1805号
政治を変えよう!
閉塞打開の第一歩の年に
日本共産党飯能市委員会 金子としえ
最初に東日本大震災の被災者救援募金では、これまでに日本共産党中央委員会に12億円を超える募金が寄せられ、被災したすべての自治体と長野県栄村、JA、漁協などの団体に直接届けることができました。引き続く支援をともにすすめてゆきましょう。
昨年は、大震災からの復旧・復興、原発事故の完全賠償と除染、「原発ゼロ」をめざす運動をはじめ、消費税増税と社会保障の改悪に反対する運動など、政党・政派、保守・革新の垣根を超えて幅広い「一点共闘」が大きく発展した年でした。
一人一人の要求が政治動かす力
2012年は、こうした一つ一つの問題で国民が立ち上がる運動をさらに大きく発展させることが、新しい政治を起こす上で要となっています。
飯能でも若いパパ・ママを中心とした「放射能から子ども達を守る運動」や「公共交通を守る運動」が大きく広がっています。
民主党政権へと政権交代したものの、失望感が広がり、それなら自民・公明政権に戻すかといえば、それもいやだとなっています。 アメリカと財界にすり寄り、国民生活破壊の政治に次々カードを切る政治に国民の怒りは沸点に達しています。増税やむなしのマスコミに負けない的確な財源論を示して総選挙をたたかいます。財源論は国のあり方に直結します。
日本共産党は、今年7月15日で党創立90年を迎えます。『国民の苦難を軽減する』という立党の精神を発揮して、今年こそ政治変革の第一歩が始まったといえる年にするために広範な方々との対話と共同を大切にがんばります。
明日の希望が みえる年に
衆院議員 塩川てつや
同予定候補 梅村さえこ
昨年は、大震災、原発事故の被災者支援に奔走しました。明日の希望が見えるように、被災者の生活と生業の再建に全力を挙げます。社会保障改悪と一体の消費税増税は許せません。原発ゼロ、TPP参加断念、家計を応援する政策への抜本的転換をめざします。
公約投げ捨てで自民党と同じになった民主党。二大政党づくりが破たんしました。日本共産党の真価を発揮するときです。
いつあってもおかしくない解散総選挙。梅村さえこ さんとともに、国政の場で働かせてください。
飯能市・新成人 979人
成人式に741人が参加
9日、飯能市民会館で「平成24年度飯能市成人式」が行なわれ、新成人741人(対象者979人)が出席しました。
オープニングは、各囃子保存会、囃子連の新成人11人が祭囃子を披露。式典は、沢辺市長、大久保議長、和田県議が祝辞を述べ、『はたちのメッセージ」は、新成人代表の鈴木彩子さん、塩野拓夢さんが、新たな決意を述べました。
好天に恵まれた式場周辺では、旧友や恩師との再開に喜び合う姿があちこちで見られました。
学習の自由と
学習権の保障が損なわれる危険も
飯能市は、本年4月から公民館を地区行政センターに吸収して、市長部局の管理下に置こうとしています。市の当局者はセンターに吸収しても「公民館の機能は維持する」と説明していますが、公民館の形骸化が進み、本来の機能が失われないかと心配の声が広がっています。
飯能日高地域労連は、昨年末の12月27日に「公民館のありかたを考え、この問題にどう対処するのかを協議するため」に、所沢在住の細山俊男さん(社会教育・生涯学習研究所副所長)を講師に迎えて、『公民館は今のままで残してください!』と題した学習会を行いました。
細山さんは「公民館は戦後に制定された教育基本法や社会教育法に根拠を持ち、戦後の地域民主化推進の組織として出発しました。また、社会教育の機関としても地域において、大いにその役割をはたしてきました。その公民館の行政センター化には、①財政の合理化などの理由でのセンター化は地域の自治力向上にならない。②利用団体の受益者負担、有料化に道を開くもの。③市長部局への移管で、公民館の学習の自由と学習権の保障が損なわれる可能性がある。」などの問題があると指摘しました。
そして、「長野県阿智村では、地域に何か問題があると住民は公民館に集まり、学習会を開きます。そして村や教育委員会に提言していきます。そうした先進地域に学び、地域づくりのセンターとしての公民館の役割を深めていきましょう。」とむすびました。
今後のすすめ方として、事務局から ①教育委員会議や社会教育委員会議、公民館運営審議会の傍聴を計画しよう。②行政センター化を検討している担当課からの説明会(出前講座)を求めよう。などが提案され、参加者全員で確認しました。
飯能市少年大会 5・6年生の部 美杉台Aが優勝
第45回飯能市少年サッカー大会(飯能サッカー協会、飯能市教育委員会主催、毎日新聞社など後援)は8、9両日、美杉台公園などで開かれました。
市内の小学生たちで作る27チームが参加。5、6年生の部では決勝で、美杉台トゥギャザーAが飯能ブルーダージュニア5年を1対0で破って優勝しました。
そのほかの上位の成績は次の通りです。
【5、6年生の部】
▽優勝 美杉台トゥギャザーA
▽準優勝 飯能ブルーダージュニア5年
▽3位 加治サッカースポーツ少年団A
▽4位 飯能ジュニアサッカースポーツ少年団A
【4年生以下の部】
▽優勝 加治サッカースポーツ少年団C
▽準優勝 飯能ブルーダージュニア3年A
▽3位 飯能ブルーダージュニア4年A
▽4位 美杉台トゥギャザーD
市内の放射線量の測定結果
飯能市は、市内保育所1か所、森のようちえん、全ての児童遊園の放射線量を測定しました。
12月19日に保育所、児童遊園の局所的放射線量を測定。12月20日に森のようちえん、児童遊園の局所的放射線量を測定しました。
測定結果は左表のとおりです。
○測定値の評価
測定値は子どもの生活する高さである地表50cm上では、0.06μ?/h~0.13μ?/hでしたので、年間1m?の範囲内でした。また、地表1cm上においての測定値については、毎時1マイクロシーベルトを超える箇所はありませんでした。
波紋(コラム)
「猫伝」とあった題名を、「吾輩は猫である」とするよう勧めたのも虚子であったと関川夏央の「子規、最後の八年」にあります。この猫は1908年(明治41年9月14日に物置のヘッツイ(かまど)の上で死んだと、漱石の「猫の死亡通知」が出されています▼なんで猫のことかといえば、昨年の暮に家の老猫の「とら」が病気になり、三日間入院するという破格の待遇をうけ、元旦のお昼に無事退院するということがあったからです。「とら」はノラ猫が居ついてしまったもので、年齢は不詳です▼猫は入院すると一日一万円以上かかります。今も週二回通院しているので、一回数千円の治療費がかかります。馬鹿にならない出費です。それでもできるだけのことはしてあげたいというのが人情です。猫だけではありません。人間も必要な医療や介護をお金の心配をしないで受けられるような世の中をと願わずにはいられません。