新飯能1504号
アスベスト除去工事を予算化 - 国も補助制度創設へ
飯能市保有の一五九施設のうち、アスベストの含有が疑われた二五施設、七五カ所から採取した検体を分析していましたが、富士見団地の一部や飯能第一小学校給食調理室など七施設十四カ所から基準を超えるアスベストが検出されたことから十二月議会の補正予算で、アスベスト除去工事費が予算化されました。また予算の関係から来年度に持ち越すものもありますが、工事は飛散防止対策を講じての除去工事となります。
天井材にアスベストが混入していた富士見団地では、天井をそっくり覆う飛散防止工事がすでに行われましたが、居住部分は二分の一の国の補助金がだされました。
飯能第一小学校給食調理室では、臨時的に天井を囲い込む工事を行い、冬休みに完全除去工事を行います。
九月議会では、埼玉土建飯能日高支部から、「アスベスト対策を求める」請願が提出され、全会一致で採択。国に意見書を提出しました。また議会の一般質問では、滝沢おさむ市議が、国の責任を追求し、自治体独自の対策を求めるなどしてきました。
こうした全国の動きの中で、国は補正予算で、「公営住宅、不特定多数が使用する公共施設、ホールなどは補助する。民間施設でも社会福祉施設は補助する。民間住宅についてもアスベスト対策について地域住宅交付金制度の中で補助を検討」など対策に踏み出しました。
埼玉土建飯能日高支部は十二月二十一日、市の担当者とアスベスト問題で懇談、「解体・改修、処理費用への助成やアスベスト廃棄物の不法投棄対策、相談窓口の設置」などを求めました。
武蔵横手駅 駅前広場が完成
武蔵横手駅駅前広場が完成し、二一日から供用開始になりました。
今まで送迎の車が交通量の多い国道に駐停車していたため、非常に危険で事故も多いところでした。十五年九月議会の一般質問で新井たくみ市議が取り上げ、飯能市の担当者が調査、西武鉄道や所在地の日高市との協議を積極的にすすめてきました。 十七年度予算で飯能市と日高市が工事費約一二〇〇万円を負担して、このほど完成したものです。
この駅は、東吾野、日高市横手地域の住民の利用が多く、「迎えに行ったとき停めておけないので大変だったけど、これで安心して送迎できる」と喜ばれています。中央部分には、駐輪場も整備され、明るい照明もついて自転車利用の方からも喜ばれています。