新飯能1516号
重度心身障害・一人親家庭医療費
病院窓口で申請できます
3月議会で、重度心身障害者・ひとり親家庭の医療費無料化制度について、4月から病院窓口で申請できることが明らかになりました。
これは、埼玉県独自の医療費助成制度で、乳幼児医療費と並んで大切な県の4医療制度です。
現在は、3割自己負担分を一旦病院窓口で立て替え、市役所に申請書を出してその後口座に振り込まれるという形です。
障害者が医療費の申請のために市役所まで行くのは大変なことです。
これまで、申請手続きの簡素化や、さらに病院窓口で自己負担なしにしてほしいと関係者から強い要望が寄せられ、山田利子市議がたびたび議会で取り上げてきました。
4月から市内のほとんどの医療機関で実施されるということです。
また、年々所得が落ち込むなかで、負担の重い医療費を少しでも軽減できないかという切実な声が大きくなっています。
金子としえ市議は、3月議会の一般質問で、「国保の一部負担金の減免」に積極的に取り組むよう求めました。
所沢市では、生活保護課と国保課とが連携をとり、一部負担金の減免を積極的に活用しています。
最近の相談は、脳梗塞で入院が終わってもその後の療養期間が長くなり、高額な医療費負担が大変なので何とか方法はないかという医療費に関する相談が多くなっていることから、所沢市では具体的に世帯収入から家賃分を除いて、生活保護基準の1.3倍以内で減免を行っているということです。1回が3ヶ月適用になり、長引く場合は更新の手続きを行って延長することができるということでした。「所沢市のように飯能市も取り組んでほしい」との質問に「そのように取り組んでいきたい」と答弁しました。
飯能市議会 保守系会派が分裂
飯能市議会には、日本共産党、公明党、民主党の公党会派と保守系で作る自民クラブ(吉田・砂長)市民クラブ(安藤・内沼・椙田)新生飯能(加涌・大久保・小見山)新緑会(和田・加藤・鳥居)清新クラブ(武藤・柏木・野田・浜中)の8会派がありますが、三月議会中に、新生飯能と新緑会が解散、浜中、柏木両市議が清新クラブを脱会し、8名が無所属になりました。新しい会派届けの動きはないようですが、「丸広撤退後の丸広東飯能店を巡っての意見対立では?」などとの憶測が広がっています。
教職員にも駐車料金を - 和田議員の質問に批判の声
3月市議会の一般質問で、和田浩議員が「市内小中学校に私用車を駐車する教職員からも、市職員と同様に駐車料金を徴収すべきではないか」と質問したことに批判の声が広がっています。
ある教員は、「飯能市は広大で交通の便が悪い所の学校も多く、通勤に車を使う職員は多い。また、通勤だけでなく出張にも私用車を利用することが多いことから公用車に準ずる扱いとなっている。駐車料金をとるというのなら学校への公用車配備も必要になるのではないか」と怒りを込めて話しています。
入間市などでも駐車料徴収が問題となったが、職員組合や校長会などの反対で徴収しないことになったといいます。
「取れるものは何でも取れ」と言う和田議員の姿勢は許せません。
市民に負担増とサービス切り捨ての行革やめよ - 新井たくみの一般質問
ゴミ有料化やめよ
新井市議は、「行革」実施計画には「ゴミ減量の施策として家庭ゴミの有料化が平成21年に実施」と明記されている。地方自治法では、清掃は市町村固有の事務として位置づけられて、廃棄物処理法にも市町村はごみ処理を行うことが規定されている。つまり、税金で処理するということが明確にされている。財政が苦しいから有料化するというものではない。減量化が目的だとしたら、減量化の努力を市民と一緒に図ることが必要だ。また、減量に有効だとすればその根拠を具体的にしめすことが必要ではないか。と質しました。
市民部清水参事は、「現在、3155団体の内2436団体(七七%)で有料化を実施している。ごみの減量に有料化が効果があり、早期に検討すべきという方向が示された。有料化は避けられない」と答弁しました。
「行革」で消防を論ずる問題でない
新井市議は、日高消防署、稲荷分署の廃止問題は、平成16年11月に署所の適正配置に関する作業部会(西部広域事務組合)の検討結果として『現場到着時間の遅延が生じる。救える命が救えない、火災拡大の危険が増大する』として、2署の廃止は適当ではない」(報告書)と結論づけている。国が定めた消防力の基準では、西部広域消防の人員配置は270名のところ、200名で充足率は74%です。要するに人員不足状態です。消防署が忙しくていいはずがない。つまり、「行革」というサイドから消防署所の再編を考えるべき問題ではない。
沢辺瀞壱市長は、「きびしい財政状況にあることから消防についても改革をしていかなければならない。報告書は現状追認であり、再度検討を求めた。検討の中では、人員と機材の有効活用を図っていく。稲荷分署の敷地は借地(西武鉄道所有で21年まで)であり、更新はないと厳しく言われている」などと答弁。日高市の吉本市議が西武に確認し、広域議会で指摘した点と全く異なる答弁でした。
いつも陽気に音楽と文化の国
キューバへの旅⑥ 笠縫在住 菅間 徹
ヘミングウェイについて少し報告します。ノーベル賞作家のヘミングウェイは1938年から22年間首都ハバナに住んでいました。釣り、散策、テニス、射撃のかたわら家庭では57匹の猫と4匹の犬を可愛がり散策に出ては馴染みの店に訪れてラム酒のカクテルを飲んだそうです。そして創作活動にも専念し世界の文学史に残る傑作「誰がために鐘はなる」「老人と海」等などを発表しました。誰がために 鐘はなる」の印税」で夫人のために4haの広大な土地と家を買いました。邸内は補修中で中に入れませんでしたが白亜の建物で素晴らしいものでした。広い庭には大きなマグロを釣ったという愛用のヨットがそのまま保存されてました。邸内は広く擲子の木、カトレア、バナナ、等など南国を思わせる物でした。コヒマルは小説「老人と海」の舞台になったところでコヒマル湾には要塞跡もあり、その横の公園には地元の人々がヘミングウェイを偲んで建てた記念像がありました。私達もたたずまいが当時のままのレストランで昼食をとりました。飲み物はモヒート(ラム酒のコーラ割)です。レストランはとても人気があり盛況でした。キューバの国民だけでなく外国がらの観光客も好んで訪れるそうです。ヘミングウェイがさって45年が経過してますが人気は依然としてある事が判りました。古い映画ですがゲーリークーパーとイングリットバーグマン主演の「誰がために鐘はなる」がビデオ屋さんにあります。スペインのフランコ独裁政権に反対したレジスタンス活動のなかでの2人の熱愛を描いたものですが、最後は悲しい別れになるのです。
飯能駅北口に駐輪場の整備を - 自転車等駐車対策協議会開かれる
二十三日、飯能市自転車等駐車対策協議会が行われました。構成メンバーは、関係自治会長、西武鉄道、国際興業、JR、西武バス、飯能県土木整備事務所、自転車商協同組合、市議会議員などです。
飯能駅北口、南口、東飯能駅西口などの放置禁止区域に放置してある自転車の撤去状況は、平成十七年四月から十八年二月までに四百九十五台、バイク二十六台、昨年の同時期と比べて減少していますが、飯能駅北口が七割以上になっています。
山田利子市議は、西武ぺぺ側の歩道に多く放置され常に問題になっているのは、北側に自転車駐車場がないことが一因であり、北口に駐輪場の設置を求めました。他の委員からも「消防署稲荷分署脇の西武の土地を借りてはどうか」「自治体によっては鉄道業者から資金を出させている所もある」「レンタサイクルシェアリングなどはどうか」と、北口に駐輪場設置を強く要望する声が沢山出されました。