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市内建設業者の仕事確保へ
住宅リフォーム助成制度が実現
建設業者の仕事が大幅に落ち込む中で、仕事確保は重要な課題です。埼玉土建労働組合飯能日高支部は、住宅需要効果が高い住宅リフォーム助成制度の創設を一貫して求めてきました。日本共産党も一般質問や予算要求で強く求めてきました。
飯能市の第4次緊急経済雇用対策で22年度から「緊急対策住まいの環境改善資金補助制度」(住宅リフォームの助成)を創設することになりました。
6000万円のリフォーム需要が
10万円を限度に工事費の5%を補助するもので、300万円が計上されていますから、約6000万円のリフォーム需要を喚起することにつながります。西川材使用住宅建設補助(限度額5万円)と併用も可能で、「そろそろリフォームをしないと」と考えていた市民の住宅リフォームを後押しするものとなります。
補助対象工事
①内外装の修理・修繕
②増改築および間取りの変更
③居室・浴室・玄関・台所・トイレ等の改良・改善。
④耐震補強に関する工事。
⑤その他これに類する一切の工事です。
施工業者
工事を行う業者は、市内に主たる事務所を有するものに限ります。
担当課は商工観光課(庁舎別館)です。
切実な要求大きな一歩
埼玉土建飯能日高支部 支部長 関谷 滋
建設不況が叫ばれる中、私たち建設職人が要望し続けてきた住宅リフォーム助成制度が、来年度から飯能市でも実施されることは画期的なことであり、大きな一歩で、多くの建設職人に希望をあたえるものです。
今後は、市民のみなさんが、より一層利用しやすい制度として、充実を求める運動を強化していきたいと思います。
給食の民間委託を検討?
教育次長が答弁
21年度から吾野小、東吾野小、吾中の給食室を廃止し、西川小に統合、南高麗中も南高麗小に統合されました。23年度からは二小を原市場小に、精明小を双小に統合する計画で、それぞれ改修の予算が組まれています。
教育委員会は、「統合してもこれまでのサービスは低下させない」と約束していましたが、これまで行われてきた「行事食やランチボックスができない」「味が落ちる」などの声が子どもたちや教職員から出ています。
二小の説明会では、歴史のある給食室がなくなることへの不満や給食費が原市場小の方が二百円高く、それに統一することに不満の声が出ていますが一回だけの説明会で強行しようとしています。
議案質疑のなかで、新井市議は、「共同調理になって、問題が指摘されているのに、検証も改善もせずに、さらに共同調理を進めることは許されない。調理員の退職不補充という方針を改めて、新規に採用すべきだ」とただしました。
教育次長は、「退職不補充方針は変えない。今後、一調理場一名の正規調理員がおけくなった場合には、民間の方にやっていただくことができないか検討する」と答弁、22年度、「給食の民間委託」を検討する意向を明らかにしました。
謹んでご冥福を
お祈りいたします。
前入間市議(3期)、元党地区委員長の金子健一さん、63歳が5日ご逝去されました。金子さんは、新電元に入社し組合運動を通じて入党。その後党埼玉西南地区委員長、入間市議として活躍されました。
双柳学童クラブ
小学校敷地内に完成
新しい双柳学童クラブが小学校敷地内に完成し3月23日からスタートすることになりました。双柳学童クラブの建物は、浅間保育所の拡張用地に、18年前中古プレハブを移設した建物です。既に耐用年数は過ぎ、傷みが激しく窓のサッシを伝って雨水が入り込んだり、テラスを支えている鉄柱はさびて折れたりしていました。その場しのぎの修繕のみで、子どもたちが過ごす場所としてあまりにもふさわしくありませんでした。保護者から早期の建て替え要望が度々出され、滝沢議員も議会で取り上げていました。市は双柳小学校の余裕教室の状況などを調査していましたが、小学校の敷地内に整備をする事が21年度に決まり建設工事が進められていました。
現在、児童数は53名、新年度は65名の予定となっており保護者からは「やっと広い新しい建物に移る事ができて本当にうれしい」と感激していました。
大規模学童の解消も
また、児童数71名以上の大規模学童クラブの解消も国から求められていましたが、該当する加治、一小については加治小学校敷地内と元一小学童クラブの跡地に現在新しい建物の建設が進められ、4月はじめには鍵の引渡しが行われることになります。
高校生など遠距離通学者の
バス代補助制度が実現
飯能市は遠隔地からバスで通学する高校生等に交通費の一部を補助する制度の創設を決め、26日開会の市議会に提出した新年度予算案に約500万円が計上されています。
高校生等の通学バス代補助は住民が強く求めていたもので、名栗村と飯能市の合併直後の議会で、新井巧市議の質問に、「実施の方向で検討している」と答弁していました。その後、「奨学金で対応できないか」などとトーンダウンし、昨年12月議会では、「検討してきたが難しい」と答弁していたものです。 党は、昨年4月の市議選でも助成制度を訴えてきました。6月議会では、内田健次市議のバス代助成を求める質問に「教育を受けやすくするための施策について、検討していかなければならない」と答弁していました。
1500を超える署名が大きな力に
日本共産党原市場支部と名栗支部は、「議会だけでは実現できないのではないか。署名運動に取り組もう」と10月から署名運動に取り組みました。署名用紙を5枚、10枚ともって取り組んでくれる住民や赤旗読者、学園祭で署名を集めてくれる高校生など運動が広がり、1500名を超える署名を12月議会前に沢辺市長に提出しました。こうした運動や住民の声が市政を動かし実現したものです。
補助対象は市内在住の高校、私立中学、専修学校などに通う生徒。最寄りバス停から市内を走る分のバス料金が年間定期で10万円を超える生徒に料金ごとに表のように助成します。420人程度が対象になる見込みです。
未給水地域の解消めざして
新たに山間地域給水事業開始
山間地域には19ケ地域400世帯の未給水地域があります。
日本共産党は、未給水地域の解消として、共同給水事業の実態にあった改善を一貫して求めてきましたが、山間地域給水事業として22年度から新規にスタートすることになりました。
事業内容を紹介します。
●事業対象は?
給水施設の新設及び改修・修繕及び維持管理に助成するもので、滅菌施設なども対象です。●補助率・補助限度額は?
新設は事業費の7割(ただし限度額一戸あたり70万円)改修・修繕は5割(ただし限度額50万円)維持費5割(限度額3万円)です。
●個人でも対象に?
これまでは共同事業でしたが、この事業は個人でも共同でもかまいません。
●申請はどのように?
約1000万円の予算が計上されています。 希望者は水道部に気軽に相談して下さい。
波紋(コラム)
ふと足元をみるといぬふぐりが咲いていました。目立たない小さな花ですが、春が来たんだということを実感させてくれます。オオイヌフグリはヨーロッパ原産の明治初期の帰化植物であることも最近教えてもらいました。すごいドラマです▼三寒四温とはよくいったもので、そのイヌフグリの上にも春の雪が降っています。冬に逆戻りしたような感じですが、ちがうのはその雪がつもらないことです。こんなせめぎあいを繰り返しながらも本格的な春の訪れはもうすぐです▼政治の世界では民主党政権の支持率が急落しています。肝心要の点で国民の期待を大きく裏切り、民主党も頼りない、ダメだという声が広がっているからです。日本の政治がせっかく前進の第一歩を踏み出したというのに、このままでは四寒三温ということになってしまいます。季節を逆戻りさせないためにも日本共産党の躍進が切実にもとめられています。