新飯能1513号
18年度予算 増税で個人市民税が3・6億円の増収に
- 3月定例市議会始まる
三月定例市議会が二日から始まりました。
三月議会では来年度予算が大きな議案として審議されます。
十八年度の予算総額は一般会計で、一・三%増の二三〇億円。上下水道、区画整理、介護保険会計など十一の特別会計を含めると四六四億円八千万円になっています。
歳入では個人市民税が、税制改訂(改悪)などによって一〇・四%、三億六千万円もの増収になっています。たばこ税も増税により四九〇〇万円の増収になっています。
歳出の主なものでは、必要性がない庁舎別館建設に五・九億円が計上されているほか山手町用地(平岡レース跡地)を買い戻すための基金が補正予算を含めて七億円、武蔵丘ショッピングセンターに併設する形で、「観光案内所・観光トイレ」建設も予定しています。
新たな事業としては、山間地域振興プログラムを実施する団体への助成、三〇種類の「エコツアー」の企画、明治期の土蔵店蔵「絹甚」の修復工事などが予定されています。
介護保険事業では、制度が変わったことによって、地域包括支援センターを新たに設置し、地域支援事業を進めていくとしています。
条例案では、「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律」に基づき、飯能市国民保護協議会設置及び対策本部の設置が提案されました。「十八年度、飯能市としての国民保護計画を作成するため」としていますが、いよいよ戦争を前提とした自治体での計画が具体化されようとしています。
乳ガン検診を希望者全員に - 新婦人飯能支部が市と懇談
新日本婦人の会飯能支部は、日ごろの福祉や教育に関する身近な要望を市政に届けようと福祉部長や教育次長と懇談しました。
福祉関係では、福祉部長、保健センター所長が応対し、①市民検診、特に乳ガン検診を希望者全員が受けられるよう充実してほしい。②小児救急医療体制の整備。③防災センターの休祝日・夜間診療所は内科、小児科となっているのに小児科の医師がいない。④福祉センター、保健センターの駐車場が狭く公民館や市役所の駐車場の調整をしてほしい。⑤幼児期~就学前の検診を充実させてほしい等です。
少人数学級でゆとりある教育を
教育関係では、教育次長が対応しました。要望書の内容は、①公民館に幼児用のトイレを設置してほしい。②市立図書館の立て替え。③学校図書館への専任の司書の配置と現在行っている図書整理員の増員。③小・中学校での少人数学級をさらに充実させてほしい等、要望と懇談を行いました。「新図書館建設」については、教育次長から、第四次総合振興計画の実施計画で平成一九年「基本計画」、平成二〇年「実施計画」と位置付けられたことからやっと動き出す見通しができたと報告され 参加された方々は、一日も早く実現してほしいと口々に訴えました。
障害者の負担増に対策を 障害者団体と市が懇談
二十四日、障害者福祉施設「かわせみ」では施設長、仲間の会の会長、保護者、同施設の福祉保育労日和田会分会執行委員長など七名が福祉課と懇談しました。
四月から施行される障害者自立支援法は、障害者や家族の実態をふまえ、新制度のもとで利用の制限や排除が生じないように、自治体としてしっかり説明し周知を図ること、そして実施責任を果たすために市独自に施策の確立を、とあらかじめ提出した要望書にそって、懇談しました。障害者から「ハローワークに行っても運転免許を持っているか、パソコンができる事が条件になっていて働きたくても働く場がない」。施設側から、「国の補助対象の開所日と比較して、土日、祝祭日、正月休みを取ると、日数が足りない、施設は千七百万円の赤字、さらに食費を百五十円減らすと百万円の赤字になる。出勤日を増やせばそれだけ利用者の負担は増えることになる。市として負担軽減を!。県で実施している障害者施策が後退しないよう強く県に求めてほしいと要望がありました。
担当課は、短期間の施行であるので説明の対応に連日追われている、三月三日の申し込み期限後も未提出の方には連絡を取り周知を図っていく。 限られた財政の中で、今ある資源を活用していく。心身障害者の在宅手当てについては検討課題と考えている。などが懇談の中で語られました。
アメリカの経済封鎖のもとで
キューバへの旅④ 笠縫在住 菅間 徹
キューバでも一九六七年までは税金がかかりましたが、現在は労働者、庶民には一切の税金がかかりません。九四年に税金を取る事を決めましたが実施されてません。ただし個人の商店、食堂、理髪店、そして個人の農家、外資系、国内のホテル等々は確定申告をして納税をします。国民の所得が低いので税金がかけられず様子をみている状況です。
選挙権は十六才以上の全ての国民に、被選挙権は、地方議会議員と県議会議員は十六歳以上の全ての国民が、国会議員は十八歳以上の全ての国民がもつ事が決まっています。任期は地方議員が二年半で県議会と国会議員が五年となっています。一九六一年に米国と外交が断絶して経済封鎖を受けています。そのためにキューバ社会を理解するためには、キューバがアメリカ帝国主義の干渉と対決するために革命後四七年経過してますか「戦時動員体制」とでもいうべき、特殊な政治体制をとっていることを理解しなくてはなりません。国連総会では、国連憲章において決められた神聖な目的と原則を尊重することを決めています。すなわち「諸国間の主権の平等、内部問題に対する不干渉・不介入、国際通商・航行の自由」です。これに対してあきらかに違反しているのがアメリカの対キューバ経済・通商・金融封鎖です。
二〇〇五年の国連総会における米国の対キューバ経済封鎖解除決議結果は賛成一八二・反対三・棄権一・欠席四で、アメリカ、イスラエル、マーシャル諸島、パラオの四カ国が反対してます。被害総額八二〇億ドルです。日本は九七年より賛成票を投じています。キューバ国民が切に希望している事は一日でも早い経済封鎖解除の国連決議です。しかしアメリカは「カストロ政権を早期に倒壊させる好機であり、一層の締め付け政策を検討すると述べています。この事を見ただけもブッシュ大統領が盛んに口にしている自由・民主主義の程度が計りしれると思います。
党市議団の一般質問
質問者 滝沢 修
3月9日(木) 10:50~11:50
1 自治体に求められる施策
国民負担がますます重くなる中で、低所得者世帯を守る自治体の役割は
2 区画整理問題
① 都市計画道路、双柳岩沢線と加治小学校付近までの街区道路について
② 換地設計の見直しについて
③ 阿須小久保線に係わる阿岩橋について
④ 阿須小久保線と下水道について
3 企業誘致問題
特定施設誘導地域の土地問題について
4 防犯問題
元加治駅の防犯パトロールステーションの取り組みについて飯能市の考えは
5 その他
阿須山中土地利用に広く市民の声を
質問者 山田 利子
3月9日(木) 15:00~16:00
1 福祉問題
(1) 保育所問題
① 公立保育所の民営化について
② 第一保育所は山手町用地に移転を
③ 八幡保育所の修繕について
(2) 妊婦の健診に歯科検診や歯科健康教室を
2 障害者問題
(1) 障害者自立支援法について
① 施設及び利用者の負担軽減措置について
② 聴覚障害者の手話通訳派遣制度について
③ 精神障害者の医療費の軽減について
(2) 障害者医療費の窓口払い廃止について
(3) 聴覚障害者の防災対策について
3 情報公開の問題
個人情報保護の問題について
4 まちづくりの問題
(1) 武蔵丘ショッピングセンター内の公共施設の見直しについて?
(2) 空き店舗のさらなる活用について
質問者 新井 巧
3月10日(金) 11:00~13:30
1 行政改革
(1) 集中改革プラン、行政改革実施計画について
① 職員定数について
② 学校給食について
③ 一般ゴミの有料化について
(2) 消防の合理化計画について
2 総合政策
相次ぐ増税と負担増で市民生活はどうなるか
低所得者に配慮した施策を
3 農林業問題
(1) 品目横断的経営安定対策で飯能市の農業はどうなるか?
(2) 生産緑地の追加指定について
(3) 地産地消、観光農林業の振興について
(4) 森林文化都市としての林業振興について
(5) 住宅周辺の森林整備について
4 人事管理
(1) 成績評価と一時金の差別支給について
(2) 合併にともなう賃金格差の解消について
5 教育問題
山間地域の通学路の安全対策について
質問者 金子 敏江
3月13日(月) 11:10~13:40
1 国保問題
(1)国保税の引き下げについて
(2)一般会計からの繰り入れについて
(3)滞納対策について
(4)分納のあり方について
(5)一部負担金の減免について
2 介護保険問題
(1)増え続ける負担増に対応する支援策について
(2)その他、諸問題について
3 人権問題
(1)DV被害の実態と自治体の支援策について
(2)児童虐待の実態と市の取り組みについて
4 雇用対策
(1)青年の雇用対策について
(2)障害者の雇用対策について
5 教育問題
(1)少人数学級の充実について
(2)学校図書館司書の配置について
6 福祉問題
在宅重度障害者の入浴サービスの充実を
7 観光行政
「飯能桜の森計画」について
8 道路環境
県道青梅-飯能線に照明灯の増設とフェンスの改善を