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不払い、医療ミスなど深刻な相談が
なんでも相談会に20人
日本共産党飯能市議団と埼玉土建飯能日高支部、飯能民商・清流道場、飯能日高地域労働組合連合会は二一日、一丁目クラブにおいて、「何でも相談会」を開催しました。
年に2回の相談会で、市民のSOSに応えようと始めた「何でも相談会」は、今回で12回目となりました。3万枚の案内のチラシを新聞折り込みをしたり、宣伝カーでもご案内を流しました。
相談会には、不払い相談4件、医療ミスの法律相談2件、相続などの相談3件、税金申告8件、その他3件など20人が相談に訪れ、弁護士、社会保険労務士、労働問題・多重債務問題などの専門家と日本共産党の4名の市議団が対応しました。
クレームを付けて支払い拒否
不払い相談では、大手の建設会社の住宅請負工事で、「納期が遅れた」とクレームを付けて640万円の支払いがされないもの、昨年夏の電気製品の取り付け工事36件について、「家主からクレームがあった」と支払いを拒否しているものや賃金の不払いなど切実な相談が寄せられました。
手術後に歩行が困難に
法律相談では、医療ミスと思われる相談が2件あり、手術後に歩行が困難になった40代の女性や5年前からある病院で血液検査をしていたが、肝臓ガンの心配があるからと主治医に言ってきたのに見逃され、他の病院に行ったらガンが進行していた(60代男性)などの相談がありました。
●住宅ローンが滞り、お店と住宅が競売にかかってしまった。●土地の境界でもめているがどう対処したらいいか。●うつ病になったが障害年金が受けられるかなどの相談に手際よく対応しました。
いつでもご相談を
「何でも相談会」は年2回の開催ですが、議員団の生活相談や民商・清流道場、土建、地労連労働相談は相談をいつでも受付けていますので、お気軽に御相談下さい。
国保税値上げしないで!
3254筆の署名を提出
飯能市社会保障をよくする会(会長・野尻一夫氏)は22日、飯能市議会・加涌弘貴議長あてに「国民健康保険税値上げ中止を求める陳情書」を提出しました。
商工団体・婦人団体・建設労働者・保育労働者などが参加する同会では、飯能市が4月から国保税の値上げを計画していることに対して、「今の深刻な不況で生活苦にあえぐ市民にとって、これ以上の値上げをされたら払えない。健康と命を守るためにも値上げしないでほしい」と国民健康保険運営協議会の傍聴や他市の状況も調査し、署名に取り組みました。1月から短期間に3254筆の署名を集めました。
この日は、新日本婦人の会飯能支部の本多芙美枝支部長と日本共産党金子敏江・山田利子市議も同席しました。
提出後、野尻一夫会長は「生活がこんなにも大変な時に値上げは許せない!引き続き、値上げ中止の運動をすすめていく」と語っていました。
参議院選挙勝利をめざして
新春のつどい開く
日本共産党飯能市委員会と同後援会は14日、参議院選挙勝利をめざして、新春のつどいを開催、140名が参加して、必勝の決意を固め合い、交流しました。
新春のつどいでは、第一部で各界で活躍する市民団体代表や後援会代表委員、4名の市議会議員が紹介され、夏の参議院選挙の埼玉選挙区候補の伊藤岳さんが記念講演を行いました。
伊藤氏は、候補者に決まって以降、多くの県民と懇談してきたなかで、ある農協組合長は、『自由新報』が送られてきても取る人は誰もないと話していたことを紹介、「自民党の崩壊が劇的に進んでいる」と語りました。同時に、民主党の半年間の政権には失望感が広がっていることを民主党政権を風刺した『サラリーマン川柳』を紹介しながら、『チェンジとは言ってたことを変えること』と後期高齢者医療制度などの対応を批判しました。伊藤氏は「一回の選挙で必ず国会に駆け上ると」決意を述べました。
二部では、すぎのこ民謡会の歌と三味線、お囃子で賑やかにオープニング。各後援会の出し物では、浪曲、舞踊、寸劇、大道芸など多彩な芸に歓声と大きな拍手が耐えませんでした。
全県で地域総行動
労組・市民が集会とデモ
今年の春闘行動として2・24地域総行動は、飯能日高春闘共闘会議・春のたたかい実行委員会の主催で、集会とデモ行進が行われ、10団体・80人の労働者と市民が参加しました。飯能駅南口に集まり、主催者あいさつ、日本共産党金子市議団長の連帯あいさつの後、埼玉土建労組、県職員組合、市教職員組合、JMIU飯能分会のそれぞれの代表から力強い発言がありました。 集会後に市内をデモ行進しました。参加者は手にしたペンライトを振り、通行人や住民にアピールしながら元気よく歩きました。
「国保税の値上げ反対」「労働者の雇用を守れ」「大企業は内部留保をはきだし賃上げにまわせ」「消費税増税反対」などのシュプレヒコールに、通りを歩く市民や商店の中から手を振る商店主の姿がみられ、多くの市民の共感を得られた行動でした。
日本共産党の一般質問
ぜひ傍聴にお出かけ下さい。
3月4日(木)15・20~
滝 沢 修
1、福祉問題
(1)はんのう ふくしの森プランについて
①計画が策定され地域での立ち上げが行なわれているが現状と問題点は
②プランの実行に向けて地域、市、社会福祉協議会の役割と連携について
③優先される交通問題について
(2)介護職場で働く職員の労働条件の改善について
2、区画整理問題
(1)元加治駅南口広場の整備見通しと南口開設について
(2)区画整理地内の動かせない土地問題について
3、交通問題
市営駐輪場について
(1)元加治駅北側の駐輪場入り口の改善と舗装について
(2)駐輪場整理員の待機所設置
3月5日(金)15・30~
新 井 巧
1、交通対策
(1)住み続けられる『元気な足』を確保するために
①高齢者の「足の確保」策と地域にあった交通対策を②第4次総合振興計画後期計画に生活交通対策の位置づけを
2、地域医療
東吾野医療介護センターの運営と医療サービスについて
3、消防広域化
市民への説明と住民合意をどのように考えているか
3月8日(月)11・10~
山 田 利 子
1、福祉問題
(1)保育所基準の規制緩和について市の見解を
(2)総合保育施設について
①第一保育所と八幡保育所を統合する考え方について②建設にあたってこどもの発達を保障するための充分な環境について
(3)保育所の正規保育士の4割方針を改めることについて
(4)公共施設のトイレの改修計画について
3月8日(月)13・10~
金 子 敏 江
1、総合政策
(1)景気・雇用・地域、暮らしを守る施策について
①大企業の下請単価切りの実態把握と是正措置
②シルバー人材センターの仕事おこしについて
③青年の雇用対策と生きがいづくりについて
2、教育問題
(1)学校給食の総合問題について(2)入学準備金制度の創設について
3、建設問題
「飯能市ゴミ処理施設整備基本計画」について
4、年金相談
「障害年金」についても相談できるように
5、交通安全対策
クリーンセンター入り口の信号機の改善について
波紋(コラム)
「中学生売春の空士長停職15日の懲戒処分」という小さなベタ記事の見出しをみて、どうして?と思ってしまいました。航空自衛隊入間基地所属の男性空士長は、昨年8月女子中学生にわいせつな行為をしたとして逮捕され、東京簡裁から罰金80万円の略式命令を受けていました▼「どうして?」と思ったのは、自衛隊の処分は身内にたいしてこんなに軽いものなのかという驚きです。他の公務員が未成年者へのわいせつ行為をしたら、こんな処分ではすまないはずです▼それに「児童ポルノ事件最多」と一面トップで取り上げながら、自衛隊員の起こしたこうした事件について、小さなベタ記事で済ましてしまう新聞の姿勢も甘い処分を許す温床になっているようです。調べてみると自衛隊には「罰金程度の罪は許す」という価値観があるようで、罰金を払ったのに文句があるかと恫喝されているような嫌な気分です。