新飯能1610
安全で豊かな給食を守ろう
豊かな給食を考える会が駅頭宣伝
「子どものための豊かな給食を考える会」は9日、飯能駅で小規模校の給食室統廃合と民間委託をしないよう求める宣伝と署名活動を行いました。 飯能市は、「行革」の名のもとに給食調理員の退職者をパート化してきましたが、このまま進めた場合、各校一名の調理員が配置できなくなるとして、小規模校の給食室を統廃合しようとしています。その後は、「民間委託を検討する」と議会で答弁しています。
考える会は12月27日に、第一次分として2391筆の署名を提出しましたが、3月議会中に第二次分を提出しようと運動を進めています。
雪が舞い散るあいにくの天候でしたが、縫いぐるみのアンパンマンも「飯能市の豊かな給食を守ろう。給食室の統廃合反対!民間委託反対!」のプラカードをもって登場しました。
手作りの学校給食は安全
小学校の先生方が、マイクを握り、「飯能市は地元の農産物を使った手作り給食でとても美味しくて安全とー評判です。中国の冷凍餃子などは使っていません。コスト削減の安上がり給食で子どもたちの豊かな給食を切り捨てるようなことがあってはなりません。ぜひ署名にご協力を」と訴えました。
通りがかった生徒や父母が、「先生、何してんの?」と声をかけ、次々に署名に協力してくれました。
あるお母さんは、「飯能市の給食が大変なことになろうとしていることを文化新聞で見て知りました。運動に協力したい」と親子で署名活動に参加してくれました。
給食シンポジウムを計画
考える会では、3月29日(土)午後1時30分から、中央公民館において、学校給食シンポジウムを計画し、給食の民間委託や食育の問題などを考えていくことにしています。
これで安心して渡れる
一小・体育館脇に信号機設置
飯能第一小学校西側にある川寺上野線と市道との交差点にこのほど信号機が設置され、今月21日に点灯式が行われます。 ここは、小学校、保育所、幼稚園など文教ゾーンにある交差点ですが、川寺上野線が全面開通したことから事故が多発しており、地域住民の皆さんや父母から「信号機がないと危ない。何とかしてほしい」という声が上がっていました。
山田とし子市議は、地域の声を聞きながら「事故が起きてからでは遅い、信号機の設置が必要」と建設工事中から議会の一般質問で繰り返し取りあげ、危険性を指摘してきました。また、警察にも申し入れるなど、地域のみなさんと力をあわせ実現することができました。 一小に通う子どものお母さんは、「今まで心配でしたが、安心して渡れます」と喜んでいました。
環境基本条例「素案」を提示
環境審議会開かれる
飯能市では平成8年に環境保全条例が施行され、その後、埋め立て規制などの強化が行われてきました。しかし、この条例は埋め立てやゴルフ場の農薬、水質保全など市域内の環境問題について、市と市民や事業者を対象とした条例となっていたことから、その後の社会や環境問題をめぐる情勢の変化に対応するため、現在、(仮称)環境基本条例制定に向けて準備が進んでいます。
12日に開催された環境審議会に、この素案が示されました。
市域環境を守り、地球環境の保全も
素案の前文では、「広大な森林や入間川と高麗川の清流など、豊かな自然とともに育まれてきた飯能市ではあるが、利便や物質的な豊かさを求め、資源やエネルギーを大量消費する社会活動により、自然の再生能力や自然浄化能力を超えるような規模となり、その結果、地域の環境問題だけでなく、すべての生物の生存基盤である地球の環境を脅かすまでになっている。健全で恵み豊かな環境を保全することは重要な課題であり、その環境を将来の世代に引き継ぐことは責務であり、市、市民、事業者の責任で人と自然が共生する街をつくり地球環境の保全に貢献することが、条例の制定目的と」しています。
今回の条例制定に伴い、今までの環境保全条例も改定され、また平成15年に策定された環境基本計画ついても改定の準備が進んでいます。
環境審議会に示された素案については、3月3日から28日まで、公民館やホームページ上で公開され市民からコメントをいただく機会も設けられています。
飯能唯一のセンター方式
名栗小中学校・幼稚園給食を試食
飯能市議会・厚生文教委員会が主催の学校給食試食会が8日に行われ、日本共産党の金子敏江・山田利子・新井巧市議など9名が参加しました。
後藤進校長先生から、名栗小学校校舎の案内をしてもらい、21年完成の新校舎や名栗の給食について説明がありました。
名栗地域の給食は、小学校・中学校・幼稚園を給食センターで運営する共同調理方式で、センター長を名栗小学校長が兼務しています。
配膳員がいないことから、配送車から各教室までの運搬が特に小学校で大変なこと、屋根がなく雨や雪の日の積み卸しはぬれること、補助金のでる学校とでない幼稚園の給食が一緒に運営されているなどの問題点が話されました。
この日のメニューは、唐揚げとかわりキンピラ、苺のデザートで、大変おいしくいただきました。
「分署に施錠は家庭と同様」の答弁に唖然!
山田 消防の広域化は、県に設置した『相貌広域化推進委員会が7ブロック(飯能・日高・狭山・入間・所沢、管内人口78万人)に分割し、再編する方向で「2012年の実現」の方針です。
山田市議 広大な山間地域を抱えていることなどからも、推進計画を軽々に進めることなく、飯能・日高の両市長が十分な協議を重ね市民の安心・安全を守る立場で自主的な判断を行うこと。
管理者(沢辺飯能市長)「日高市とも密接な協議をし積極的に取り組みたい」
稲荷分署の方向性は
山田 平成19年度からの第2次埼玉西部広域消防10ヶ年整備計画に、「稲荷分署は全体を一つの地域として捉え、場所、体制を考える。また、土地の貸借関係の推移を見て立地等の検討」とされている。稲荷分署の土地の貸借関係が切れるのは一年後。どういう立場で協議していくのか。
管理者(沢辺飯能市長) 広域化も含めて検討するが、西武は、どいてほしいというのが原則ですが、我々の方針をしっかり定めるまで多少の猶予を認めてくれそうである。
これでいいのか分署の体制
山田 西部広域消防の職員充足率は74・6%である。現在は、救急隊と援助隊が出動すれば分署は施錠し留守になる。稲荷分署では出動件数の多い日には10回以上にもなる。また、分署長の本部当直は分署勤務に引き続き入る。分署の充実を求めるが。
消防次長 留守に(職員を)置くのは無理で、鍵の施錠はご家庭と同様。10件以上の出動件数でも休みなく連続してではない。決して過酷な労働条件ではない。
山田市議は鍵の問題を「家庭と同様だ」という答弁に唖然。施錠が問題ではなく体制が作れないことが問題で財政難・効率化を口実に国のいうままに行革を進めた結果によるもの。国に対して声を上げるべきではないかと指摘した。
波紋(コラム)
鹿児島県志布志市四浦地区懐(ふところ)集落は二十人ほどが暮らすのどかな集落でした。冤(えん)罪事件がなければ、この小さな集落の名前を知らずにいた人も多かったのではないでしょうか▼事件は二〇〇三年の県議選で候補者とその妻が住民十一人に現金百九十一万円を配ったとして、県警が選挙買収事件をねつ造したものです。今年二月には無罪が確定していますが、警察は被害者に謝罪すらしていません。四日の日本共産党の仁比聰平参議院議員らの聞き取り調査に被害者からは「これは冤罪ではなく警察と検察がでっちあげた『犯罪』だ」と訴えの声が出されていました▼十三日の検察長官合同で鳩山法相は「志布志事件は免罪とよぶべきものではないと考える」と言ったのです。とんでもない発言です。「早くやさしいおじいちゃんになってね」「お父さんはそういう息子に育てた覚えはない」などの文字を無理やり踏ませる「踏み字」などの無法な捜査の数々もやむをえなかったとでもいうのでしょうか。人権に対する犯罪的な発言として許せません。