新飯能1695
来年度予算要求ど~んと
日本共産党市議団が提出
10月14日、日本共産党飯能市議団は、市内各種団体からの要望をとりまとめ144項目の新年度の予算要求書と、その中でも特に緊急性を要する14項目を「重点要求」として本橋副市長に提出しました。
特に今回の要求書を作成するにあたって感慨深いのは、8月に行われた総選挙で、自公政権がつづけてきた国民生活破壊の政治に対する批判と怒りが政権交代の大きなエネルギーとなって自公政権を退場させ、「構造改革」に代わる新しい政治が一歩一歩進んでいることを実感しながらの提出であったことです。しかし現実には、きびしい市民生活が続いていることから市民生活を応援するために自治体がその役割を発揮するよう、景気対策、福祉、教育、環境など市政全般にわたって要望をまとめたものです。
○「地域福祉計画」の中で、早期に「足の確保」を事業化すること。
○特別養護老人ホームへの入所待機者は約150人。施設不足を解消すること。
○障害者の燃料費補助は、家族にも適用し新年度から実施すること。
○山手町用地に建設予定の総合保育施設は直営とし、第一保育所と八幡保育所との統合を前提とせず定数(120名)の見直しをはかること。
○東吾野医療介護センターの運営にあたって、患者の送迎、十分な医師・看護師の配置、市民参加の地域医療運営協議会を設置し利用者の声を反映させること。
○新型インフル予防接種助成対象を妊婦、慢性疾患のある方にも拡大すること。
○市奨学金は、希望者全員に貸与し返済が困難な人には減免制度を適用すること。新たに入学準備金制度を創設すること。
○新図書館の設計にあたっては、住民要望や先進的な環境施策を盛り込み、平成25年4月開館にむけて着実にすすめること。
○景観間伐や沿道間伐を積極的にすすめ、地権者との合意形成にも支援すること。
○飯能駅北口に駐輪場を設置すること。
○まるひろ東飯能店7階利用は止めること。
【重点要求】
◎公共事業の前倒し、小中学校の耐震補強工事など経済雇用対策を引き続き強化すること。◎子ども医療費無料化制度小学校6年生まで段階的に実施すること。
◎22年に値上げを予定している下水道料金・国民健康保険税の値上げをしないこと。◎未給水地域・共同給水事業への補助率の引き上げ、維持管理費へ助成制度を新設すること等です。
埼玉・後期高齢者医療広域連合補選
工藤薫さんトップ当選
埼玉県後期高齢者医療広域連合議会議員の補欠選挙(市議の部、欠員5、立候補6人)の結果が6日までに確定し、日本共産党の工藤薫新座市議がトップ当選しました。
この投票は、県内40市の市議(実施時点の在任数1020人)により市議会ごとに投票が行われました。補選には工藤氏のほか、市議会議長会の推薦する5氏が立候補しました。工藤氏の得票は、党議員数(142人)を上回りました。加川義光議員とあわせ2人になりました。
「核兵器をなくそう」は国際的な変化
原水爆禁止世界大会報告集会
原水爆禁止飯能市協議会は13日、富士見公民館で「09原水爆禁止世界大会報告集会」を開催しました。
代表の関谷滋さん(埼玉土建飯能日高支部長)の開会挨拶に続き来賓として山田利子市議が挨拶。 世界大会に参加した埼玉土建飯能日高支部の田中圓さんが、「オバマ米大統領の核兵器のない世界の実現を目指すという発言が話題になっていた。大会を通して感じたことは、人間と核は共存できないこと、世界には26000発の核が存在するというが、一日も早く、核兵器のない世界の実現に向けて取り組みを進めてほしいし、自分も核兵器のない公正な世界目指して頑張りたい」と報告しました。
講演では日本平和委員会の代表理事であり、原水禁世界大会の運営委員会代表の佐藤光雄さんが、「今まで運動してきて今が一番うれしいとき」と前置きして、今年1月のオバマ政権の登場と4月の「核兵器のない世界」の提唱、8月30日の総選挙で自公政権が歴史的な大敗で政権交代したこと。国連をはじめ、かつてない内外情勢の激動が続いている。2009年の世界大会で内外代表が協調したことは、今、世界を動かしているのは「核兵器のない平和で公正な世界」を望む人々の行動と選択である。2010年5月、NPT再検討会議に向けて1200万筆の署名を集めきる運動が提起されました。
住民要望を取り入れた
区画整理地内初の公園
建設すすむ 笠縫地区3号公園
笠縫区画整理地内で最初の公園の整備が進められています。場所は八高線の東側で西武池袋線と交差する付近です。区画整理地内でも子ども達が安心して遊べる公園の整備については住民から強い要望があります。今までも公園予定地などを遊び場として開放していましたが、ベンチや遊具などはなく遊び場としては不充分でした。
今回整備される笠縫地区3号公園(仮称)は、多目的広場、木漏れ日広場、フィットネス広場と分けてレイアウトされ目的に合わせて利用できるようになっています。フィットネス広場には、背もたれを丸くして座ったまま後ろに反り返り背伸びができるベンチなども設置され散歩の途中で一休みしながらストレッチもできます。また、木漏れ日広場には住民参加花壇も設けられます。
公園を作るにあたっての構想は、昨年、地元自治会を通じて意見や提案を住民から募集し反映させています。工期は来年1月29日を目途にしています。
平和の野外コンサートに150人
奥むさし・文化9条の会
9月27日(日)入間市、新しきを知る公園・野外ステージにおいて当会主催の「平和の野外コンサート」を開催しました。「青い空」の合唱でオープニング。応募に応えていただいたフォークソング、コーラス、マジック、「あらくま座」、サックスホーン・クラリネット演奏など次々に。楽しく交歓しました。また、地元いるま・九条の会をはじめ、ぶし・九条の会、マスコミ・文化九条の会・所沢、入間平和委員会、狭山平和委員会等の代表者が次々に登壇して挨拶。西武線沿線の平和と9条を守る交流にもなりました。特にこの中でマスコミ文化九条の会・所沢の代表として発言した大野裕さんは「当会の招きでたびたびイベントに参加させていただいていますが、特に文化で楽しくやっているのが素晴らしいです。私達も当会の経験、雰囲気に学んでいきたい」と同じ文化のつく九条の会の仲間として、大変貴重な有難い言葉をいただきました。
佐藤 弘
エクアドルツアーに参加した小林さん
ツアー日記を発行
本郷在住で埼玉土建を今年退職した小林光男さんが8月にエクアドルの子どものための友人の会(SANE)のエクアドルツアーに参加し、その旅行記を「みん坊のエクアドルツアー日記」としてまとめました。「みん坊」とは、光男さんの小さい頃のあだ名です。
ツアーの目的は、SANEの活動を理解し、現地の人々と交流すること。世界遺産であるキトやアンデス山間部を訪問し文化や歴史に触れること。持続可能な発展を追求するコタカチなどの農園を訪問し、地域発展の取り組みに触れることでした。
小林さんは言葉が理解できるようにとスペイン語教室にも意欲的に取り組んでいます。
スペイン語飯能教室
講師 杉田優子先生
希望者080-5193-4396 小林まで
波紋(コラム)
「みん坊のエクアドルツアー日記」を読みました。著者は小林光男、発行者・小林光男、発行所はひかり書房というのりのものですが、書いてあることは極めて生真面目なもので、二十時間もかけて地球の裏側のエクアドルにつれてゆかれた日本の煙草吸の哀歓が行間に滲んでいます▼英語の分からないみん坊が、機内でカナダ人の女の子とアメリカ人の男の子に挟まれて、頭越しの会話に孤独を募らせていくくだりと、その女の子がエクアドルにさしかかった頃、「ムーン」と窓を指さして中空に浮かぶ満月を、可哀想なみん坊に微笑みながら教えてくれた一期一会の出会いと別れは心に残ります▼ところで「この国のレストランはどこも店内禁煙で、私のような喫煙家にとって誠に居心地の悪い場所です」と小林さんはぼやいていますが、これを機会に「禁煙家」に転身してもらったら、喜んでくれる人も多いのではないでしょうか。