新飯能1523号
子そだて、平和 たたかって40年 新日本婦人の会飯能支部
14日、新日本婦人の会飯能支部の、支部創立40年を記念”あしたの平和・くらしのために”をテーマに「 飯能支部40年のつどい」 が富士見公民館で約150人が参加し盛大に行われました。
オープニングは、ハッピ姿のかわいい子ども達が踊る「 キッズソーラン」で始まりました。飯能支部長の本多芙美枝さんから、新しい婦人の組織を作ろうという平塚らいてうさんらの呼びかけに、1966年5月に飯能支部が創立したこと。当時三班だったが、今は班も増え、要求別の子組がたくさんできて活発に活動していること。つどいの準備段階で謄写版でガリ版刷りのニュースを発行していた時の苦労話や、子どもをつれてお母さん達の願いを対市交渉や県、国に向けた要請行動をおこなってきたこと。そういう中で、大きな問題では乳幼児医療費の無料化と窓口払いをなくすことができたことが報告され、「憲法を変えて戦争をする国にしないために、いまこそ力をあわせましょう」と挨拶しました。
40年の歩みの紹介では、新入学児の机の引き出しを公費負担に、保育所、学童保育所の作り運動、乳幼児医療費の無料化、窓口払いの撤廃を勝ち取ってきたこと、おこり地蔵の映画フィルムを公費購入させるなど、平和や文化面での取り組みもしてきたことなど幅広い活動が報告され歴史の重みを感じるつどいとなりました。
講演はアフリカの太鼓や世界の楽器を使ったシンガーソングライターのヤマザキヤマトさんの演奏がありました。
二部では、各班が趣向を凝らした発表で、和太鼓、わらべ歌遊び、エプロンシアター、ことば遊び、コーラスなど会場と一体となって和やか雰囲気でした。
日本共産党から山田利子市議が挨拶しました。
自民・公明が医療改悪法案を強行採決
反対署名を急いで広げよう
自民・公明両党は、高齢者の患者負担増などを盛り込んだ医療改悪法案を17日の衆院厚生労働委員会で強行採決しました。医療制度を根本から変質させるものですが、国民にはほとんど知らされていません。「法案のひどい中身が分かる前に強行してしまえ」というのが自民・公明の態度です。反対署名をさらに広げていきましょう。
痛み押し付け 法案のポイント
●国民の負担増
⊿現役並み所得(夫婦2入世帯で年収520万円 以上)の70歳以上の高齢者
2割→3割 (今年10月~)
⊿70歳~74歳の高齢者1割→2割(08年4月~)
⊿70歳以上の入院高齢者の食費、居住費負担増
月2万8000円増 (今年10月~)
⊿高額療養費の自己負担限度額引き上げ
●高齢者医療制度の新設(08年4月~)
⊿75歳以上高齢者から保険料徴収(年金天引)
⊿保険料を支払えない75歳以上の人からも保険証を取り上げる措置が可能に
⊿国保加入の65歳以上高齢者保険料(年金天引)
●保険のきかない医療を拡大する「混合診療」の実質的な解禁
●療養病床の大削減(2012年3月までに)
医療型療養病床(約25万床)を約15万床に大削減。介護型療養病床(約13万床)を全廃
一般質問が変わります
6月市議会から一般質問の方式が変わります。一年間試行と言うことですが、時間は一時間以内ですが、原則一問一答方式で回数制限はなくなります。飯能テレビで全時間生放送されます。①最初からの一問一答②一括質問一括答弁、二回目から一問一答③一括質問、一括答弁の繰り返しの三方式から選択することになります。
美杉台で人口減少の中 どうなる南台第二「めぐみの丘」
都市再生機構(旧公団)が施行する美杉台地区に続く南台第二・「めぐみの丘」の入居の状況と美杉台地区の人口変動について報告します。
南台第二地区は、事業期間平成8年~23年度、開発面積49・1ha(宅地21・6ha、道路・公園・緑地22・5ha、保留地5ha)、開発人口4000人となっています。
第一期分40戸で募集し、その後30戸追加されました。現在、入居の許可申請は80件出ていますが、実際の入居は30戸となっています。
土地については、定期借地権が設定さえているものが多く、美杉台地区では80坪位で売り始めましたが、南台第二では60坪位で区画を縮小しています。また、道路からのセットバックも美杉台では一㍍であったものが南台第二では70㎝としていて、購入の条件を緩和しています。
しかしながら、美杉台地区では、微増ですが都心回帰等による人口減少が起きており、計画人口の4000人についても不透明だと言わざるをえません。
美杉台地区は、平成元年に街開きし、計画人口8000人に対し、平成17年3月1日、5129人が今までの最多で平成18年4月1日時点で5076人と減少しています。
ふれあいサロンの補助金減らさないで - ほっとミーティングで
川寺、笠縫、前ヶ貫地域の『加治ふれあいサロン』立ち上げにかかわってきたボランティアの堺田さんは、「立ち上げから二年間は社会福祉協議会から一回一人100円の補助金が出されていてお茶菓子代に当てて楽しく運営してきたが、二年間だけではなくきちんと補助してほしい」と貴重な経験をふまえて発言しました。
社会福祉協議会では、ふれあいサロン立ち上げに際して二年間に限って、一人100円の補助金を出しています。開催に当たって事務費として一回500円、サロン保険を全員に期限無く出しています。その財源は、地域福祉基金(3億9000万円)の利子で運用されているために現在の低金利では、事業の資金を確保するのが難しくなっています。
現在、市内に12サロン、約5000人の会員がおり、一人100円の補助金で50万円が必要なために、社会福祉協議会ではこの費用を捻出するためにいろいろ見直しを行っていると言うことです。地域の協働をになうボランティアの活動を励ます市の姿勢が求められます。
寄り添い、見守る保育者の目 - 本橋萬智子さんの講演
飯能市手をつなぐ育成会の総会が15日に行われました。当日は事業報告や会計報告が行われた後、元名栗幼稚園園長で現在山村学園短期大学で講師を務めている、本橋萬智子さんの「出会いから学んだこと、教えられたこと」題して講演が行われました。
本橋さんは幼稚園の時に入所してきた障害児にきめ細やかに接し、子どもの良さ、特徴を引き出しながら、一緒に成長にかかわり、卒園をする時には大きく変わった子供の体験を語りました。
一人ひとりの子供達の成長には、その子の良いところを見つけ、伸ばすことの大切をうけとめました。
平和行進 礼文島を出発
通し行進参加の柴崎康夫さんからの便り
(5月6日礼文より)
出発の激励とカンパありがとうございました。まだ根雪が残るなかでしたが、快晴にめぐまれ、参加人員は20名でした。地元の人が「礼文の春は平和行進と共にやってくる」と言う言葉が印象的でした、残り81日すこぶる元気、シュプレヒコールの声も大きく響きました。
(5月13日旭川より)
ようやく一週間がたちました。自治体訪問も、署名、ペナント、募金と要請して募金で財政をまかなっています。旭川は北海道第二の都市で、行進も150名を越えていました。署名30分で150筆、参加者28名と雰囲気も違ってきます。桜前線もようやく旭川に届いたようです。
波紋(コラム)
料理番組の本に〈筍が持ち上げている光かな〉という岸田今日子さんの句が紹介されていました。食べることばかり考えている者とはさすがに目の付けどころがちがいます。地面に顔を出したばかりのたけのこが光をもちあげているなんてすごい発想です▼旬のものといえば、夕張メロンの値段にはびっくりしました。初競りでついた値段がなんと二玉で80万円、たかがメロン、されどメロンということなのでしょうが、どうも我々には旬の山菜を採ったり食べている楽しみのほうが大きいように思えるのですが▼山菜かメロンかの比較ではすまされないのが「かぎりなくできない非才、無才にはせめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいい」「落ちこぼれの底辺を上げることにばかり注いできた労力を、できる者をかぎりなく伸ばすことに振り向ける」という三浦朱門・元教育課程審議会会長の発言です。「実直な精神」というのは「愛国心」であり「戦争する国」に忠誠を誓えということです。こんなひどい教育基本法の改悪を許してはなりません。