新飯能1549号
市立病院問題
あっという間に371筆の署名が
市立病院を良くする会が初めて駅頭宣伝
白衣にゼッケン、プラカード
飯能市立病院を良くする会は11日、飯能駅頭で、市立病院の入院を廃止しないよう求める宣伝と署名活動を行いました。
この行動には、住民、職員・看護師など25名が参加し、白衣にゼッケン、プラカードも用意して行いました。
時折、雨が強く降る天候のもとでも、多くの市民が足を止めて、署名に協力してくれ、一時間の行動でしたが、あっという間に371筆が集まりました。
市立病院でないと入院できないね
「私の知り合いも入院しているんですよ。せっかくある市立病院の入院を廃止するなんてひどいね」「そんな事が検討されているんですか。許せないね。がんばって!」などと励ましてくれました。
あるお年寄りは、配布したビラの民間病院との料金比較を見て、「私の年金じゃあ、市立病院でなかったら入院できないねー」と深刻な表情で署名してくれました。
市立病院を知らないという人も、「公立病院としての役割が重要だね」と話していました。
広がる運動の輪
市立病院を良くする会が発足して3週間ですが、この間に寄せられた署名は3000筆を超えました。市内の医院や介護施設、商店、ボランティア団体などからも「署名用紙を持ってきてくれ」と連絡が相次いで入るなど運動の輪が大きく広がっています。
母親は憲法改悪を許さない!
40回を迎えた飯能母親大会
11日、福祉センターで飯能母親大会が聞かれました。
今年は飯能母親大会40回記念の大会で、会場の回りに並べられた第1回から40回までを絵入りでかかれた「はんのう母親大会40回のあゆみ」の巻物は参加者に驚きと歴史の重みを感じさせるものでした。
第1部の講演は「教育基本法・憲法改悪を許さず、子どもを・平和を・くらしを・守ろう」と題して、元新日本婦人の会会長の井上美代さんが講演。「お国のために命を捧げる愛国心を養う教育をと教育基本法を改悪したり、憲法9条を変えて『戦争をする国』にしようとする動きは、世界の流れから見ると全く反対の流れであること。そして2年前に呼びかけられてスタートした『9条の会』が今5100を越える数に発展し、草の根から活動を広げていることに確信をもち、日本の明日を切り開く力をいま広げていきましょう!」と話されました。
第2部では、実行委員会の構成団体から「わたしの一言発言」で活動報告。直前まで飯能駅前で宣伝行動をして駆けつけてきた「飯能市立病院を良くする会」の看護師さんの発言は、参加者の大きな拍手を呼びました。
公共工事契約時に労働者の賃金確保など明記を
埼労連が秋の自治体訪問
国が地方自治体に対して交付税の削減や公務労働を「官から民に」押しつけているなかで、住民サービスを守るために自治体独自の主体性がますます問われています。
埼玉県労働組合連合会では、県内の自治体を訪問し、財政事情や施策について懇談する機会を持とうと「秋の全自治体訪問」を行っています。
11月14日、飯能市役所で埼労連本部役員と飯能・日高地域労働組合連合会(杉田実議長)を中心に市内の労組役員などと市担当課長との懇談を行いました。
あらかじめ提出してあった18項目の要望事項に市の回答をもらったあと、
1、ふじみの市で起きたプール事故に象徴されるように、市の責任で「業務委託」への安全・安心の確保をはかること。
2、自治体が雇用する臨時・嘱託・パート職員の待遇改善をはかること。
3、自治体が発注する公共工事については、下請けに至るまで適正な単価・労賃・労働条件が確保されているか指導すること。
4、雇用の確保・拡大のために自治体が発注する公共工事や物品購入は、地元業者へ優先発注すること。
5、アスベスト問題で、地元医療機関と協力し、専門医の配置とアスベスト検診ができるようにすること。また、民間住宅のリフォームや建て替えの際発生するアスベスト廃材処分料への助成や処分場の確保を検討してほしい。ー などの問題で約1時間にわたって懇談しました。
利用しやすい融資制度に
4市民商が自治体交渉
11月15日飯能市役所で、飯能、所沢、入間、狭山の4行政区の民主商工会が、合同で自治体交渉を行いました。
内容は、中小業者の命綱である制度融資の充実。特に今年3月に中小企業庁が、信用保証協会が行う保証制度について、第三者連帯保証人を「原則不要」とする考えを示しました。すでに埼玉県の融資については4月から運用されており、市町村が行っている制度融資については18年度のできるだけ早い時期に見直すよう指示しています。これは、連帯保証人が重い債務を強いられることが社会問題となっており、信用保証協会の債務保証機能をより強化しようというもので、中小業者にとっては朗報です。飯能市での対応について要望しました。その他、国保税、病院にかかったときの一部負担金の減免制度の周知徹底、多重債務者のかけ込み寺として活動する「清流道場」を紹介しながら懇談しました。
41店が出店 - 盛大に行われたくらしの祭り
12日、飯能市役所駐車場で飯能市主催の「はんのう生活祭」が出店数41店、来場者9000人で盛大に行われました。
天候に恵まれた会場には早朝から出店者が大忙しで準備をしていました。
飯能大工・建具組合、青果組合、農・林業組合、郵便局、茶業組合、福祉施設等、飯能市も抽選会場、農業委員会、森の番人、図書館などが出店し活気にあふれました。
地場産の野菜、手作り饅頭、焼きそば、焼き芋に、地元材を使った木工品や家具などを販売、JAいるま野では新米一キロ。農業委員会では肥料。森の番人では間伐材で作った一輪挿しをプレゼントしていました。
10時の花火の合図とともにお目当てのお店で買い物、また、売り手の上手な呼び込みについ買った客も両手に持ちきれないほどの買い物を下げて満足そうでした。
会場には特設ステージが設けられ、午前は双柳のお囃子、午後は飯能乱舞(はんのうらぶ)がよさこいソーランを踊り、盛り上げました。
波紋(コラム)
「自分のお母さんを愛しているのは自分のお母さんだから。世界で一番料理がうまくて、美しくて、賢いからではない。国についても、母なる国、母国、そういう愛の気持ちは大切」「日本には優しい人、美しい場所、すばらしい文化がたくさんある。そういうことを子どもたちに感じさせるような校外活動を増やせばいい。国を愛しなさいとか、毎朝君が代を斉唱しなさいとか、強制的なやり方ではなくてね」▼前回に引き続いて数学者ピーター・フランクルさんの言葉です。自民党や公明党の問答無用の教育基本法改悪案の強行採決をどう思ったでしょうか▼タウンミーティングで教育基本法改定の世論も、実は税金を使っての世論操作であることも明らかになりました。徹底究明の世論の広がりを恐れての暴挙です。許せません。