへん楽しかった。時期も良く有意義な一日が過ごせた」と好評でした。
のびのび育て
元気保育園が開所
市内永田で特別養護老人ホーム「敦徳園」、ケアハウス「蘭風園」を経営する(社)埼玉現成会が、4月から「元気保育園」をスタートさせました。県道飯能下名栗線沿いにある同会施設内に建設され、木造平屋で延べ床面積285㎡で、外側をフェンスで囲むのではなく、中庭に芝生をしきつめ、目の届くところで遊ばせたいという事業者の意向が反映されています。これで市内の民間保育園は4ヶ所となりました。
事業内容は、0~2歳児(定員30名)で、休日・一時・延長・病後児保育と子育て支援センターを運営します。
8日行われた竣工記念式典では、長棹美恵子理事長や浅野園長さんのあいさつがあり、「短期間の突貫工事で関係者の皆さんには大変お世話になった。生後2ヶ月~2才までの乳幼児をあずかる大切な仕事。名前の通り「元気」な子どもを育てたい。この事業を開始したことで逆に、職員もお年寄りも子ども達から元気をもらっている」と語りました。
大雨で浸水や歩道が冠水も
7日から8日にかけて飯能地域は、降雨量が150ミリ~190ミリという豪雨になりました。一日の降雨量が年間雨量の一割以上にも及ぶものです。
この影響で美杉台大橋付近、双柳、中山地域など数カ所で歩道の冠水や物置に浸水するなどの被害がありました。
中山の加治神社(天神様)東側で物置が浸水したお宅では、「水道管が破裂したかと思うくらい噴出だったが、担当課が素早く対応してくれた。側溝にごみがつまらないような措置を講じてほしい」と語っていました。ここは最近、分譲地として20軒以上の住宅が建設されことや道路が舗装されたことで山からの大水が一気に流れてくる地域です。
担当課は「何らかの対策を考えたい」と話していました。
波紋(コラム)
「飛行機で着陸したるまぐろかな」(中村裕)という俳句があります。そんなものかと思えばそれまでですが、まぐろが飛行機にのっているおかしさと、どこか不自然な現代への批評を感じとることができます。問題はおかしいのは、まぐろだけではないというところにあります▼「しんぶん赤旗」にも、「”空飛ぶ“うなぎ」という見出しがありました。まぐろやうなぎが飛行機にのったり、空を飛んでいるというのですからおだやかではありません。もっともうなぎは、一くしを台湾から空輸したときに出るCO2は三百十㌘で、これは残り湯での洗濯四十二回分の排出量に相当するというものです▼豆腐一丁分の大豆を米国から輸入すると、テレビを十二時間つけっぱなしにするのと同等のCO2排出量になるというのも驚きです。日本による大量の食料輸入は輸出国の土地や水資源を消費しているだけでなく、長距離輸送の過程で大量のCO2を発生させているというのです。異常なことに気づかせ、地球環境問題を考えさせてくれるまぐろの俳句、なかなかのものです。
新飯能1617
地域に根ざした豊かな給食を
考える会が給食シンポジウムを開催
子どものための豊かな給食を考える会は29日、横浜学校給食を良くする会の布川未来さんを講師に招き、学校栄養士、調理員、教員、父母、生産者をパネラーに給食シンポジウムを開催しました。
開会にあたって、代表の麻生正先生は、「飯能市は、父母の反対を押し切って、21年度から小規模校の調理室を統合しようとしている。この間、『給食を考える会』を結成し、ビラ配布、駅頭宣伝、反対署名に取り組み4000名の署名を提出した。今日のシンポを契機にさらに運動を強めていこう」と挨拶しました。
委託で質は低下してもコスト削減にならない
布川未来さんは、給食をめぐる全国の動きや特徴にふれ、「国や自治体が合理化や人員削減、民間委託化を推し進めているが、食の安全や食育の観点から見れば逆行している。東京の足立区では、全ての学校が委託(自校民間委託)になって、委託契約ガイドラインという文書で献立の品数や食器の数も制限している。委託料も年々増えている」と報告。「自治体は『財政難』や『経費削減』を口にするが、全国的にみて経費削減にはなっていない。また、最近問題になっているのは、偽装請負や派遣法の問題で労働基準監督署などから指摘され、委託を中止したところもある」と民間委託の問題点を指摘しました。
自校に給食室が あることが大切
栄養士の加藤さんは、「だしを取るときから学校中に美味しいにおいが漂うことが食育の一つ、調理室を統合することは全くひどい話」と批判しました。
調理員の細川さんは、「飯能市は少ない調理員のなかで、手作り、アレルギー除去給食など頑張っている。自校式だから子どもたちの様子や変化を見ながら給食を作ることができる」と報告。
浅見先生は、「リザーブ給食やバイキング給食、ランチボックス給食、リクエスト給食や子どもたちが栽培したジャガイモも給食に使えるのは自校に給食室があるから」と給食室の重要性を強調しました。
関谷さんは、「デザートも手作りしているのに感動した。給食室からの美味しいにおいとともに給食が運ばれるのと、できあがったものを届けるのでは全くちがう」と批判しました。
米やマコモタケなどを生産している青田さんは、「子どもたちに美味しいお米を食べてほしいから全て天日乾しにしている」ことを紹介し、市内の学校で使われている農産物を紹介しました。
布川さんはギターを弾きながら、『給食ってすごいんだ』という自作の歌を紹介。「給食問題は多くの人に知ってもらう給食まつりなど楽しい催しが必要。この歌も全国に広げたい」と語っていました。
大規模学童の補助金全廃
市は積極的に対応を
学童保育は、働きながら子育てする家庭にとってなくてはならない施設です。今年度入所した児童が上級生と元気に楽しそうに遊んでいます。 入所児童の多い富士見、飯一小、加治学童では71名~78名の大規模となっています。
この間、大規模により子どもたちの情緒が不安定になったり、事故がおきるなどのことから適正規模での保育が求められていました。
厚生労働省は「ガイドライン」を策定し、「1ヶ所の学童クラブで過ごす子どもたちの人数は40人程度が望ましい、71人以上は分離・分割を促進する」として、出されている補助金を、平成21年度末(09年末)に全て廃止する方向です。
対象となる学童クラブでは、今年9月までに方向性を出さなければならず、分離・分割する場合の施設、場所、指導員体制などを検討するとともに、市に対して、①補助金・委託金の条件②民間施設を借りた際の家賃補助の限度額③借家の場合、計画的に新施設が提供されるのかなど8項目の質問書を出して、議論を重ねています。
市は施設面では「小学校の余裕教室を教育委員会と協議している」と回答書でも議会答弁でもしています。公的責任に於いて学童クラブが運営できるよう、また子どもたちにとっても、より良い学童環境のために、市として積極的な対応が求められます。
苦情、相談窓口に殺到!
あんまり年寄りをいじめるな!
山田、金子市議は、「後期高齢者医療制度」の中止・撤回を国に求める署名をもって老人会を訪問しています。制度の仕組みを手っ取り早く説明してくれというので、お話すると、「これでも若い時はよく働いて少しはお国のために役に立ったと思っていたのに、今度はお国のために早く死ねってことかい?」、「若い世代の人に支援金をだしてもらうなんて肩身がせまい。中止してほしい」、「福祉は悪くなる一方。福祉のためといって消費税を取ったのはどうなっているの?」、「『長寿医療制度』なんて名前でごまかそうなんてケチな根性ならなおさら反対だ!」と、この制度の仕組みを知れば知るほど怒りがわいてきます。
すでに3月中旬に保険証が送付され、4月1日にはテレビ・ラジオでも一斉に問題視する声を紹介しました。保険料の年金天引きや、保険料を1年以上滞納した場合に保険証の返還を求め、病院窓口で一旦全額自己負担しなければならないことなど、医療が必要な高齢者から医療を取り上げるもので「医療保険制度」として欠陥だらけ。
1日、2日と市役所保険年金課には、保険料の年金天引きの第一回目が4月15日であることから、電話での問い合わせや窓口で説明を求める人でごった返しました。特に「保険料が高い」という声が圧倒的です。
国会では、日本共産党など野党4党で、この制度の廃止法案を出して奮闘中ですが、党飯能市議団も駅頭などで中止署名とハンドマイクで政策宣伝をおこなっています。
地方議会からの見直しを求める意見書は、535自治体にのぼり、青森市医師会のように反対を明確に表明する医師会も出てきました。さらに大きなうねりをつくり、中止に追い込もうではありませんか。
少子化傾向続く
小学校676名が入学
飯能市立の小中学校(小学校14校・中学校8校)は、4月8日、一斉に入学式を迎え、新1年生小学校676名、中学校693名が新しい門をくぐることになります。飯能市の人口は平成17年に、旧名栗村と合併し、8万4、242人となりましたが、毎年減少を続け、平成20年1月1日現在、8万3、061人もとなっています。人口の減少と少子化社会のため、小中学校生数も年度ごとの若干の増減はあるものの全体的には減少傾向です。今年度、市内で一番児童が少ない小学校は吾野小学校で5名の新入学児童を迎える事になっていますが、全児童数52名の予定になっています。また、加治東小学校は区画整理地域と市街化調整区域が校区となっているため、今年度は37名の新入児童で2クラス編成となりそうです。子ども達が生きいきと過ごせる、真に「子育てするなら飯能で」の施策を講じる事が人口減少にストップをかける上でも求められています。
ガソリン暫定税率期限切れ
小売店の声
以前は税率を変えるときは、県税事務所が事前に調査にきて、在庫量を調べにきたので混乱は無かった。暫定税率の約25円分がかかった在庫がまだあるので、下げられるのは4月3日から。3月末頃からの買い控えと、4月始めの安い方にお客さんが流れることと合わせると影響は大きい。無利子で融資するなんて言ってるけど、失政のおかげで借金させられたのではたまらない。とにかく4月29日以降に衆院で再可決して元にもどすなんてことだけはやめてもらいたい。
「届け 谷口順子さんへ!」明日への歩みコンサート
谷口さんを偲んで追悼コンサート
谷口順子さんが亡くなってから一年が経ちましたが、谷口さんとともに、天覧山・多峰主山を守る活動や憲法9条を守る運動、エクアドルの子どもたちを支援する活動などで一緒に活動した仲間が、仏子にある文化創造アトリエ『アミーゴ』で追悼コンサートを行いました。谷口さんの活動を写真で紹介した後、ぺぺ・アルメイダさんや曳地さん、三橋さん、外川さんら、谷口さんとゆかりの音楽家が演奏しました。
波紋(コラム)
桜が満開です。じっと桜を見ている人もいます。芭蕉の〈さまざまな事おもひ出す桜かな〉というところでしょうか。でも朝晩は寒い。花冷えという言葉がぴったりです。鏡のなかの顔のしみをしみじみと見ていると、萎縮している心を見すかされているような感じがします▼「萎縮」という普段あまり使わない言葉にとらわれているのは、映画「靖国」の上映中止を東京や大阪の映画館が決めたことを「萎縮」と表現してあったからです。自民党の稲田朋美衆議院議員は「日本は表現の自由も政治活動の自由も守られている国。一部政治家が映画の内容を批判して上映をやめさせるようなことは許されない」といっています。作品への非難、攻撃の口火を切った人物がです▼これでは上映を中止した映画館が悪いといわんばかりです。「靖国」派勢力は事前検閲ともいえる国会議員だけを対象にした事前試写会を開催させるなど、右翼団体とも結託して上映に圧力をかけ続け、「萎縮」させたのです。表現の自由を守るたたかいはこれからです。