新飯能1598
たび重なる交通事故
一小体育館脇交差点に信号機設置の見通し
今年3月、都市計画道路・川寺上野線南工区の完成で国道299バイパスから図書館までの全区間が開通になりました。
全面開通したことで、中心市街地を通過する車両が激減し、車の流れが大きく変わりました。 特に「高麗横丁」付近の住民は、通過する車の排気ガスと騒音に年がら年中悩まされてきて、この問題が解消できたことは当事者の方々にとっては大きな喜びでありました。
ところが一方で、新しい道路の開通によって問題が生じています。
第一小学校前の一方通行の市道1ー64号線と川寺上野線の交差点で、一小側から飛び出した車が、川寺上野線を通過する車両に衝突する事故が頻発しています。
ここは、緩やかなカーブで見通しが悪く、小学校、保育所・幼稚園などが隣接していることから、以前から信号機の設置などが要望されていました。
一般質問でも信号機設置を要望
議会では、山田利子市議が信号機設置など安全対策を求め、市も街路樹の伐採や道路規制などの安全対策を講じてきましたが、事故が一向に絶えないことから、9月議会でも再度「信号機の設置を一日も早く」と求めてきました。
これらを受けて飯能市は、飯能警察署へ信号機設置を要望してきたものです。
11月3日の午前中に起こった事故は、ここの安全対策は、信号機の設置以外ないと思わせる事故でした。(写真)
翌週、共産党飯能市議団が、飯能警察署に緊急要望書を提出したい旨連絡すると、「確認したところ、ここで信号機の設置が意志決定されているので、よほどのことがない限り今年度中に設置できる見通しです」とのことでした。
近隣の自治会長さんにお話すると「開通式の時、みんな危険だと言っていた。早いところ設置してもらいたいね」と語っていました。
子ども医療費無料化年齢拡大を!妊産婦の無料検診増やして!
新婦人飯能支部が市と交渉
新日本婦人の会飯能支部(本多芙美枝支部長)が、子育て真っ最中のヤングママを中心に子育ての願いや、安全でおいしい学校給食を守ってと市福祉部、教育委員会と交渉しました。
最初に、市福祉部へは、①子どもの医療費無料化の年齢を、入院は中学校卒業まで通院は小学校卒業までの拡充。②今年4月から休祝日・夜間診療所の夜間診療が夜8時から夜10までの2時間に短縮されたことから、翌朝までの元の体制に戻してほしい。また、小児科医を常駐してほしい。③妊産婦無料検診を国が定める14回に増やしてほしい。というもので乳幼児医療費窓口払いがなくなったことで早めに病院に行くことができるので本当に助かっていることがこもごも語られました。特に、今年1月から県が無料化の年齢を1歳引き上げたので飯能市としても努力してほしいと強く要望しました。また、教育委員会へは、①全国一斉学力テストには参加しないこと。②市内小中学校図書室に専任の司書を配置してほしい。③新市立図書館は住民の声を生かして早期建設を。④学校給食の統廃合(第二小学校へは原市場小学校で調理したものを配送。吾野中、吾野小、東吾野小へは西川小で調理して配送。精明小へは双柳小で調理して配送)はやめて自校方式を守ってほしいと要望しました。
増税と負担増
市民いじめの決算認められない
18年度飯能市決算委員会終わる
9月末から行われていた決算審査が6日に終了しました。(日本共産党は新井巧市議が決算委員)
18年度の決算の特徴は、小泉構造「改革」による社会保障切り捨て、増税と負担増の押し付け、また地方自治体にたいしては、行革を押し付け、福祉の切り捨てを前提とした地方財政計画により、自治体財政の縮小を押しつけた年でした。
まず、問題点の第1は庶民大増税です。定率減税の半減、老年者控除の廃止、公的年金控除の縮小、65歳以上の非課税措置の廃止、妻の均等割非課税措置の廃止などで、市民に4億を超える住民税増税が強行されたことです。その一方で、企業の法人税減税の影響額は7千万円になります。
新井市議は、「大企業がバブル期より1・8倍もの収益を上げているのに、税金はバブル期の8割しか納めていない」として、不公平な税制について批判しながら、その一方で、「9年連続して収入が減っている庶民への増税は認められない」と批判しました。
市民を守る施策がない
第2は、格差と貧困が広がり、所得が減少する中での増税は、市民の暮らしを直撃しました。市民生活が大変なときに、市民生活を守る手だてとして、多くの自治体が税や保険料の減免制度や子育て支援、高齢者の負担軽減などの施策を講じているのに、飯能市は全く検討してこなかったと言うことです。こうした市の政治姿勢は認められるものではありません。
第3は、庁舎別館建設です。
この計画は、総合振興計画にも、新市建設計画にもなかったもので、耐震構造をもった庁舎建設がにわかに持ち上がった計画でした。19年度は本庁舎の耐震診断を実施しており、本庁舎の耐震化工事が必要になることは明らかで、また莫大な費用が必要になります。第二庁舎を数年前に購入してあるわけですから、別館建設を急ぐ必要はなかったのです。
第4は、飯能市「行革」についてです。
保健と福祉の将来を考える懇談会は、「飯能市立病院を①市立病院に入院機能を残す必要性は乏しい②どうしたら残せるかという検討姿勢で臨むべきではない③入院については、段階的に縮小し、将来は廃止する」という報告を出しました。しかし、素案をまとめる会議では入院の廃止まで結論づけていなかったのに、事務局主導でまとめたものです。しかも、広報に2度も入院廃止案を掲載し、市民に不安と動揺を与えた責任は重大です。
庁内の学校等給食検討委員会の報告についても、民間委託の方が高いという資料も示しているのに、決算質疑の中で「今後、民間委託について検討する」と答弁するなど民間委託化を当然視する姿勢はとても認められるものではありません。
その他、職員の定数削減で保育士や給食調理員などが臨時職員に置き換えられていることなども指摘し、反対しました。
危険なミサイル防衛構想
入間基地航空祭でPAC3の展示
航空自衛隊入間基地に今年3月、自衛隊基地として始めてPAC3(パトリオット3)ミサイルが配備されましたが、11月3日に開催された入間航空祭では、ミサイルを発射するためのランチャー(発射台)などが展示され関心を呼んでいました。今までも同様の展示は行われていましたが、展示物と観客の距離が以前より離され、警備も一段と厳しいものとなりました。
PAC3ミサイルは、他国から発射された弾道ミサイルを迎撃するものですが、弾道ミサイル攻撃を受ける可能性は、日本よりも米本土の方が高いと思われ、実際には、米本土に向かって発射されたミサイルを、自衛隊が米軍の下請けとして追跡することになりかねません。
アメリカと一緒になって進める危険なミサイル防衛構想(MD構想)は直ちに中止させましょう。
歌に、踊りに成果を披露
飯能中央老連が演芸大会
8日、飯能中央老人クラブ連合会主催の第28回演芸大会が中央公民館で行われました。
中央老人クラブの間野清一会長(原町寿楽会会長)は、河原の老人クラブが解散してますます会員が減ってしまい、14年には600名位だったが、今は458名になってしまった。役員も少なくなったので今年は補充した。一年間練習してきたその成果を存分に発表してください」と挨拶しました。
カラオケ、合唱、民謡、詩吟、舞踊、フォークダンス、フラダンスなど61の演目が披露されました。
今年の司会は原町寿楽会の新善夫さん、ナレーションあり、来場者へインタビューするなど、大いに盛り上げ、参加者は楽しい一日を過ごしました。
波紋(コラム)
殿ご乱心とでもいうのでしょうか。民主党ももうだめだよという声もきこえてきます。コーヒーを飲みながら、小沢代表の気持ちになってみようと思うのですが、そんなことはとても無理そうです。サッカーのオウンゴールみたいなものでしょういう意見もありました。自陣のゴールにシュートをしてしまう、あのポカのことです▼しかし小沢代表はポカやったわけではないよ。確信犯だから改憲も、自衛隊の海外派兵も意のままにできる大連立の協議に応じたわけでしょうと強い反論もありました。確かにそうです。小沢代表は党首討論も投げ捨てて、やらないと言っていた密談に応じたのですから▼わからないのは、世論をあざむく密室協議の責任も問わずに、民主党が小沢代表の続投をきめたことです。辞意撤回の記者会見でも小沢代表は自分の行動が間違っていたとは一言もいいませんでした。その代表の続投を拍手で決めた民主党は、「大連立」へ大きく足を踏み出したということなのでしょう。民主党にとって「自殺点」とならなければいいのですが。