新飯能1581号
「貧困と格差」解消、憲法9条守ろう!
女性の力で政治を変えよう
7・6女性のつどい開く
7月6日、日本共産党飯能市女性後援会主催で「女性のつどい」が開催。七〇名が参加して活気あふれる集会となりました。
最初に、ブラックパネルシアター「一本のえんぴつ」は、平和への願いが会場いっぱいに広がり感動を呼びました。
記念講演では、日本共産党新婦人内後援会代表委員の高田公子さんから、「30年間続けてきた家計簿調査で、収入は2倍弱なのに税金と社会保険料負担は4倍になった。格差と貧困を広げる政治の中で母子家庭はこの5年間で122万世帯・200万人を超え、女性や子ども達、若者もお年寄りも今の政治の中で痛めつけられている。『ワーキングプアー』は決して自己責任ではなく、政治が生み出したもの。1900億円あれば、子どもの医療費無料化制度を国の制度にして中学生まで無料にできる。この間、与党だけの強行採決は17回にもおよび、安倍内閣は、超党派で作り上げた『男女共同参画基本法』を敵視し、これこそが国を滅ぼす元凶だと言って基本法の廃止をめざすなど、時代錯誤もはなはだしい。憲法9条を守りぬき誰もが大切にされる政治を築こう」と、穏やかな口調の中にも、国民いじめの政治を何としても変えたいというヒューマニズムあふれる力強いお話でした。
言わせてください私にも
次に、参加者からの一言発言『言わせてください私にも』では、笑いあり涙あり。まず5人の子どもを育てる若いお母さんNさん:私の友達は、住民税が増税になって、パートに出て働くと言っている。子どもの成長に合わせて働くのならともかく、重税のために働きに出るなんておかしい。小学校6年生の担任をしているAさん:子どもの貧困は深刻。1クラスに5~6人は児童虐待や父子・母子家庭の子がいる。修学旅行に行くのに保険証がなく、父親が何かの時には全額払うので参加させてほしいといってきたことなど教師として胸を痛めている。
東京大空襲で肉親を失って、悲惨な戦争を絶対に繰り返さないでと涙ながらに訴えたYさん。
80才になったSさん:憲法9条守りたい。その一心で山沿いの一軒一軒を訪ね対話しています。年金が減って頭にきているKさん:広告の食料品を買いだめして生活防衛している様子を雄弁に語りました。今回の「女性の集い」は、これまで以上に「今度こそ」の思いが会場いっぱいに満ちあふれる力強いものとなりました。
くらし・福祉守れと
ゆかた姿で宣伝行動
7月8日、日曜日の「まるひろ前」で女性後援会が涼やかにゆかたを着て大宣伝を行いました。日本共産党が提案する「ストップ貧困、命を守る緊急福祉1兆円プラン」は、①国の責任で国保料を1人1万円引き下げ、保険証の取り上げを中止させること。②介護保険の保険料・利用料の減免を拡充し、人間らしい生活を支える介護サービスの水準を守ること。③ 小学校入学前までの子どもの医療費無料化を所得制限なしで国の制度として実施し自治体を応援すること。④生活保護の切り下げ、母子家庭への児童扶養手当削減など弱者切り捨てをやめさせること等。実現に全力をあげますと訴えました。
日刊「しんぶん赤旗」の<07私の選択>に作家の室井佑月さんや、元プロボクサーのガッツ石松さんが登場して、今の政治と共産党について語っています。
下水道 - 住民の望む整備を早く
第3回下水道審議会開かれる
下水道普及の向上などを図るとして、設置された飯能市下水道事業審議会の三回目の会議が7月4日に開催されました。
審議会では、平成18年度の飯能市の下水道の現況報告や浄化センターの処理状況、また19年度から24年度までかけて行なわれる、浄化センターの第一期再構築工事などの説明が行なわれました。当初は資料をもとに説明を行い、質疑を行なう予定でしたが、委員の中からは、下水道審議会とは資料を参考に報告を聞くだけの勉強会ではない、今後、どの様に下水道の普及を図って行くのか、昨年度、徴収した受益者負担金が5億円基金として積み立てられているが、活用方法なども含め十分に論議をして、一定の方向性を示す審議会とする事が必要との意見も出され、今後、下水道普及を図って行く上では、入間市や狭山市が導入している広域下水道の研究も必要との積極的な意見が出されました。
また、滝沢市議も区画整理事業の見直しにあたって、多くの住民が望んでいたのは下水道が利用できる様になること、この間の下水道部の考え方は区画整理側で道路整備が進捗しなければ下水道整備が進められないとの答弁であったが、下水道普及が進むように、道路の見直しをさせていかなければならない、積極的に対処すべきと指摘しました。
飯能市の公共下水道は、昭和41年から始まっていますが、後発の狭山市や入間市は、既に普及率が8~9割台になっており、入間市は飯能市との市境まで整備された場所もあります。
波紋(コラム)
室井さんは「政治とカネ」の問題が大事だと思うといい、「でも、民主党には追及できそうにない。企業からお金もらったりしているものね」とバヅサり。よく見ているなと思います▼ガッツ石松さんは憲法9条は変えなくていい。日本という国がずっと戦争しないで経済的に豊かになれたのも9条のおかげといい、「共産党って国会での質問を見ていると一番筋が通っている。他党の人も真剣に聞いているでしょう。本当のことをいっているからだと思うよ」と、高い評価でうれしくなってしまいます▼もちろん注文もあります。室井さんは共産党はもっと分かりやすく、特に若い人に向かって訴えたらいい」と。ガッツ石松さんは「共産党が野党の中でもイニシアチブを取れるようになってほしい」と。
共産党に伸びて欲しいという思いが伝わってきます。面白くなってきた政治戦、ともにがんばりましょう。