新飯能1639
県道歩道や河川整備など
県土整備事務所に要望
日本共産党飯能市議団では、5月から実施した市民アンケートや長年の市民要望などを盛り込んだ要望書を県土整備事務所に提出し懇談しました。県土整備事務所からは、道路環境部長、道路施設公園部長、河川砂防部長が対応しました。
主な要望事項
① 国道299号の事故多発地帯(井上・虎秀・平戸)にガードレール設置② 飯能郵便局から西武線、八高線交差点までの間が狭く、自転車、歩行者の往来が多く危険なので道路の拡幅整備を
③ 県道飯能ー名栗線、観音寺ー郷土館下までの張り出し歩道の改善と道路照明灯の設置を ④ 県道飯能ー名栗線、原市場たいらや付近から原市場中学校までの間、永田交差点から第2小学校までの間の歩道整備 ⑤ 県道原市場ー下名栗線に歩行者用ラインの実施
⑥ 県道二本木ー飯能線南町セブンイレブン~加治橋~阿須交差点までの歩道整備
⑦ 県道・国道に自転車通行帯の増設
⑧ 入間川矢久橋上流、加治橋上流、成木川・入間川落合合流点、阿須公園付近などのジャリの浚渫⑨ 県道入間ー富岡線の八高線ガード(阿須)の拡幅など15項目です。
八高線ガードは 早期に着手したい
各担当部長は、ていねいな説明をしてくれました。歩道や道路の拡幅については、用地買収がスムーズに行けば事業化できる。地元自治会などでまとめていただきたい。
1級河川の体積したジャリの問題では、関係する飯能市、入間市、狭山市の首長で構成する「入間川河川敷利用促進期成同盟会」で毎年要望しているとのこと。飯能郵便局交差点付近の、段差の解消と拡幅はマンションや住宅が密集していることから難しいこと。県道入間ー富岡線の八高線ガード(阿須)については「H20年度調査費をとった。できるだけ早い時期に着手したい」と述べていました。
今年もにぎやかに
わいわいまつり
7日、飯能市教育員会主催の「第18回みんな集まれ!わいわい祭り」が、富士見小学校校庭・体育館、富士見公民館を会場にして行われました。
飯能市子ども会育成会連絡協議会に参加している子ども達やボランティアの中学生、役員、職員など総勢851名が参加しました。ライオンズクラブ・ロータリークラブの方が自由工作やむかしのあそびコーナーを担当。
校庭では他にもペタンク、ドッヂビー&クラフトコーナー、午前中は体育館のダンボール迷路や富士見公民館のビーズ人形、万華鏡づくりには長い行列が出来る程、ポップコーンやかき氷などの模擬店もあり、子ども達は思い思いに遊びまわって楽しい一日を過ごしていました。
今年は新たに健康づくり推進室が「健康づくりコーナー」を設けました。午前、午後、駿大の狐塚准教授がテニスボールやバレーボール、フープを使って「コーディネーショントレーニング」を行い「体組成チェック」では組成計に乗るだけで、体脂肪率や脂肪量、筋肉量、基礎代謝量、体内年齢などを測り健康チェックが出来ます。担当者は「初めてのコーナーで最初は少なくどうかと思ったけれど、だんだん参加してくれ200名にもなった。健康相談のチラシを持って帰るなど、自分自身の健康に関心を持つきっかけになったのではないか」と語っていました。
またも年金からむしり取る
住民税も年金天引き!
4月から後期高齢者医療制度の保険料の年金天引きがはじまりました。全国で猛烈な抗議と批判が沸き起こって、政府も見直しをせざるを得なくなりました。
ところが、4月に政府与党によって地方税法が改正されたことを受けて、来年10月から個人住民税も年金天引きするという飯能市税条例の一部改正案が9月市議会に提案されました。
質疑のなかで、新井巧市議は、「天引きする理由は何か」とただしたところ、「納税の利便性をはかるものだと」と答弁。「納税者の利便性というなら、税金の納税方法は納税者が決めるという自主納税という観点から、自主納付の方法はあるのか」とただしたところ、「天引きしかできない」と答弁。全く矛盾しています。
年間12万円もの 天引きに?
これまで介護保険料と所得税が年金(65歳以上)から天引きされていますが、75歳以上の後期高齢者の医療保険料、65~74歳までの方は国保税が天引きされた上に、住民税まで天引きでは残りが無くなってしまいます。
月額15万円(年額180万円・65歳単身者)の年金で住民税が月額どのくらいになるか担当に試算してもらったところ、総額で年間11万7700円(月額9800円)以上になるというのです。
税金の場合、法令や条例では生活が苦しければ、行政と相談して分納や徴収猶予という手続きがありますが、この天引きでは、それすら活用できないことになってしまいます。
新井市議は「減免制度や納税猶予の権利をこの機会に周知徹底すべきだ」と求めました。
年金は社会保障として、高齢者の暮らしを支えるものです。「消えた年金」については、殆ど解決もできないでいるのに、生活費に当てる前に、なんでも本人の了解無しに天引きするのは、自主納税、生計費非課税の原則からの逸脱です。戦争を体験し戦後の日本をつくってきた高齢者を苦しめるやり方は絶対許せません。
資産家に対する証券優遇税制
一方、この条例案のなかには証券優遇税制が盛り込まれています。
上場株式等の配当及び譲渡益に係わる本則課税は、所得税15%、住民税5%の合計20%課税になっています。ところが、04年から住民税3%、所得税7%の合計10%の軽減税率が適用されています。 今回の改正は、これをいったん廃止した上で、新たに09年から10年までの2年間にわたって、特例措置を設けるものです。
また、上場株式等の譲渡損失と配当の間に損益通算の仕組みを導入するなど金融資産を持つ富裕層に対しては優遇税制を広げるものです。
長屋問答(日刊紙より転載)
定額減税だって?
熊 てぇへんだ。
ご隠居 どうしたい。
熊 政府が、おいらたちに減税してくれるんだってよ。ご隠居 ははあ、例の定額減税のことか。
熊 で、いくら減税してくれるんだ。
ご隠居 それがわからない。
熊 えっ、わからねぇのかい。で、ずーと減税してくれるのかい。
ご隠居 いや、単年度限りだ。
熊 一年ぽっきりてぇことか。で、減税するお金はどこからもってくるんだ。
ご隠居 それが、決まっていない。
熊 ええっ、それも決まってないのかい。ほんとに減税する気があるのかい。
ご隠居 政府の「緊急総合対策」では、こうなっている。「規模・実施方式等については財源を勘案しつつ、年末の税制抜本改革の議論に併せて引き続き検討する」
熊 その「年末の税制抜本改革の議論」ってなんだ。
財源は消費税?!
ご隠居 消費税を含めて議論しようということだ。
熊 減税だけじゃねぇのか。ご隠居 税制だけで考えれば、減税するためには、なにかを増税しないと財源が出てこない。
熊 まさか消費税増税?。
ご隠居 消費税増税について「決断の時期」といった福田首相のもとでの税制「改革」だからな。警戒しないといけない。
熊 ところでこんどの減税で公明党は、「「公明がリードし実現へ」って宣伝してるよな。なんか、変じゃねぇか。公明党はつい最近まで、減税を廃止しろっていってなかったか。
増税のみ実行
ご隠居 定率減税のことだな。一九九九年から景気対策として所得税と住民税を一定の率で減税していた。
熊 昨年、廃止されちゃったんだよな。
ご隠居 廃止を「リード」したのが公明党だ。「増税戦犯」といわれた。
熊 思い出した。
ご隠居 公明党は○三年に発表した「年金百年安心プラン」で基礎年金の国庫負担を三分の一から二分の一に引き上げる財源として、所得税の定率減税廃止(二兆五千億円)と年金課税強化(二千億円)をあげた。
熊 で、どうなった。
ご隠居 自民党と公明党が、増税の公約だけは、きっちり実行した。定率減税は○六年に半減、○七年に廃止された。政府によると、国税だけでも所得税の定率減税廃止と年金課税強化で二兆八千億円を超える増税となった。ところがだ。
熊 なんだ。
ご隠居 年金財源には、そのうち四分の一も回っていない。後は借金返しだ。
熊 大企業減税や公共事業や軍事費のムダ使いの尻ぬぐいかい。それは、ないよなあ。
ご隠居 与党内では、年金財源が足りない、やっぱり消費税を増税するしかないという議論さえある。
熊 いいかげんにしろってんだ。だいたい「景気対策」っていうけど、定率減税廃止などの庶民増税や後期高齢者医療とか社会保障の改悪をやる。家計をさんざん痛めつけたのは、自公政治だろ。
ご隠居 ごもっとも。
熊 顔洗って出なおしてこいってんだ。
波紋(コラム)
公明党は「緊急総合対策」に定額減税の実施が盛り込まれたことを「公明が政府を動かす」と手柄にして大宣伝。このことがよほどうれしいのでしょう。8月31日のNHKの番組でも同党の政調会長は「急激な物価高や所得の減少に応えるタイムリーな政策だ」と胸をはりました▼ニコニコ顔を見ていると、自分で川に突き落としておいて、善人ぶって救いの手を差しのべているような陰湿さを感じてしまいます。それもそのはずです。定率減税の廃止を真っ先に主張し「増税戦犯」と呼ばれたのは公明党です。この定率減税の廃止で、年収五百万円のサラリーマン世帯の住民税・所得税は年額約十三万円から約十七万円にはね上がりました。連動して国民健康保険料や介護保険料などが引き上げられ、雪だるま式の負担増が庶民の家計を直撃したのです▼「定額減税」は一年ぽっきり。財源も不明で、消費税増税に道をひらく可能性もあります。こんな選挙目当ての目くらましで、公
明党の悪政の数々を帳消しにできると思ったらとんでもないことです。