新飯能1539号
一時保育
いつ来ても安心 - もっと増えたらいいな!
平成12年から、美杉台保育所で子育て支援策の一環として実施された「一時保育」が、核家族の子育て世帯に大変喜ばれています。対象は、母親の就労形態が週2~3日程度の場合と、保護者の疾病、出産、冠婚葬祭などで緊急一時的に保育が必要になった場合や、保護者の肉体的、心理的ストレスをリフレッシュするために保育を必要とする乳幼児の家庭が対象です。利用している保護者からは、「学校の保護者会の時など大変助かっている」「仕事を探しにいくのにも預かってもらい助かっている」と喜びの声が寄せられています。
利用者は17年度では、年間延べ人数は1423名で、季節、月により変動があり、多い月は100名以上、少ない月でも60数名が利用しています。保育料は、一日1500円、昼食・おやつ代含めて1800円です。当日朝のキャンセルも大丈夫。こうした事業は、民間ではとても取り組めない、公立だからこそ出来る事業です。
保育室は窓がなく狭いけれど、壁飾りで奥行き感を出すなど子ども達が安心してあそべ、気持ちよく過ごせるように環境を整えています。現場の保育士さんならではの工夫とアイディアが随所に感じられました。お昼寝のあとのおやつを食べる子ども達の笑顔がとても印象的でした。
ニーズ高まる一時保育
所長さんは、「少しは仕事もしたいというお母さん達にとって一時保育は大変喜ばれています。一日10名が限度なので申し込みが多いときは就労日を2日にしてもらったりということもあって心苦しい」と語っていました。これは、保護者のニーズが高いことの現れです。近年の核家族化や父親の長時間労働の中で、自治体が子育てをサポートするのは当たり前のことで、実施から7年経過し、他の地域でも一時保育を実施してほしいという要望が出されていることから、設置保育所の拡大が求められます。
日本共産党の一般質問
13日(水)13~ 滝沢 修
1、住民の願いは下水道整備と雨水処理
2、学童クラブ①精明小学校区の学童クラブ問題②運営費補助金③大規模学童クラブ④双柳学童クラブの建替え⑤障害児保育⑥学童クラブについて教育委員会の考え方は
3、体育施設の指定管理者について①なぜ指定管理者にするのか②今後の進め方は
4、暫定逆線引き地区の市街化区域変更について
14日(木)11~ 山田 利子
1、障害者自立支援制度①利用者の負担軽減と事業者の財政支援について②障害者医療費の負担軽減について③障害程度区分認定について④地域生活支援事業について⑤基盤整備と障害者福祉計画策定について⑥国に向けて応益負担の撤回と制度の見直しを求めること
2、保育所問題①保育所の完全給食について②障害児保育について③一時保育の拡充を保育料について
3、川寺上野線・南工区の安全対策について
14日(木)14・10~ 新井 巧
1、公務の民間委託、民間開放と住民サービス①行政改革推進法、市場化テスト法成立と飯能市の「行革」方針について②適正な賃金確保・地域経済活性化のために③業務委託、臨時・パート問題
2、市立病院の今後の検討方向と住民の意向をどう反映させいくか
3、耐震補強、アスベスト対策を含めた住宅リフォーム制度の創設で建設業者に仕事確保を
4、遠距離通学者の助成制度について
15日(金)11~
金子 敏江
1、三ツ和総合建設業共同組合の元請責任
2、なぜ、公立保育所を廃止して民営化しなければならないか①移管、委託、指定管理者制度、民営化に対する考え方について②市がメリットとするものは何か、子ども達にとってのメリットとは何か③横浜市がすすめる保育園民営化での横浜地裁判決の重要性について
3、介護保険制度 軽度者に対する福祉用具の制限について
4、小泉内閣の庶民大増税から市民の暮らしを守る①庶民大増税の中止を
②「要介護認定」を受けている高齢者への「障害者控除」適用の積極的運用を③市民への「申請減免」の周知・徹底を
各種団体と予算要望懇談会
日本共産党飯能市議団
日本共産党飯能市議団は、予算編成を前に市内の各種団体と懇談を行っています。
各団体から寄せられた意見や要望は次の通りです。
新日本婦人の会飯能支部との懇談では、学童保育公民館の利用上の問題などや小児科や産婦人科の不足が深刻なこと、出産費用が60万円にもなるというなかで本格的な子育て支援が求められていることなどの声が出されました。
飯能市教職員組合との懇談では、小中学校の教職員への駐車料金徴収の問題や備品、消耗品など年々削減されている実態、健康診断の問題や学習支援教師を大規模校への複数配置してほしいなどの要望が出されました。
埼玉土建飯能日高支部との懇談では、特に飯能、日高地域で建設業者の仕事が少ないなかで景気対策を検討してほしい。入札における地元業者の積極的評価、建設労働者の賃金確保などの必要性が強調されました。
すぎのこ保育園労組との懇談では、「実態に見合った障害児加算を」「公私格差の是正」、公立保育所の民営化問題などについて懇談しました。
飯能市学童クラブとの懇談は、日本共産党以外の保守・公明の議員四人も参加して行われました。
学童保育の現状では、原市場、加治、一小、双小など大規模加算額の見直しと大規模解消、一小学童の体育館利用、双柳学童の建て替え、「障害児保育の加算額が半減されたり、一人親家庭の独自補助を実施しており、財政運営が大変になっているので、市の補助を実施してほしい」など深刻な声が出され、石田会長は、「安心して過ごせる学童環境の改善に議会として協力してほしい」と訴えました。
引き続き、市内の労組や民主団体と懇談を計画していますが、出された要望は、九月議会の一般質問や決算質疑、07年度予算要望書に盛り込んでいくことにしています。
保険業法はマルチ商法など共済を悪用する一部の業者を規制する目的で昨年改正されました。ところがその一方で、助けあいの精神でやっている共済も1000万円以上の資本金や保険専門スタッフが必要な「ミニ保険会社」にならないと運営できないことになり、互助会のような小規模共済にとっては重い負担となります。親が資金を出し合いボランティアで運営している知的障害者互助会などが対策を求めてきました。
しかし、改正保険業法の4月施行によって、小規模な互助会・共済が大幅な負担増になり、組合員の相互扶助という性格を持ち、まじめで堅実な運営をしてきた互助会・共済事業存続の危機に立たされています。
また、この法改正には保険分野で市場拡大を狙うアメリカと日本の大手保険業界の圧力があります。アメリカ政府は毎年、「日本政府への米国政府要望書」を出していますが、この中でも加入者に有利な共済は「じゃまになる」と「すべての共済と民間会社の間の競争条件の同一化」をもとめています。
この様な背景のもとに進められた、改正保険法問題に対して全国商工団体連合会は、「このままでは、まじめな業者が食い物にされてまう、なんとしても応じられない」と反対運動に立ち上がり各界に呼びかけると共に、署名運動に立ち上がりました。
障害者自立支援
公明=「福祉の党」? 改悪して改善求めて「成果」に
10月から全面施行される障害者自立支援法をめぐって利用者への助成や施設への支援を実施する自治体が広がっています。
そもそも障害者自立支援法は、多くの障害者団体や日本共産党が法制化に反対してきました。しかし、自民・公明が数の力で強行したものです。
今年、4月からの一部実施で利用者の自己負担が大幅に増え、施設利用を控えたりするなど、批判の声が大きくなってきたなかで、公明党は8月14日に厚生労働大臣に緊急要望書として「自己負担の軽減、施設運営の安定化」などを求めました。厚生労働省はこれに「追加措置」などとして若干の矛盾解消措置を回答しました。
9月2日の公明新聞では、この問題を大きく取り上げ、「地方議員や関係団体からの声を基にした要望だった。『福祉の党』公明党らしい成果だね」などと宣伝しています。
障害者団体や自治体の反対を押し切って改悪を強行しておきながら、改善を要望して「成果」などと宣伝するなんて、「公明党らしいね」とあきれられています。
みんな集まれ、わいわい祭り
850人が元気に参加
3日、飯能市子ども会育成会・飯能市・飯能市教育委員会主催の「第16回みんな集まれ!わいわい祭り」が、富士見小校庭・体育館、富士見公民館で行われました。
天気に恵まれ、会場には850人以上があつまり、校庭ではストラックアウト、ペタンク、ポイントゲーム、自由工作、たこ作り、昔の遊びコーナーなど、体育館ではダンボール迷路、ポップコーン、綿菓子の模擬店。富士見公民館ではロープ人形やビーズ手芸など盛りだくさんで、集まった子ども達はもちろん、親御さんたちも童心に帰って楽しんでいました。役員の一人は「年々子ども達が元気に校庭を走り回る姿が見られず、変化を感じる。この集いは、子ども達にとって大事なことが体験できるので、役員は大変ですが来年もぜひ続けたい」と語っていました。
波紋(コラム)
日本共産党の志位委員長が日本共産党の党首として初めて韓国を訪問しました。そして最初に西大門(ソデムン)刑務所跡につくられた歴史館を訪問したと聞いてえっと思った人も多かったのではないでしょうか。私など西大門刑務所のなんたるかをしらなかったのですから▼朴館長は「一年に5万人の日本人が訪れ、日本の過去を知り、日韓の友情をはぐくむ場となっています」と説明したそうです。西大門刑務所は日本の植民地支配に反対してたたかった独立運動家が弾圧、拷問、処刑された日本帝国主義の代表的弾圧機関とされています。志位委員長は「日本は過去の過ちに正面から向きあってこそアジアで本当の友人ができます」として「韓国を訪れるすべての日本人に、ぜひこの歴史館を訪問してほしい」と語りました▼「日本の戦争は正しかった」「植民地支配は正しかった」として靖国参拝を繰り返す人たちに聞かせたい言葉です。”「北朝鮮寄り」払拭行脚“などと揶揄している商業新聞には今度の訪韓の意義など見えてこないのでしょう。