新飯能1633
7月から3回目の説明会
住民の意向にそった区画整理事業を
飯能市では、現在4地区で224・7haにも及ぶ区画整理事業が行なわれていますが、岩沢の南北地区99・6haは現行のまま整備を続けると百数十年間の整備期間となり、まったく見通しのないことから、行政施行では全国でも始めてといわれる区画整理事業の大幅な見直しが行われています。
住民の声をよく聞いて
既に、事業の見直しについては、2回にわたる住民説明会も開催され基本方針についての説明も行なわれました。今年度中には公聴会や縦覧などを行ない事業変更の手続きを終え、年度末には新しい事業計画を決定する計画となっています。
この様な事から、市当局も2回目の住民説明会以降、県など関係機関と協議を進めていましたが、一定の整備方針が示されたため、7月28日から第3回目の住民説明会が開催されることになり、18日、23日にそれぞれ岩沢南・北の区画整理審議会が開催されました。
神社境内なども活用?
今回、変更となる点は南部では継続地域が0・7ha増えますが、北部地区は2・3ha減少します。それぞれ道路整備の手法変更等によるもので南部地区では都市計画道路により宅地が分断される事などを防ぐために継続区域に変更したとのことです。また、地区内に整備される予定であった近隣公園、北部0・94ha、南部1・4haの具体的な見直しも示され、北部が2ヶ所、約0・7haと白髪神社境内の活用や南部地区では8ヶ所1・22haと見光寺や明王寺の境内の公園的活用などが考えられています。
除外地区は地区計画で整備
またこの間、滝沢議員は除外地域について、除外されても区画整理の都市計画の決定がある以上、建築制限により2階建以上や地下室などの建築はできないとされているが、今後、開発が予想されないのであるから建築制限は緩和すべきではないかと議会で求めてきましたが、今回、区画整理の都市計画決定からも除外される事になり、用途地域の指定範囲で建築が許可される事になります。
その代わりに除外地区については地区計画を位置付けることが必要になり、今後の建築については最低敷地面積120㎡、隣地の境界から壁面までは0・5m以上、塀はブロックではなくフェンスや生垣とする事などが求められますが、3回目の説明会にあたっては大きな変更点と言えます。
住民説明会は南部地区が7月28日から、北部地区は8月4日から始まります。
まだ、6割近い方が一度も参加していません。市の積極的なPRと住民参加が求められます。
携帯電話に災害情報
飯能市でのサービス始まる
飯能市はNTTドコモと契約を結び、災害発生時の被災状況や避難情報などを携帯電話で市民に知らせる緊急速報サービス「エリアメール」を開始しました。
市が配信するのは、避難情報・避難勧告や土砂災害警戒情報などで、あらかじめ自分の携帯電話で設定をしておく必要があります。受信は無料で登録は不用です。ただし、対応できる端末は、NTTドコモ発売の「906i/905iシリーズ」「706i/705iシリーズ」です。
災害情報は特に山間での受信が求められることから、ドコモではエリアを拡大し、当面、北川、虎秀、瀬尾、竹寺などにドコモ基地局を設置する予定になっています。なお今年度、全国瞬時警報システム(Jアラート)と自動応答装置の導入が予算化されていますが、このシステムの運用開始にはもう少し時間がかかるようです。
波紋(コラム)
物価の値上がりが止まらない。早々と夏休みをとった福田さん、なにか妙案を考えてくれたんでしょうか。新聞には〈ちくわ短く穴大きく〉の見出しがおどります。思い出したのはずっと昔に歌ったことのある「チクワ音頭」▼♪チクチクチクちくわの輪/輪が大きくなりました/大きくなったちくわの穴から/スモッグの街のぞいてみれば/ガッポガッポガッポ/値段が上がってしかめつら/母ちゃんなげくな夜明けは近い/一人が五人に呼びかけて/佐藤おいだせ たおせ自民党♪▼今から四十年くらい前の日本、ヘドロや光化学スモッグの公害、物価高でやはり庶民は苦しめられ、ちくわの穴も大きくなっていたのです。今回は穴が大きくなっただけではありません。長さも短くなってしまったというのです。夏休みをとっても政治を変える処方箋を福田首相はなにひとつしめすことができません。それならこんなひどい政治の中身を変革できる力のある政党はどの党かを、大きくなったちくわの穴からしっかりとのぞいてみたいものです。