1827号
民主・自民・公明が増税談合
「消費税増税やめよ」と国会要請行動
民主党、野田政権は消費税増税関連法案を自民・公明との談合で強行採決しようとするなど緊迫した情勢をむかえています。
消費税増税、社会保障大改悪を必ず阻止しようと20日、国会要請デモが、国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会などの呼びかけで取り組まれ、500人が参加しました。
飯能からも消費税廃止各界連絡会から11名が参加し、「消費税増税反対」、「三党合意は撤回を」の声が霞が関に響き渡りました。
飯能からの参加者はデモ行進の後、埼玉8区、9区選出の小野塚勝俊、柴山昌彦、五十嵐文彦衆院議員に「消費税増税法案の徹底審議と廃案を求める要請書」を届け、なんとしても増税をしないように求めました。
対応した、五十嵐衆院議員秘書は、「21日には必ず法案は通りますよ。私たちの立場はよくお解かりでしょう」と答え、増税反対の庶民の願いに背を向けた対応でした。
ひどい!解散して 信を問うべきだ!
飯能連絡会が宣伝
「消費税の廃止をめざす飯能連絡会」は、この間、署名活動や商店街訪問、学習会の開催や飯能駅南北口での駅頭宣伝などに取り組んできました。飯能駅南口で行った宣伝には、連絡会の人も驚くほど、「増税なしの財政再建」パンフを受け取る人が多く、特に中学生が自分から手を出してパンフを受け取り、「飯能市だけでいいですか?」と友達同士で署名をしたり、近所の主婦の方は「マイクの音がしたから飛んで来たわよ」と、「もう、ひどい。解散して信を問うべきだ!」と3党合意に怒りをあらわにしていました。
マイクを持った埼玉土建労組飯能日高支部の野澤さんは、「大企業や富裕層への行き過ぎた減税をやめ、雇用の確保と家計をあたためてこそ財政再建も可能。世論の力で消費税10%増税法案を廃案に」と訴えました。
平和行進にご参加ください
被爆から67年目の8月、原水爆禁止世界大会が開催されます。
2010年5月、世界大会189の国々は核兵器のない世界をつくることに合意しました。
今年の世界大会は、その合意の実現を求めて新たな飛躍をつくる場になります。
2012年、国民平和大行進は、埼玉県内を2コースに分かれて7月1日に出発します。
「核兵器のない平和で公正な世界のために」大勢の方の参加で成功させましょう。
日時 7月9日〈月) 10時(小雨決行)
市役所庁舎前集合
※集会後に市内を行進します。
主催 原水爆禁止飯能市協議会
飯能チーム所属 加藤明美選手
五輪3大会連続出場
日本ホッケー協会は14日、ロンドン五輪の女子日本代表「さくらジャパン」の16人を発表し、主将の山本由佳理や41歳の加藤明美らを選びました。
加藤選手は、秩父市出身で、HFCーHANNO(飯能チーム)に所属し、活躍中。2004年アテネ五輪から3大会連続の出場になります。
HFCーHANNOの今井直己総監督は、「ベテランの加藤選手が入ったことでいいチームに仕上がっているようだ。予選もいい成績だったので、期待ができる」と語っています。7月9日に市内で激励会も予定されています。
日本が入った1次リーグA組は世界ランキング1位のオランダ、開催国の英国、中国、韓国、ベルギーと争うことなります。
国際興業バス問題
学生、高齢者など乗降客増やす施策を
新井たくみ市議の一般質問
6月議会で①交通政策・国際興業バス路線維持、②空き家バンク制度、③農業問題、④シルバー人材センターを取りあげました。
新井市議は、「これまでのように、補助金を出すだけではなく、国際興業と市、沿線住民が同じテーブルで路線の維持や改善などについても考えていく条件ができたと言う立場で臨んでいくべきだ」と指摘した上で、次のように質問しました。
新井 乗降客を増やして経営を改善することが必要だ。そのためにも、バス会社への赤字補填だけでなく、住民への援助が求められる。昨年末に私が実施したアンケート結果では、3割程度の補助を求める声が44%、高齢者への助成を求める声が5割を超えた。遠距離高校生のバス代補助金の増額、高齢者もお金の心配なく気軽に外出できるようなパス制度など検討して頂きたい。
市民生活部長 今、職員の作業部会で色々な検証をしている。利用者に補助金を増額して相当経営が改善したというような事例もあるようなので、全国の事例の検討をしていきたい。
※檜原村は3ヶ月定期代の3割、岡山県玉野市は6割、京都の京丹後市は5割です。
シルバー人材センターの仕事確保を
新井 シルバー人材センターは、生き甲斐と言うより、経済的な側面から高齢者の雇用を支援することが求められている。しかし、厳しい経済状況で、高齢者の雇用は減っている。契約金額で前年度比3・23%の減だ。会員の就業率86%。年間2400円の会費を払っていても一日も仕事がないという会員が60人近くになっている。仕事量に不均衡があるのではないか。そうしたことから、376人の会員が、昨年度109人(3割)も退会している。どのような対策を考えているか。
福祉部長 庁内でもシルバー人材センター活用について依頼文書も出したところであり、できる限り活用していきたい。会員の雇用機会の拡大については、センターとしても努力していくとしているところである。
生活困窮者が増えるなかで、
介護保険料減免基準の公表を
金子としえ市議の一般質問
金子 今年24年から26年までの3年間の飯能市第五期介護保険料は、市段階で埼玉県で一番高い保険料となってしまった。今後、市として取り組んで行かなければならないのは、保険料の減免制度の周知、拡充ではないか?昨年、23年度、飯能市の申請減免は2件。狭山市では、60人の方が申請減免をしている。なぜ飯能市は、こんなに申請減免が少ないのか?
福祉部長 まず各市の事情が異なるという前提がある。介護保険料減免の3原則の範囲内で、介護保険法や飯能市の介護保険条例にもとづいて実施している。ご指摘の通り、飯能市の23年度の申請減免は2件となっている。介護保険制度は、将来にわたって維持していくためには被保険者にそれなりの保険料をご負担していただかなければならない。しかしながら、特別な事情がある場合は市役所の介護福祉課の窓口にきて相談していただきたい。
狭山市のように 減免基準を明確に
金子 飯能市の2件の申請減免は2件とも「生活困窮」とのこと。狭山市の申請減免60人の内21人が震災関連、39人が生活困窮である。飯能市は「特別な事情」に生活困窮が該当するということ。さらに、生活が苦しくて保険料の納付が困難であるという「生活困窮」の目安を市民に分かりやすく示す必要がある。窓口に行って相談するにしても、自分が該当しそうだ、減免が受けられそうだという目安が分からなければ相談にも行けないではないか。飯能市の2件の「生活困窮」による減免も職員が判断するに必要な減免基準が内規としてあって処理したのだろうから、それを市民に公表するべきだ。狭山市では、減免が受けられる生活困窮の程度を分かりやすく表にして広報やHPに掲載している。
福祉部長 減免基準の定めに従って、担当は事務にあたっている。執行するにあたっての手続き規定となっていることから、内容についての周知・PRは、今後、工夫していきたい。
金子 工夫とは具体的にはどういうことか? 福祉部長 現在の基準は表現がわかりにくく、なかなか理解しずらい。平易な分かりやすい表現にかえて広報はんのう等でPRしていきたい。
※金子市議は、このほか①介護保険=訪問介護サービス時間短縮の影響と実態②水道水の安全性、③家庭雑排水吸い込み家庭への補助金の増額④交通安全対策=国道299マミーマート出入り口付近の安全対策について質問しました。
<波紋>
小さな記事ですが、国土交通省が、被災地復興事業で新たな発注方式を導入したことが載っていました。これまでは各市町村が個々の事業ごとに設計と施工の発注をしていたものを、複数事業の、設計、施工を全てまとめて大手ゼネコンに「一括発注」できるようにし、計画や施工管理も発注先が代行するというのです▼素人にはわかりませんが、これって「惨事便乗型資本主義」がいよいよ東日本大震災を食い物にするために乗り出してきたのではないかということです。事業は丸投げ。全部ゼネコンが代行できるとしたら、市町村など無用の長物です▼国交省はこのモデル事業を7月から宮城県の東松島市と女川町で実施する方針だということですが、ほとんど議論もなしに復興の美名のもとにこんなやり方がまかり通ってしまったら住民による住民のための復興などどこかにいってしまうのではないかと心配です。