新飯能1632
日本共産党演説会に300人
後期高齢者医療制度を追い込んできた日本共産党
7月11日飯能市民会館で開催された日本共産党演説会には、会場いっぱいの300人が参加しました。塩川てつや衆院議員、桜井はる子衆院比例候補が講演し、地元の橋本金吾、杉田実両氏が応援の訴えを行いました。
塩川てつや衆議院議員は、「いま後期高齢者医療制度廃止は国民多数の声となっている。怒りの大本は、高齢者への差別医療の導入にある。与党の見直し案は、厚労省内の仕組みを少しいじるだけ。差別医療制度の根幹を変えないままでは、国民、高齢者は納得しない。日本共産党は法案提出時から一貫して反対した唯一の党。国民世論に押されて政府与党は、野党提出の後期高齢者医療制度廃止法案を廃案にできず、次期国会までの継続審議扱いとした。ぜひとも国民世論の力で、自公に迫り、何としても成立させよう」と訴えました。
社会保障を口実にまた消費税増税
塩川議員は、「政府与党は、社会保障切り捨ての政治に対する国民の怒りの前に、社会保障財源として、消費税増税を口にしている。枡添厚労相は『社会保障はこれ以上削れない。だから消費税引上げの検討を』と言いだした。消費税導入後、国民が納めた消費税総額は188兆円にのぼる。その一方、大企業などへの法人三税の減税総額は160兆円。庶民の納めた消費税は、大企業減税の穴埋めに使われてきたのが実態だ。『福祉』『社会保障』を口実に、消費税増税を押し付けるのは許せない。消費税増税によらずとも、社会保障財源を確保できる。税金のむだづかいをただすこと。米軍基地強化のために3兆円も日本国民の税金を投入しようとしている。外国領土に米軍基地をつくるのに、なぜ日本国民が税金の負担をしなければいけないのか。また、米軍に毎年「思いやり予算」を2500億円も支出しながら、社会保障費の伸びを毎年2200億円ずつ削ってきた。これは「思いやる」相手が間違っている」と厳しく批判し、大きな拍手が起きました。
賞味期限切れの自民党には変わってもらおう!
落合在住の橋本金吾さんは、「加治橋架け替え問題で共産党と出会い、お世話になった。お年寄りいじめの政治を進める賞味期限切れの団体(自民党)には政治の舞台から去っていただき、日本共産党に頑張ってほしい」とエールを送りました。
病院守る先頭に
中山在住の杉田実さんは「市立病院を守るために奮闘している日本共産党が、市政でも国政でも大きく伸びてほしい」と衆院選、市議選での躍進に期待の声を寄せました。
参加して良かった
参加者の声
初めて参加した方に感想をお聞きしました。「勉強させてもらった。また次も声をかけてください」、「地元の方の話(加治橋架け替え工事で地域住民と共産党議員との改善運動)が味があって良かった」「市立病院を守る運動でも共産党の議員がいてくれるからこそ、飯能市民全体の問題にまで発展させることができた」「塩川衆議院議員の話は分かりやすかった」「国会で不安定な派遣労働を無くす、すごい活動をしてきたのだから、もっと詳しく聞きたかった」「会場いっぱいでみんながんばったんだね」など、たくさんの感想が寄せられました。
波紋(コラム)
前回「不滅という言葉がぴったりです」という最後の一行が落ちてしまいました。これがないとなんで「巨人軍は永久に不滅です」という長島さんの言葉が出てくるのか意味不明になってしまうので、読んでいてくださっている方がいたらよろしくお願いいたします▼15日は日本共産党創立86周年の記念日でした。市民アンケートにも「党名を変えたらもっと支持が増えるのでは」というご意見がありました。そこで多喜二の続きです。多喜二は不屈の闘士であっただけでなく、家族思いのやさしい人柄でした。原稿料が手に入ると「暑い盛りをよく我慢して暮らした君のお母さんを一日涼しいところで遊ばせるために使ってください」と弟の三吾に書き送っています▼多喜二だけではありません。党史には少なからぬ女性党員が、「党の若い時期に、自分自身も24、25歳という若さで、身をていして共産主義運動のなかではたらいたことは日本共産党の誇りです」と書かれています。党名には社会進歩の運動に命をささげた人々の思いがいっぱいこめられています。