新飯能1528号
東飯能駅東口駅前通り線不払い問題
下請業者に朗報! 未払い代金の支払いに見通し
日本共産党市議団は、昨年8月、東飯能駅東口駅前通り線道路改良工事にかかわって、下請け企業である共同企業体の一方が、工事代金を横領失踪したために、工事代金がいまだに支払われていない問題について、昨年12月議会で、市が公共事業の発注者として不払い問題の解決に努力するよう強く求めてきました。
六月議会での金子敏江市議の一般質問に対して、この間市が相当努力をして、一定の動きが出てきた状況が報告されました。
総合政策部長の答弁では、「破産の申し立てをした業者については、4月3日付官報に《破産の手続きの廃止》の公告が掲載されたことにより、最終的に債権回収の道は閉ざされたことになった。これを受けて、四月下旬に元請である三ツ和総合建設業協同組合に対してこの問題にかかわる元請けとしての対応方針について基本的な考え方を確認したい旨の申し入れを行ったところ、《前向きに対応したい》との回答があった。その後今月に入って、市内の不払いによる債権者と元請会社との話し合いが持たれ、現在ではおおむね良い方向にすすんでいる」と報告しました。
さらに金子市議は、「この話がどうまとまるのか最後まで見守る努力をしてほしい」と発言したことに対して、総合政策部長は、「この話し合いの最終的結果については、市の方に報告をしていただくように話しをしたい」と答弁し、この件での市の対応はこれをもって終了したい旨の発言で締めくくりました。
この間、日本共産党飯能市委員会は、「不払い問題対策本部」(常田邦夫本部長)を設置し、不払い問題の解決に向けて建設業法第41条を根拠法に、国から指定を受けた【特定建設業者】である三ツ和総合建設業協同組合は、何らかの事情で下請け企業に人件費・材料費の支払いが滞っている場合は、たとえ二重払いになっても元請企業がその責任を果たさなければならない。そのために国は、【特定建設業者】に適切な措置を講ずるよう勧告することができるというもの。市に対しては、公共事業の発注者としての責任を果たすべきであるという立場で取り組んできました。
六月議会での経過報告を受けて常田邦夫対策本部長は、「当初未払いの件は、市も業者もあきらめの雰囲気だったが共産党の提起で『良い方向』ということは本当にすばらしい事だ。市の奮闘に感謝したい」と語りました。
飯能平和行進 7月11日
核兵器の廃絶を
今年の世界大会が8月4日から広島で開催されます。県原水協は6、7月の二ケ月を世界大会成功のための特別月間として、昨年を上回る代表の派遣、500万の「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名の達成、国民平和大行進の成功、原爆症認定集団訴訟支援の四つの課題に全力を上げます。
5月6日に北海道の礼文島を出発した、柴崎康夫さん(山手町)は元気に秋田県の大館市(6月8日)に到着しました。自治体要請行動・カンパ、集会挨拶等の活動に旺盛にこなしています。今年の飯能市平和行進は左記の日程です。たくさんのご参加をお待ちしています。
7月11日(火)午前10時
集合・集会 飯能市役所*市内をデモ行進します。
入札問題 賃金確保など遵守事項として明記を
新井たくみ市議の一般質問の概要
新井市議は=市内業者の育成と労働者の賃金・労働条件の確保という観点から、落札基準に「地元労働者の雇用率」「労働者福祉」「自治体との防災協定の締結」「労務費水準」などを価格以外の評価項目とした総合評価にしていくことが必要だ。市外の大手業者が落札した場合でも、下請けに市内業者を使うことや市内の資材を使うことを義務づけることが必要。また、農水省及び国交省が積算に用いる労務単価を守ることなどを「遵守事項」として、明記すべきではないか。今年度から、川越市と本庄市が、「入札参加資格者の遵守事項」として、これらのことをしっかりと明記し、徹底を図っている。市も同様な指導が必要ではないかと質問。
総合政策部長は=自治体独自の総合評価は災害、除雪など市内業者を配慮している。経営状況の評価は国の動きも見極めたい。遵守事項については他市も参考に検討していきたいと答弁。建設業者の賃金についても、「公共工事は県の単価表を基準にしている。労務費は労使間で決めることになっている。それ以上どこまでできるか検討させてほしい」と答弁しました。
市立病院の役割は重要
新井市議は=市長は、「入院施設を廃止して診療所にということも有識者会議等で取り上げていく」と答弁している。医療改悪で医療費が大幅に増えていくなかで、高い病院から追い出された患者が、比較的安く入院できる市立病院があるということは非常に大事だ。採算面だけでなく、公的病院の使命が特に重要な時期にあるのではないか。有識者会議の構成と検討内容、方向性、住民参加や職員参加をどのように行うのかと質問。
沢辺市長は=今まで色々検討してきたが「決断すべき時期」にきている。国保運審、医師、住民の代表や経営の専門家などで構成し、できるだけ早く設置したい。吾野、東吾野地域説明会や意見を聞く会を開きたいと答弁。
新井市議は、「送迎や往診などのサービス向上、病院の充実と言う観点からも検討していくべきだ」と求めました。
「草の乱」エキストラの写真展
脚本家・加藤伸代さんが来飯し懇談
飯能市在住の「草の乱」エキストラメンバーが中心となり、マハロ双柳店で写真展を開催しています。6月10日、会場に「草の乱」や「ひめゆりの塔」「郡上一揆」など神山作品を支えている脚本家の加藤伸代さんが訪れました。加藤さんは、一枚一枚の写真を見つめ「ああ、あの場面ですね、みんな頑張ってますね」と感心していました。
エキストラによる写真展は全国初、「今の時期だからこそ、秩父困民党の精神を」と主催者のダーちゃんの会は見学を呼びかけています。 写真展は7月2日(日)午後5時まで、双柳マハロにて開催しています。(月曜定休日)
波紋(コラム)
朝、自転車で新聞を配っていると身休がだんだん元気になってくるようで気持ちがいい。気候がよくなったということや健康にいいということも少しはあるような気もしますが、なによりもガソリンが高くなったということが自転車配達を決意させた最大の理由なのかも知れません。自転車は新聞配達をするからと二年前に新車を購入してそのままにしてあったのですから▼その自転車で、雨が落ちてくるのを心配しながら走っていると、突然「その自転東止まりなさい」と向こうからやってきたパトカーに呼び止められてしまいました。その日はパトカーに二度ぐらいあっていたので、朝早くからうろうろしている怪しい者に見られてしまったのでしょう。自転車の登録番号をパトカーがセンターに確認して嫌疑を晴らすことができましたが、借り物の自転車なんか使っていたらどうなっていたことでしょう▼主権者である国民が、自己証明のためにおたおたするなんておかしな話ですが監視・警察社会がここまできているとすれば本当に怖い話です。