新飯能1648
まるひろ飯能店移転で
どうなる中心市街地
株式会社丸広百貨店が東飯能駅ビル(旧丸広東飯能店)を買い戻し、現在の飯能店を来秋までに移転するという事態を受けて、商店街から不安の声が出されています。
商工会議所は8日に緊急会議を開催して、中心市街地主要大型店の決定に伴う飯能のまちの将来について意見交換を行いました。
丸広側は、「21年秋の移転までに開発計画を検討していきたい」としていますが、この会議には参加しておらず、建物をこのまま利用するのか、取り壊すのか。その場合、跡地利用として、商店街・市民も含めて検討していくのかなど具体的な問題について全く定まっていません。
ハッキリした方向性を示して欲しい
丸広飯能店の移転に伴い、周辺商店街への客の流れが変わり、どのように影響するのか。また、夜間に丸広の明かりがなくなった場合、北口駅前の防犯上の問題なども懸念されています。しかし、商店街や住民には今後の行方や検討方向がハッキリ示されていないことから、「憶測だけで、いろいろな不安が出されている。丸広や市はしっかりとした情報を伝えてもらいたい」との声が聞かれます。
飯能市の担当者は、「まだ、具体的な話は聞いていない。もう少しすれば、ハッキリするのではないか」と言っています。
25日に市議会の全員協議会が開催されますが、そのなかである程度明確になるのではないかと思われます。
飯能市の中心市街地の活性化を考えるうえで、移転する飯能店も、東飯能駅ビルも重要な位置づけにあるだけに、行政、議会、地元商店街、市民がともに考えていく場が求められるのではないでしょうか。
改正・保険業法見直しを求める請願
経済建設常任委員会で採択に
飯能民主商工会他10団体から9月市議会に提出され、継続審査となっていた「改正・保険業法見直しを求める請願」の審査が12日、経済建設常任委員会(浜中勇委員長)で行われました。審査の結果、松橋議員(公明)が採決時に退席しましたが、他の委員(新井、安藤、加涌、柏木、小見山議員)の賛成多数で採択されました。
この請願は、保険業法の改正で、これまで適用となっていなかった『会員を対象にした病気、事故、災害などの際の助け合いの自主共済』が保険会社と見なされ規制の対象となるもので、一千万円の資本金をはじめ、保険専門スタッフの配置、保証金の委託が必要になりました。そうなると非営利の自主共済は耐えられない負担となって全国で430団体のほとんどが消滅の危機に陥っています。PTAの安全共済は民間に委託され、給付の水準が著しく低下。日本勤労者山岳連盟の『遭難対策基金』も存続の危機にあるといいます。 傍聴していた民商共済会理事長の菊地信男さんは、「これまで2回の請願を提出し、3月議会では不採択、6月は趣旨採択となっていたので、採択されて本当にうれしい。12月議会の本会議でも採択して、国に意見書を上げていただきたい」と話しています。
今後20年間の都市整備
市民が住み続けられる飯能市に
11月10日、飯能市都市計画審議会が開催され、飯能市都市計画マスタープラン改定案、岩沢南部・北部の区画整理整理の見直しなどについて報告や説明が行なわれました。 都市計画マスタープラン改定案は、第4次飯能市総合振興計画に基づき、21年度から概ね20年間の飯能市全体の都市整備に係わる将来的まちづくりを明らかにするもので、平成19年から、市民意識調査や地区まちづくり会議などが行われてきました。8月から9月にかけてのパブリックコメントでは6人の方から9件の意見が寄せられ、独自に将来の人口予想を行ったうえでの提案もありました。
この様な経過を経て、今回、示された改定案では、山間地の299国道沿いの産業施設やサービス施設の適切な立地促進、中心市街地ゾーンの活性化、精明地区の優良農地と狭山日高IC周辺の産業拠点の位置付けなど、地域を生かした資源の活用を図る新たな施策も出されています。
また、計画人口は第4次総合振興計画で平成27年に8万5千人としていますが、マスタープランでは概ね20年後の目標人口も8万5千人と設定し現状の人口確保を図るとしています。マスタープランは、国や県から補助金等を受けるために必要な計画となっていますが、市民が住み続けられる飯能市を今後どの様に作って行くのかが基本です。21年にはプランが決定しますが、市民の意見を充分反映させプランを実施して行く事が求められます。
住民説明会も終わった、岩沢南部・北部の区画整理事業については、事業計画、都市計画変更について報告がされ、今後、縦覧などの手続きを行ない、県知事認可などを経て計画の実施にあたって行く事が示されました。
今年も元気に
中央老連が演芸大会
7日、中央公民館で第29回中央老人クラブ連合会の演芸大会が行われ、金子敏江・山田利子両市議も来賓として参加しました。
開会式後、中央地域の8ヶ町の老人クラブの有志による合唱や民謡踊り、カラオケ、詩吟、舞踊など多彩、各団体・個人が日頃の練習の成果を緊張しながらも楽しんでいました。
今年は新舞踊のグループ「萩の会」が、きよしのソーラン節、関白宣言など6曲を披露、今までとはちょっと違う雰囲気に観客席から喜びの声が聞かれました。
中央公民館は音響設備が悪いため、中山の松崎アート工業のご夫婦がカラオケ設備を持ち込んでくれたので参加者は気持ちよさそうに発表していました。
「もう黙ってはいられない」と女性のつどい
9日、日本共産党飯能南支部同後援会主催の”女性のつどい”が菅間宅で赤旗読者や後援会の方々21名が開催時間には集まり時間通り開催することができました。
最初にお話してくださったのは市議会議員の山田とし子さんで、全般的な市政報告と共に学校給食の統合問題で児童や保護者が心配されている様子、小学校の先生からはプリント一枚刷るにも「何に使うのか」など、やりにくくなってきている状況が語られました。 日本共産党埼玉県委員会の高村まさ子さんは、後期高齢者医療制度の導入で年金から保険料を天引きされ、又、病院に行っては医療費を払い買い物すれば消費税をとられその上10%までの消費税の増税を麻生総理と経団連会長が同じことをしようとしている問題など、安心して暮らしていけない実態をお話しされました。参加した女性は「もう黙ってはいられない」と次々発言、初めての”女性の集い”はとても有意義なものとなりました。衆議院選へ向け、さらに対話を進めてゆきたいと思います。(すがまくみ子)
政治の中身が変われば職場も変わる
新電元後援会が演説会
日本共産党新電元労働者後援会は12日、党央委員会の塚田泰吉さんを弁士に演説会を開催しました。
塚田さんは、「麻生内閣の支持率が急落し、早くも政権末期のボロボロ状態で、常に解散含みで推移している」とした上で、「いつ解散総選挙になっても躍進できるよう頑張って欲しい」と訴えました。
塚田さんは、「日本共産党はこの間、雇用問題を重視し、派遣労働をはじめ、非人間的な使い捨て労働を正してきた。キャノン、トヨタなど大企業を追いつめ、政府を動かしてきた」ことを具体的に紹介しました。
また、蟹工船ブームと若者の変化にふれ、「日本共産党の国会論戦と労働者の戦いで潮目の変化を作りだしている」と報告。若者がインターネットで志位委員長の質問にアクセスする数が、12万件以上になり、街頭で「日本共産党知ってますか」と聞くと「若者の味方の党でしょ」という反応が返ってくる。この間1万2千人が日本共産党に入党し、若者が多いのが最近の特徴だといいます。
最後に、経済対策のポイントを話し、雇用対策が経済の土台であることを強調しました。
波紋(コラム)
日の暖かさが心地よく感じられる季節です。紅葉のはじまった木々の葉も、きらきら輝いていて透明感でいっぱいです。陽だまりで眠っている猫がときおり耳をぴくぴくさせています。そんなに神経をつかわなくてもいいんだよといってやりたくなります▼無神経といえば、麻生首相が漢字の読み間違いを連発して、総理の品格が問われています。「漫画オタク」を自認する麻生さんのことですから、漢字が読めないのはあたりまえというむきもありますが、「頻繁(ひんぱん)」を「はんざつ」、「未曾有(みぞう)」を「みぞゆう」、「踏襲(とうしゅう)」を「ふしゅう」では、総理の品格を問われても仕方がありません▼「公金を使った選挙買収」だと評判の悪い「定額給付金」のバラマキも、すったもんだのあげく、結局は自治体に丸投げ、前空幕長の侵略戦争美化論文問題でも、厳正な処分ができないで指導力を問われている麻生さん、追い詰められ、ボロボロになって漢字の読み方などに神経を使っているひまなどないのかもしれません。