新飯能1498号
不払い問題 市は発注者責任はたせ! 党市議団が市長に求める
飯能市の公共工事・東飯能駅東口駅前通り線道路改良工事で、元請けの三ツ和総合建設業協同組合から新井建設・佑和建興共同企業体が二次下請けを行い、多くの孫受け企業の工事代金や新井建設への工事代金を未払いのまま、佑和建興社長が工事代金を横領・失踪し、下請け企業が工事代金の不払いで深刻な被害を受けています。
日本共産党飯能市議団と飯能市委員会はこの問題で、常田邦夫前市議を責任者に「倒産・不払い対策委員会」を設置し、関係業者の聞き取り調査を進めてきましたが、十一月四日に沢辺瀞壱市長と担当部長に面会し、下記のような「倒産・不払い問題の解決をめざして」という申し入れ書を手渡しました。
国や県の特定建設業の指定を受けている場合は、たとえ二重払いとなっても、元請け責任を果たさなくてはならないことになっています。
飯能市長への申入書
今回、市の公共事業・東飯能駅東口駅前通り線道路改良工事の完成に伴う佑和建興社長の工事費の横領・失踪、そしてJV片方の新井建設の倒産、さらに多くの孫受け企業への工事費不払いなど、忌忌しき事態が進行しています。
市もこの事件に関連した連鎖倒産を防ぐために対策委員会を新たに設置して奮闘されていることについては敬意を表する次第です。
さて新井建設もこの件に間しては当然の事として刑事告訴手続に踏み切っていますが、問題の工事代金を横領し、不払いのまま失踪しているわけですから、相当の時間がかかることは火を見るより明らかです。
しかしまじめに仕事を完了し、その労働者の賃金も支払われないと言う現在の状況というのは、まさに緊急異常事態としか言い様がありません。
ところで、このような異常事態を防ぎ建設業の発展を図るために、建設業法は四十一条に行政機関が特定建設業者に限り、指導・助言・勧告が出来るとされています。
今回の元請の三ツ和総合建設業協同組合は、大臣と県が認めた特定建設業者だと言われていますし、そもそも発注者が飯能市であります。当然の事として、支払いが遅滞した労働の対価としての適性と認められる賃金相当額を立て替え払いし、不況の中で深刻な立場におかれている零細企業に対し、適切な措置を講じなければならないと思うわけです。逆にこの四十一条の二項・三項のように法律で明文化されているということは、今回の事件で元請たる特定建設業の三ツ和総合建設業に対して、賃金や工事費の立て替えを事実上義務付している法律と考えられます。
以上の事から、飯能市は発注者という立場でありますから、飯能市がこの際、元請の三ツ和総合建設業協同組合に対して、適性と認められる労働者の賃金相当額や材料費や工事代金等の適正な額の立て替え払いをする事を指導助言すべきと思います。
以上。
道路の拡幅など安全対策求め 中央支部が対市交渉
日本共産党飯能中央支部は九日、市政懇談会や市民アンケートなどに寄せられた、地域の皆さんの切実な要望をまとめて市に提出。建設部長、交通防災課長と交渉しました。
図書館、中央公民館建設、第一保育所の移設など大きな問題もありますが、道路問題では中山天神様から県道までの雨水排水対策、東町交差点の雨水排水対策と路面整備、スカイラークから西武線踏切間の安全対策、中山「くし源」脇の道路拡幅、定期的な公園整備などを求めました。
交通安全対策では、西武線踏切(県土木事務所西)から八高通りへ直進する車は左折の方向指示器を出すようわかりやすい標識の設置、飯一小北側に道路照明灯の増設、危険箇所を示してカーブミラー、横断歩道の設置、などを求めました。
飯能民主商工会が中小業者の願い集めて対市交渉
十一月二日、飯能民主商工会(山下由治会長)では、昨年に続いて飯能市役所の各担当職員の方々との懇談という形で、長期不況の中で苦況に立たされている中小業者の切実な願いを伝えながら、話し合いがもたれました。今年は、入間市、狭山市、所沢市の民主商工会の役員と日本共産党の金子敏江、山田利子両市議も参加しました。
融資制度の改善について
①貸し付けの要件を中小企業信用保険法に定める要件(事業税、都道府県民税、市町村民税)以外の市税(固定資産税、軽自動車税)の納付が義務づけられていることから、利用しにくいという声があり、これを改善していただきたい。②特別小口融資(無担保・無保証人融資)の貸付限度額を現在一〇〇〇万円から一二五〇万円に引き上げてください。利子補給については、狭山市、所沢市が三〇%の補助を実施していることから、飯能市も実施してほしい。
仕事確保と街づくりについて
中小業者の生活実態調査を行い、結果を公表し施策を講じてほしい。小規模事業者登録制度の手続きの改善と公共事業を地元業者へ優先発注してほしい。大型店の郊外への出店が相次いでいる中で、商店街振興策を旺盛にすすめていただきたい。
国保税などについて
高すぎる「国民健康保険税」の滞納者に対して、「短期保険証」や「資格証明書」の発行を中止してほしい。国庫負担の増額を国に要求し、一般会計からの繰入金を増やして国保税を大幅に引き下げてほしい。国保税の申請減免基準を生活保護基準まで引き上げること。等どの問題も自営業者にとってせっぱ詰まった問題ばかりです。しかしながら、国保税については、国保会計への繰入金が全県四十一市中四〇位という最低レベルとなっていることは問題です。(平成十六年度決算)「財政が厳しいから」「相互扶助制度だから」と説明がありましたが、参加者からは、「命にかかわる医療の問題なので、繰入金を増やしてほしい」と強力な発言が相次ぎました。また、懇談の中で、消費者相談では、業者と被害者、市職員で三者面談を行い解決に当たっている事や新規起業家支援事業を行っている等話され、終了しました。
国民いじめの悪政変えたい!
あやべ澄子参院予定候補が市民と対話
衆院選挙で議席の三分の二を占めた小泉自公政権の暴走は国民に大きな不安を与えています。選挙後二ヶ月足らずの間に庶民大増税、憲法の改悪など次々と打ち出していますが、選挙中は郵政問題だけで一言も語らなかった事ばかりです。まさに国民は大きく裏切られたのではないでしょうか。日本共産党はこのような国民不在の政治にストップをかけるため、国会議員予定候補と一緒に、住民一人ひとりの意見や要望を聞きながら奮闘しています。六日の日曜日には、参議院埼玉選挙区予定候補のあやべ澄子さんと、市議会議員が一緒に市内の家庭を訪問しました。あやべ予定候補がこれから国民に押し付けられる増税の大きな痛みや平和の問題について話をすると、「この前の衆院選で自民党は勝ちすぎた、今でも苦しい生活がこのままでは成り立たなくなる。参議院選挙はまだ先だが今から頑張って、今度は是非勝って生活を守ってください」「憲法九条があるから、まだ日本は現状にとどまっている。変えられたらアメリカの言いなりに戦争に参加をしてしまう変えたらだめだ」などの多くの声が聞かれ、署名にも応じてくれました。あやべ予定候補は、「これからも市民一人ひとりと対話をすすめながら、国民いじめの政治を変えるために頑張りたい」と、雨の中一日中訪問活動を行いました。
銀座通りに活力 チャレンジショップがオープン
飯能銀座通り商店街に、空き店舗を活用した女性だけの「チャレンジショップ」が三日にプレオープンしました。本格的なオープンは二月の予定です。ここは今年七月に閉店した化粧品販売店の大家さんの「シャッターを開けておきたい」という強い思いを受けて、青年部が中心になりNPOの法人化に向け「フラップ飯能」を立ち上げると同時にチャレンジショップ開店に向けて準備してきました。 店舗面積は百平方メートル、七区画が用意され現在、手工芸、和服リメーク、まつげパーマ、ニットデザインの商品など六店が華やかに並んでいます。青年部(後藤修代表)は、「新聞を見て初めて飯能を訪れる人もいて、お客が入っている。これを機会に人が流れてくれれば」と活性化に向けた取り組みに張り切っています。お店の関係者は「お祭りではよく売れ足りないくらいだった、今後若い人が足を運ぶように工夫したい、街の活性化になれば」と語っています