新飯能1678号
美杉台「あさひ山」が展望公園に
用地が事実上の無償譲渡に
開会中の6月議会に、美杉台中学校の西側、約3・6㌶の山林、あさひ山を展望広場や健康広場を配した展望公園とするための工事の契約締結の議案が提案されています。工事は、21年・22年と2年間の事業で、総事業費は9億6600万円で、内訳は、工事費が3億6000万円、用地費が6億600万円です。
市が都市再生機構と粘り強く交渉
今回、特筆すべきことは、この3・6㌶にもおよぶ公園整備の費用負担の内、地元自治体の負担が5億8400万円が飯能市の負担となるところでした。
しかし、この公園の土地が都市機構の区分内に含まれるていることから、都市機構と協議の上、市の負担とならないような「覚書」を交わしたとの報告がありました。 これは、都市機構が飯能市の要請に応えて、事実上、「無償譲渡」の形をとったものと理解していいものです。
自治体負担が増えるなかで
飯能市は、これまで大企業の開発行為に対して、地元自治体から企業に対して応分の負担金を求める「開発指導要綱」を適用してきましたが、公団の住宅開発については対象から「除外」してきたために、小・中学校や公民館などの公共施設の土地や建設費が自治体負担となってきました。
日本共産党飯能市議団は、この「開発指導要綱」の精神を公団開発にも適用すべきであると繰り返し主張してきたものです。
子ども達も大喜び
埼玉土建住宅デー
6月14日(日)、飯能市内6会場において、埼玉土建住宅デーが行なわれました。毎年恒例の包丁研ぎやまな板削り、網戸の張り替えが行なれ盛況となりました。またリフォーム相談や耐震相談など住宅に関する相談や、お子さんを意識した木工教室、焼きそばやかき氷などお祭り的な要素が加わるとともに、民商の似顔絵、医療生協の血圧測定など、地域の諸団体が結集した行事となり、地域の方に密着した取り組みとなりました。
木工教室では、プロの大工さんの指導のもとで、子どもたちが、慣れない手つきでノコギリやカナヅチを使いながら本立てづくりなどに取り組んでいました。
波紋(コラム)
梅雨の晴れ間の庭でアジサイが風にゆれています。アジサイは学名を「オタクサ」といい、名前をつけたのはシーボルトで、日本で一緒に暮らしていた女性の名前の“お滝さん”にちなんでこの名前をつけたといわれています。そんなことを思いながら見るアジサイはひと際きれいです▼心を洗われたような気持ちで党首討論を見ていたら、またじめじめした気持ちになってしまいました。もどかしさだけがつのります▼財源問題についても麻生首相は消費税増税は避けて通れないと言い、民主の鳩山代表は政権をとっても4年間は消費税増税はしないというだけで、軍事費の削減や、大企業・大資産家に応分の負担を求めることなど、一言も触れられないのです。世界で「税金は負担能力に応じて」という動きが強まっているなかで、そのことに言及できない「二大政党」なんて情けない限りです。